入学することが決まったんだけど......。4
「本当にもう、どうしてそんなこと気にするの?早くに諦めてくれてたら、こんなことにならなかったのに......。どうして?」
「『マオ』さん、いえ、『マオ』様は知らないんですの?この学校では、勝負で負けた場合は、その人に『忠誠を誓う』決まりなんですのよ?」
「そ、それはしってるけど........。でも、そんなこと別にどうでもいいでしょ?それよりも、自分の体を気にした方がいいよ」
「『マオ』様。その、『忠誠を誓う』ということがどれだけのことかご存じないんですの?」
「えっと、どういうこと?」
「一度『忠誠を誓った』相手の命令などは、一切拒否することが『できない』んですのよ?もしかして、『マオ』様は本当にご存じじゃなかったんですの?ここの学校の特色ともいえるところなのですのよ?」
えっと、その、つまり、『ロノア』ちゃんはこれから、『私の言葉に逆らう』ことができないってことだよね?
『忠誠を誓う』というよりかは、それって『奴隷』じゃん!
つまり、この学校で勝負を挑まれたら、簡単に勝負しちゃいけないってことなんだよね?
それを、私はかなりすんなりと始めたような気がするんだけど!!
てか、『インクプス』は全然そんなようなこと教えてくれてなかったんだけど!!そんな大事なことは教えといてくれたっていいのに!!
てか、そういうことぐらい教えてよー!
「それで、ロノアちゃんはどうすんの?」
「それはもちろん『マオ』様に忠誠を誓いますわ。
あああーーー!どうして、どうしてこんなことになっちゃうのー!
もう、『インクプス』のせいなんだからねー!
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