隊員のかたにおんぶされ二階の一室に案内された。氏名、住所等をきかれたのち眠りについた

　強烈な痛みで目が覚めた。どうやら足がつったようだ。もがいていると今度は腹筋がつりだしやがて全身が痙攣した。もだえていたら同部屋の方が隊員を呼んでくれた。彼いわく低体温症ですね、水飲んでくださいと言われ差し出された水筒で水を飲んだ

　症状がいくらか改善され深い眠りに落ちた

目を覚ますと夕暮れだった。とくにやることもなくそこら辺を散策してみる。あちらこちらに発電機があったのでまだ湿り気のある安物のトレーナーを排気ガスで乾かした

　夜になり夕食がだされた。五目ご飯のかんずめです。これはうまいなあーと感心して食べていたのだが同部屋の人達は口々にまずいといっていた。隊員の方たちはおそらく何も食べていないだろうによくそんな事言えるものだと憤る

　食事を終え廊下のストーブで暖まる。iPhoneの充電器がどうのこうのと自慢気にしゃべっている女がいた。俺の部屋にストーブがないと怒っている人もいた。隊員のかたは被害状況をまとめていた

　僕はいたたまれなくなり拾った日本酒を飲み干し泥のように寝た

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