なんだかんだで疾走へ

したらばやっほい来ました異世界へ

ただし、すっぽんぽんで

しまった。アナル開発やらなければ良かったなと思ったのも束の間、来たのは見渡す限り石造りが目立つ町並みだった

おそらくここが人間界なのだろう

どうか。この世界に警察がいないことを期待したいが

しかし、幸か不幸か。その代わりに召喚師スキルに使うための木製のステッキがある。ちょうど俺の足から腰くらいの高さの物だろうか

これでア〇ラ100%みたいなのは太さ的に無理だから早速モンスターを召喚したいと思う

ここはやはり獅子のようなモンスターで隠せるようにしたいところだ

そして見えない裏で行われるアレやコレやがと、いけないいけない。これはAVの妄想だった

うーん、これは念を送ればいいのか。ま、適当にいくか。そりゃ

すると俺の目の前に直径3メートルほどの魔方陣ができ、光が迸ったと思ってしばらくすると・・・

「んん。何?朝か?」

中からプラチナブロンドの髪をした女性がっておい!あの天使。人間が召喚できるなんて聞いてねえぞ

その女性はスカイブルーの目を瞬いた後、俺の・・・ものを見て悲鳴を上げそうになったのをすかさず口を塞ぐ

「んーーー!!!んーーー!!!」

大丈夫だよお姉さん。犯したりはしないから俺は変態紳士。同意の上でしかやらないからだから警察にだけは知らせないでお願いだから!!

まあ本音を言うと見た感じ外人ぽいのに胸が無いのは性的に湧かないのというのが理由なのだが

ラッキーな事に深夜の時間帯らしく人っこ1人居やしなかった

「いいか。よく聞いて、お姉さんは俺に召喚された。ここは地球ではない。お姉さんがどの国出身なのかは知らないけど今までの常識が通用するとは思わない方がいい。ね、命の危険だってあり得るかもしれない。だからここは仲良くしましょう。分かりました?」

そうして手を離すと

「今まさにファックされそうになってるのにこれ以上の危険があるっていうの!?冗談じゃないわ!!アメリカに戻して!!」

アメリカ人女性か。グラマーになって出直して来なさい

「そうしたいのは山々なんだけど戻せないんだ」

「はあ!?ワタシをコールしたのあなたでしょ!?馬鹿じゃないの!!」

いやあ召喚した側がこんなに居たたまれない気持ちになるなんて知らなかったなあ

「分かった。戻れないのなら1人で探すわ」

「探すってどうやって」

「決まってるじゃない。このジャスウェイでよ」

落ち着いて見てみると女性のそばにバイクが1台置いてあった

「お願いします。どうか俺も乗せてください」

「その格好で乗せてたらワタシまでクレイジービーポーと間違われるわってホワット!?何してるの!?」

俺はお姉さんから上着を剥ぎ取った

「よし。これでなんとか誤魔化せる」

「やめて!!下の裾を引っ張るな!!そこに変なのを当てるな!!着れなくなる!!」

「そんなこと言われてもこうしないと裾が短いから見えちゃうよ。あ、見たい?」

「返せ!!!」

お姉さんが襟を引っ付かみ、脱がそうとする。が、俺もそこは人間。裸のままでは寒くて凍え死ぬから引き剥がす

「あ、下のズボンもちょうだい」

「そしたらワタシはパンツ丸見えじゃない!!!さっさと脱げ!!!」

「じゃあセックスしてくれるなら、あやっぱいいや」

「ちょっと。今どこ見て言った?なあ、胸見て言わなかった?引き殺すわよ」

「じゃあレッツゴー!」

「ちょ!?待ちなさい!!」

このままだと埒があかないのでバイクに乗って逃げることにした



結果を話そう。ガソリン切れになった

そして、こんな世界にガソリンがあるのかも分からないまま森の中に来てしまった

誰か助けて~

しょうがない。2体目召喚しましょうか

とりゃ

「はい。そこで手をひらひらひらひら~~~・・・・・・」

オレンジ髪のお姉さんが明るく手を上から下に動かしながら揺らしている光景に出会った

すみません、ヘカテーさん?俺を警察に付き出したいんですか

「きゃあああああ!!!」

まあ、バイクに乗った上半身ライダースーツ男と対面したらそうなるわな

しかし、お姉さん?ここは森のなかですよ。叫んでも誰も助けなんて来ませんよ

お姉さんの手首を掴むがまだ逃げようとする

お姉さんの格好はザ保育園の先生といったものだった

「お姉さん、保育士の人?」

「そうだけど」

うむ。胸もあるし、大きな子供プレイができる

「悪いけどガソリンとか」

「持ってるわけないでしょ?馬鹿なの?」

「ですよねぇ!」

どうしよう。この局面を乗り切る方法が

「ちょっと待ってて」

ん?件のお姉さんが着ていた黄色のエプロンを脱ぎ、中から裁縫道具を取り出した

そのエプロンを俺の下半身にあてがうと頷き

そしてチクチクぬいぬい

「はい、できた」

なんとズボンの出来上がり

「すごい。さすが保育士・・・なのか?」

「まあ、こういう事ができるってだけ」

「サンキュー。さっきの奴とは大違いだ」

「それより聞いていい?ここはどこ?なんでウチはここにいるの?」

そこで俺はここは自分も分からないまま異世界に来たこと、自分が召喚師としてここに来て保育士さんが召喚されたことを話した

「なるほどなるほど~。納得できるかーーー!!!」

「世の中理不尽なことだらけだぞ」

「なるべくは回避したいじゃない」

「そりゃそうだ」

「で。何?ここはモンスター討伐してさっさと元の世界に帰してもらうのが筋じゃないの」

「まあ早い話がそうなんだけど」

「でもウチ、ただの保育士よ」

・・・・・・。

「武器とかは」

「出るわけないじゃない。やり方も分からないし。ねえ、一旦町に行きましょう」

「え~」

「何?場所が分からないの?」

「分かるけど」

「じゃあ連れていって」

「いやでも」

「連れてかないと針で血管に穴空けるよ」

止めてーーー!!!穴は空けるものじゃない!入れるものだから!

「分かったけど・・・かなり遠いよ」

「さっきまではバイクで。どうだろう。1時間くらい走ったんじゃないか?」

「えーと、それはつまり60キロはあるとみて」

「もしくは100キロの可能性も」

「歩き通しで?」

「歩き通しで」

「途中に町とかは」

「あったらそこへ行ってる」

「ですよねえ。待って?そもそもなんで町を離れたの?食料もなにもなしに」

あまつさえ着るものもろくにないままに

「しょうがないんだ!俺はただプラチナブロンドの女から逃げるために」

「その人って今あなたの後ろにいる?」

「そうそう。後ろにいる・・・・・・ぎゃああああああ!!!!」

気がつけば後ろにいるやライダーさん

「つーかーまーえーたー」

プラチナブロンドの髪が前に垂れ下がり、それは宛ら妖怪なんじゃないかと見紛うばかり

だが、そこは残念。人間なんだなこれが

しかも俺が一番会いたくない人間にである

「は・・・早いお着きですね。お姉さん」

「フッフッフ。近くの民家にヘルプしたら



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異世界召喚師 すぺえど‐クルネラ @3156

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