私、『魔王』じゃないって言ってるでしょ!8
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ...............。」
さすがに、ここまで走って逃げてくれば、大丈夫だよね?
それに、ちょっと疲れちゃったし、休憩しよう。
そう思い、道の端に行くと、
「も、もしかして、ま、『魔王様』ですか?」
私はそんな声が、、、きこ、、、え、、、て、、、
待って!ちょっと待って!!はや、早すぎでしょ!!えっ?私が遅いの?やばい、とにかくやばい!!そう思いながら、後ろを見ると、少し困惑したような顔でこっちを見てる知らない『魔人』が、
「あ、あの、『魔王様』?な、何か、ご無礼をはたらきましたか?そ、その、ど、どうか、お、お許しください!!」
「わ、わた、私は、『魔王』じゃないんだってば!!」
て、どういうこと?わた、私が『魔王』だって、な、なんでわかるのー!!
いや、私は『魔王』じゃないんだけどね?
ど、どういうこと!!
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