とある魔族の孤独

 偽教授孤独杯参加作。

【ごくごく簡単なあらすじ】

 二千年以上生きてきた魔族の少年が人間の少年と出会い、別れ、そして不幸に見舞われた彼のために復讐するお話。

【雑記】

 短いお話なんですけど、不老不死魔族レガリスの身を切られるような悲しみとか、敵討ちに燃える激情とか、自分の好みをこれでもかと詰め込んでみました。元々孤独だったレガリスが人と出会い別れたことでさらに孤独になってしまうというのは中々皮肉なものです。

 「別離の悲しみ」というのは書いていて好きなテーマで、過去にも「機械仕掛けの慕情」「閨怨の夢」「ヒューマナイズ・ラブロマンス」辺りで書いたのですけど多分これからも書きます。

 因みに西洋出身のレガリスが中国古典に詳しいのは作者の趣味です。

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