私、『魔王』じゃないって言ってるでしょ!7
「えっ?」
待って、もしかして、
「ですから『魔王様』、私もそうするよう言われていましたので、、、」
この、『屈強な男』も、
「ま、まさかとは思うけど、あなたも悪魔なの?」
「えっ?あっ、いえ、その、はい。私も、悪魔です。『ビヒモス』という種類ですが、それがどうかしましたか?」
やっぱり!!てことは、
「もしかして、『リヴァイアサン』とかもいたりする?」
「いますよ、魔王様。」
ちょっとまって、つまり、この城の中には、たくさんの悪魔がいるのーー!!
「どうしました、魔王様?もう、諦めて『魔王』としてのつとめを果たす気になりましたか?」
「その、名前は?」
「な、名前?ですか?いえ、そんなものは存在しませんけど、、、それより、『魔王』としてのつとめを果たす気になりましたか?」
な、名前、ないの?
とりあえず、『逃げる』よね?
私は、『インキュバス』の隙をついて、
「ご、ごめんね!!私、『魔王』じゃないんだよーー!!」
そう言って、走って逃げることにした。
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