第39回「本願寺を叩け」 (2021年1月3日放送)

●火縄銃の弾が俺に当たるわけがないって宣言して、敵の目の前に突っ込んでいったのは、上杉謙信のエピソードじゃなかったっけ?

 信長にも、そういう逸話ってあったっけ?

 物語の尺が足りなくなってきたせいか、『信長狙撃事件』『光秀過労事件』『煕子の病死』をミックスしてきた感じ。


●明らかに体調が悪い人の「大事ない(大丈夫)」発言こそ、信用がならない。

 そこは、周りの人が鵜呑みにするのではなく、やんわりサポートしないとね。


●1575年といえば長篠の戦い(6月)があるのに、徳川に家の動向にまったく興味がない信長。

 当の家康も不満がたまってるぜ。


●織田家が大きな組織になる一方、信長自らが新政を行い続けているため、細部まで目が届かなくなっている印象。

 原田の家来というだけで、その者が潔白かどうか確かめずに折檻しちゃうぞ!


 本来であれば、トップの目の届かない範囲を、中堅の者にカバーさせる。

 現場の不満、歪みをつぶさに把握させ、時にはトップに諫言の材料とさせるような。

 そういう正しい情報取集の仕組みを作るのが、風通しの良い組織の条件だと思うんだけど。

 トップダウンが常の戦国の世にそれを求めるのは、厳しいか。

 いや、現代でもそれができている企業は、殆どなかったか…。


●『煕子』は、キャストが急遽変更になった影響なのか。

 最初のキャラ立てがやや弱かったまま、ここまで引きずってしまった印象。

 駒や、帰蝶くらい尺を使って、「ずっと光秀にラブでした」感を示せていればなぁ。


●駒は、煕子がお百度参りしているのだろうと、すぐに察した模様。

 光秀や足利義輝らとつき合う中で、『決意した人を翻意させるのは難しい』と悟ったのか。

 寄り添って話も聞くし、できる範囲でサポートもするけど、持論を押しつけるようなことはしなくなった。

 昔の駒なら、無茶なお百度周りを責めて、制止していただろうけどね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る