第25回「羽運ぶ蟻」 (2020年9月27日放送)
●明智光秀が麒麟の眼となって、
世の平らかにできる人物を探す作品だと確信したので、
『明智ズ麒麟センサー』と名付けまする。
●『麒麟センサー』が、
これまで最も、王に近かったと判断したのは【足利義輝】。
本人の器量は十分だったが、時節に恵まれなかったか。
光秀も義輝も、もっと早く会いたかったと称していた。相思相愛。
●【斎藤道三】については、
ある部分に関しては王に相応しいが、
ある部分に関しては【どちらかといえば(道三の人間性が)嫌い】と
いう判定。ケチなのと、家臣と信頼関係を築くことができず、
孤立したのが敗因だった。
●『直接施しをして、親身になって周りを助ける』のも
『施政者として、国全体を救う』のも
どちらも同じぐらい尊いと思う。
政治家と、ボランティアの人のどっちが優れているかと
問うようなものだ。とても、無粋。
●でも、どちらの活動がその人に向いているかという適正は
あって、僧侶出身の足利義昭は明らかに、前者だ。
相手の笑顔を目の当たりにできて、
モチベーションが上がるパターン。
何気ない身の回りの【おかし】を【いとおかし】と感じられる人なんだ。
●しかし、今回ついに、後者(政治家)になる判断を
下してしまった。
今後、いかなる権力を獲得したとしても
義昭は満たされず、孤立感を深めていくことになるだろう。
●これまでのドラマの【足利義昭】は、
信長に見捨てられた最後の室町将軍というゴールから
逆算したキャラクター像だけど。
元お坊さんというところからスタートすると、
ここまで、違った造形になるのが、いとおかし。
●【朝倉義景】は、
三国志における【袁紹】であるという位置づけみたいだね。
策謀もボチボチできるし、金も知名度もあるけど、
肝心なところで決断に踏み切れない。
国の大事と、子供の大事を同レベルで天秤にかける
点なんか、まさに、袁紹だ。
令和や平成のマイホームパパとしては、理想的なんだけど。
●麒麟がくるの世界の忍者は、とにかく優秀。
どの大名も、忍者力が70~99ぐらいある。
(最大値は99)
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