第59話 学校設立

街の中にはまだまだたくさんの孤児がいるはずだ。

盗みなどをしてなんとか食いつないでギリギリの生活をしているかもしれない。

あるいは悪い奴につかまって奴隷に売られることもあるだろう

そんな子供たちを助けてあげたいのだが、無理やり連れてきても逃げ出すだろう。

そこで学校を作ろうと考えた。3食付きで寮も完備した学校にしたい。

丁度うちの隣の家も空き家なのでそこの土地を使わせてもらえないか王妃のマーガレットさんに相談してみた。マーガレットさんから王に話を通してもらい、土地をもらうことができた。借りるつもりだったが貰えるらしい。

 冒険者学校にしようと思う。でも、一般常識として文字の読み書き、計算も教える予定だ。冒険者の基礎知識、武術、魔法を教え、卒業後は冒険者で稼いでいけるようにしてあげたい。第4王女のマリアンにも通ってもらう。冒険者ギルドの出張所も作り、実践用にダンジョンも作る予定だ。こちらのダンジョンはマッキーに管理人代行をしてもらう。対象年齢は成人前の14歳までにする。


 Housingで校舎と寮を建てた。魔法用と武術用の2種類の訓練場も建てた。それぞれに壊れないように魔法やスキルで強化した。校舎の地下にはダンジョンが広がっている。こちらのダンジョンも死亡なしで全回復での復活、HPまたはMPが1/3以下になったら全回復の仕様にしている。死亡時の復活は入り口に戻ることにした。ちゃんと魔物討伐時にはドロップアイテムもあるし、宝箱も設置した。ドロップアイテムはギルド出張所で売却可能である。ギルドカードもちゃんと取得できる。


 あとは先生が必要だ。人材を探しに奴隷商店に行ってみる。

丁度良い人材をみつけた。元貴族の家庭教師だ。一般常識の先生として雇うことにした。元Aランク冒険者の剣士と魔法使いもいたので2人とも採用だ。この2人は以前にパーティを組んでいて、もう一人のメンバーに騙され奴隷落ちしたそうだ。あとは寮母が必要だ。元食堂経営のおばちゃんを発見した。母親的な存在になってくれるだろう。他に明らかに騙されて連れてこられたと思う子供や欠損のある子供たちをまとめて買った。欠損のある子はもちろん俺の魔法で治療した。今回買った子は最初の生徒となり、モデルケースになってもらい運営に問題ないか確認を行う。


 町中にこの学校を紹介する広告を貼り、生徒を募集した。ギルドや商店にも口コミで広げてもらえるようにお願いした。あと、ギルマスに出張所への職員の派遣もお願いした。あとは生徒が集まるのを待つだけだ。


 生徒たちの装備を忘れていた。大急ぎでオークの革の装備一式と鋼の武器を大量に作製した。行く行くは生産職の学校も作り、生徒たちに装備を作らせるようにしたいと考えている。

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