第9章 拠点の整備
第81話 合同結婚式
転移してから1年半ほどが経ち、シャナが15歳になった。
シャナも成人したことになる。
これで世間的にも夫婦として認められた。
その夜、初めて夫婦の営みをすることになった。
シャナに不老不死の加護が発生した。
朝を迎え、シャナに加護の説明をした。
不老不死は俺が死ぬまで、病気や老化で死ぬことがなくなり、肉体的にベストの年齢まで成長したあと固定される。
年齢が過ぎてしまった場合には若返りベストの状態で固定される。
ただし、事故やケガでは死んでしまうので気を付けなければならない。
するとシャナからみんなとずっと一緒に居たいのでみんなにも加護を授けてほしいとお願いされた。
妻を増やしてもいいのか聞くと今の仲間であれば問題無いらしい。
それでファミリー全員にメリーナに貰ったスキル『不老不死』を説明した。
俺としては眷属契約をしているファミリーは一生面倒を見るつもりだったので受け入れる覚悟はすでにできていた。
戦闘メンバーおよびメイドちゃんたちはすべて妻になることになった。
1週間後に教会で合同結婚式をあげることにした。
結婚式の後で随時加護を与えることにした。
1週間後、結婚式を行った。
シスターのマリンとマリナの前で誓いの言葉を告げ、指輪をそれぞれの薬指にはめた。
すると天井から光が差し込み、メリーナ像が照らされた。
そして、女神メリーナが降臨した。
「お久しぶりです。メリーナ様。」
「本当に久しぶりじゃのぉ。スカイよ。」
「そうじゃない! なぜわらわを呼ばんのじゃ!」
「今か今かと待ちわびていたのじゃぞ! 呼ばれんから自分から降臨してしまったではないか!」
「あはは。すいませんでした。お忙しいのではないかと思いまして。」
「まあ良い。今日は新たに妻となったものたちにわらわの加護を与えにきたのじゃ。」
そう告げると妻たちが光に包まれた。
妻たちはユニークスキルとして『メリーナの加護』と『子孫繁栄』を授かった。
式に参加した招待客は突然降臨したメリーナに固まってしまった。
シルバー王もアワアワしている。
これで俺が本当にメリーナの使徒であることが証明されることになった。
メリーナは、もっとわらわを構ってくれても良いのじゃぞと言い残し、天に帰って行った。
その後、我が家の庭で披露宴兼焼肉パーティが始まった。
この日のために残しておいたオークキングやドラゴン、ミノタウロス等の最高の肉を放出した。
みんな大喜びで肉を食べている。
明らかに結婚披露宴のことを忘れているだろうと思う。
そして教会はメリーナが降臨した教会として有名になった。
数週間後、サーシャやスーザンが急に若返ったことで王妃マーガレットが大騒ぎをしたが、面倒なことになりそうなので不老不死のことは秘密にした。
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