もう、いい加減にしてー!!
「マオ様ー!おはようございます。マオ様は、ご朝食はお取りになられましたか?」
「おはよう。そういえば、まだ、だけど·······」
「それならマオ様、
そう言って、『ロノア』ちゃんは一つの弁当を取り出し、私に差し出してくる。
見た感じ、なんかヤバイ系のものはない、というか普通に美味しそうなものが入ってる…………。
そう、普通に美味しそうなものが入ってるんだけどね、いや、そこらへんは問題ないんだけど·········その、明らかに量が多すぎるんですけど!!
「ろ、ロノアちゃん?」
「ロノアとお呼びください」
「そ、それじゃ、ロノア。その、量がちょっと『多いいかなって』思うんだけど、その、ロノアも食べてくれる?」
「ま、マオ様がそうおっしゃるのであれば、
「それじゃ、一緒に食べよう!」
まだ時間もあるしね!
そうして、私達は一緒に朝食を取ることにした。
そうして、朝食を取り終わると、また学校に向けて歩き出した。
朝食に入っていたほとんどは、ロノアが食べた。
というより、入っていたもののほとんどが脂っこいものばかりで、すぐに胃もたれしてしまって、食べれなくなった。
決して、不味かったわけじゃないんだよ?
普通に、美味しかったは美味しかったんだけど、その、脂っこいものばかりだったから、全然食べれなかっただけだからね?
と、そんなことを思いながら歩いていると、
「マオ様、その、喉は渇いておりませんの?」
なんてことを聞かれる。
特に渇いているわけでもなかったので、
「いや、別に平気だよ?」
と答えた。
というよりも、その、『マオ様』って方をどうにかしてほしいと思い、言うことにした。
「その、ロノア。『マオ様』じゃなくて、普通に『マオ』でいいよ?」
「そ、それはできませんわ。これは、学校の決まりですの。ですから、その、それはできませんわ」
嘘でしょー!
というか、そんな変な決まりいらないんですけどー!
そうして、私は学校に着く。
はぁ~。
二日目だっていうのに、学校に着いただけで、なんか疲れてしまったような気持ちになる。
『それもこれも、〘インクプス〙のせいなんだから!!』なんてことを思いながら、私が教室のドアを開けようとすると、
「マオ様、どうぞ、ですわ」
なんて言いながら、私が開ける前にロノアが教室の扉を開ける。
すると、教室の扉を開けた音に反応して、教室にいた生徒『全員』がこちらを見る。
そして、『げっ、アイツが来ちゃったけど、どうしよう!!』みたいなことを思ってそうな顔をしていた。
「マオ様?どうかしましたか、ですわ?」
と、教室に入りかけて止まっていた私を不思議に思ったロノアが私に聞いてくる。
そんなロノアに対して、
「いや、別に········。気にしなくて、いいよ··········」
と、そう答え私は歩みを進める。
それに、『ピッタリ』とロノアがついてくる。
そして、自分の椅子に座ろうとすると、
「どうぞ、マオ様。お座りください、ですわ」
と、今度は椅子を引いてくれた。
うん、これはなんか違う気がするんだけど?
その、忠誠を誓う(奴隷のような感じだった······)という感じとなんか違う気がするんだけども······。
なんて言えばいいんだろ?
その、見の周りのことをしてくれる人、みたいな感じの。
えーと、えーと、何だったけな、、、、、、、あっ!!!
そう、メイドみたいなんだよーー!!
忠誠を誓うっていうのが、私の中だと騎士って感じのイメージがあって、内容が奴隷みたいで、実際の行動はなんというか、メイドに近いかなって、感じがする!!
てか、いろいろ混ざりすぎなような気がするんだけども·············たぶん、気にしたら負けな気がする··········。
「えーっと、それじゃ、ここの部分を~、マオさん。解いてくれますか?」
「えっ、その、はい········」
もちろん、考え込んでいたのは授業中だったわけで、、、、、、、、、、そんなタイミングに、先生に当てられてしまったわけだった。
そうして困っていると、
「ここですよ」
という声とともに隣の子が、今、先生が言ったその場所を教えてくれる。
そして、私はその『答え』を答えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます