穢汙の泉
双葉屋クソ小説大運動会参加作。
【ごくごく簡単なあらすじ】
明の
【雑記】
「クソ小説」というのを額面通り受け取った結果生まれた一本。「真面目な顔しながら突如全裸踊りを始める」みたいな作風を目指して、敢えて硬い文体を改めずに脱糞描写を書くことにしました。
題材に取ったのは、明末清初の
この張岱という人物、妻子持ちですが美少年に目がなかったらしく、作中に挿入される美少年とのシーンはそこから来ています(妻子持ちとは言っても、三十代の頃に妻に先立たれた後は後妻を娶らなかったのですが)。中国は伝統的に割と男色の逸話に事欠かない地域ですが明や清の頃は様々な社会階層においてお盛んだったそうですね。張岱さんは生涯無官の遊び人だったのですが(張岱の父は科挙に落ち続けてとうとう挙人になるのを断念したそうで、それが影響しているという意見もあるようです)、一方で読書家で博識であったようなので故事の引用も無理なく行わせることができました。
【終わりに】
中国史の蘊蓄を挟むというスタイルは前作「お清と亀公丸」と変えずに所謂kuso小説というものを目指してみました。普段は「美少年という耽美性の塊であるものを扱う以上あまり下品に受け取られたくはない」みたいな所があるのですが(それは別として巻グソの絵を描いて喜んでる美少年ショタとかは可愛いかも……とか思ってしまう)、その辺の思考を一旦頭の中から追い出して全裸踊りをしてみるのも中々楽しかったです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます