第17回「長良川の対決」 (2020年5月10日放送)
●さすがに、道三と同じテーマ―カラー(黒)にすると区別がつかないとの判断からか、義龍軍の旗印は緑色で統一されていた。
風水で、緑≒青とされ、木遁に属する。
●道三の黒は水遁。
かつて、義龍のイメージカラーは火の色である赤だった。
家督を継いだのを契機に、義龍は、水に虐げられる火の存在から、水を吸収する木の存在にパワーアップした――という風に解釈できる。
●なお、戦時中の明智家のテーマカラーは水色だけど、これは史実通り。
水色桔梗というらしいよ。
その上に、赤を身に着けているのは、メイン黒+サブ赤がテーマカラーだった斎藤道三の意思を引き継いでいるという、暗示かな。
●第1話では、義龍は、道三に認めてもらえないことに不満を持っていた。
そして最期は、道三が義龍に父と認めてもらえないことに、割と不満をもっていたご様子。
この点においても、義龍と道三の立場が逆転しているのが、面白い。
実は、双方とも一度は、相手に救いの手を差し伸べている。
だがプライドが邪魔して、どちらも受け取りを拒否っているのだ。
※ 道三は、息子の義龍に経験を積ませようと火縄銃の調査を任せたが、義龍は面倒ごとを押し付けられたとしか思ってなくて、投げ出した。
※ 義龍は、道三の命までは取らないと告げたが、道三は徹底抗戦した。
●総じて、道三と義龍は似た者親子であった。
でも、すれちがい宇宙。
●一説には、朝倉浪人時代の光秀は医者になって、食い扶持を稼いでいたらしいけど本作ではどうなるのか。
次回予告の映像から察するに、質素な暮らしになるのは間違いなさそう。
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