暗号

視えなくて、探さない言葉の様で、狂気的に引っ張りまわす。

足を取ってくる雪が煩わしいけど、歩いて歩いて疲れ果ててしまうまで。

どこに足を入れるのか考えないまま歩いていたら、底なし沼に沈んでいくのかな?

不安な場所も足跡も、足音が聞こえなくなるくらいまでの雪の音。

その真っ白な床の上、沈み続ける沼になる。

誰にも分からないままでね。

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