闇エルフの少女オーリャ、そしてハイエルフの女忍者ホークウィンドとの秘め事
「死ぬほどの悦楽だったでしょう――」半死半生といった体のマリアと静香に闇エルフの連続快楽殺人鬼の少女オーリャは小悪魔的な笑みを浮かべて
マリアと静香は返事も出来ず寝台に突っ伏して快楽の余波にただ流されていた。
オーリャは二人を生かすも殺すも思いのままという状態に追い込んだ事に深い満足感と達成感を覚えていた。
本来なら絶頂の最中に殺しているのだけど――オーリャはこみ上げてくる欲求を辛うじて抑えた。
オーリャの黒い肉体に同じく黒い髪がサラリと流れる。
「このまま死ねれば良いのに――」一人ごちたオーリャは二人を殺そうかと本気で考えた――三人揃って死ねるなら言う事は無いと。
今程の充足感を味わえる機会など多分無いだろう。
しかし今の状態ではマリアと静香のどちらかしか殺せない――どちらかを選ぶというのはオーリャには出来ない事だった。
それ位二人は個性的な美しさを持った人間だったのだ。
二人を並べて同時に首を絞めれば――オーリャは良い打開案を思いついた。
殺す前に自分が死んでしまう可能性も有るがそれなら――。
思いついてみれば馬鹿馬鹿しい程簡単な事だった。
見張りに見つからない自信は有った。
だが試そうとする前に体力が限界に近かった。
身体を動かす度に甘い痺れが走る。
「しっかりして」意識朦朧のマリアを何とか静香の隣に横たえる。
マリアの身体を静香の横に並べて、両の手に二人の細い首を握る――力を込めた。
首輪が閉まる――オーリャはその感触に震えた。
マリアと静香は抵抗する余力も無い。
我が身を襲う快楽にオーリャは歓喜の声を上げた。
絶頂しながらオーリャは意識を失った――結局オーリャは肉体的には二人を傷つける事は出来なかったのだった。
* * *
二人が闇エルフの王国でオーリャに抱かれた事を聞いていた
二人が現実世界に帰れば恐らく二度と会えない――それがホークウィンドの切実な動機になっていた――。
「ボクはマリアちゃんと静香ちゃんの外見だけに惹かれた訳じゃないよ――」
リルガミン神聖帝国の隣国、マリア達が修行を積んだ“狂王の試練場”のあるエセルナート王国首都トレボグラード城塞都市の王城でホークウィンドは二人をかき口説いていた。
紳士的――女性だが――ホークウィンドの態度を評すればそうなるだろう。
切り揃えた
紳士的なのは良いけれど――オーリャの一件がこの様に作用するとは考えても居なかった静香は溜め息をついた。
ホークウィンドを止めてくれると思った
静香にとって困った事にマリアもホークウィンドに同情的になり始めていた。
無下にも出来ない――具体的には言わなかったがマリアがその気持ちに傾いているのは間違いなかった。
静香自身も断りにくいという思いとマリアを独占したいという葛藤に囚われていた。
ホークウィンドの事を憎からず思うのは自分も同じだ――身体迄許せるかと言われれば自信は無いが。
あの美貌で迫られたら断り切れるか――そちらも静香には自信が無かった。
今迄湯浴みの時等に散々触られてはきたが、ホークウィンドは性技にも巧みなのは間違いなかった。
嫌がる相手を無理矢理モノにしない――それがホークウィンドの印象を良くしていたが――力尽くで犯されても良いかもしれないと思わせる魅力が彼女には有った。
ホークウィンドとの秘め事を想像してしまい思わず顔が赤くなる。
“有り得ない――”必死にその思いを打ち消そうとする。
「静香ちゃん――?」ちょうどその時にホークウィンドに声を掛けられ静香は飛び上がった。
「うひゃ……ッ!」変な声が出てしまう。
「どうかしたんですか?先輩――」マリアもらしからぬ静香の声に戸惑いを隠せない。
「な、何でも無いわ――行くわよ、マリア――」しどろもどろになりながらも静香はマリアの手を引っ張ると歩き出した――。
* * *
「どうしてこんな事に――」それから三日後の晩、寝間着姿の静香はホークウィンドに組み敷かれながら混乱した頭を必死に整理しようとしていた。
隣ではマリアがシェイラに同様に組み敷かれていた。
「可愛いね、静香ちゃん」同じく寝間着のホークウィンドが静香の額にキスをする。
静香は身体の奥がハッキリと疼くのが分かった。
「止め――」
「本当にそうして欲しいの――?」ホークウィンドが媚を含んだ声で笑いながら尖り切った静香の乳頭を指で弾く。
「あ――」甘い痺れが背中を走った。
マリアもシェイラの力強い攻めに甲高い嬌声を上げている。
ホークウィンドはそれ以上何もしようとしなかった――静香はもどかしい思いに駆られる。
「本当に何もしなくて良いの――静香ちゃん?」静香の大事な所をホークウィンドの脚が掠めた。
静香はビクンと身体を跳ねさせた。
「……頂戴……」静香には永遠の間と思われる――実際には十秒も経っていなかった――を置いて蚊の鳴く様な声で言った。
ホークウィンドはただ微笑んでいるだけだ――疼きに堪えかねて静香は叫んでしまった。
「お願い――もっと私を攻めて――!!」
「良く言えました――御褒美にたっぷり可愛がってあげる」ホークウィンドは唇同士を触れ合わせると頭を静香の脚の付け根にもっていった。
寝間着を捲ると静香の秘所に舌を這わせる――静香は殆んど喜んでその行為を受け入れていた。
惜しみなく丁寧に刺激した後、ホークウィンドは静香の寝間着を脱がせると自分も寝間着を脱いだ。
月光に照らされた細身の体がしなやかに仰け反る。
“綺麗――”静香は思わず見惚れてしまった。
こんな事になったきっかけは――そう、賭けをしたのだ――静香とマリアが二人掛かりでホークウィンドに負けたら何でも言う事を聞くと。
静香達が勝ったら二人の事はきっぱり諦めてもらう――冷静に考えれば不利な賭けだったのに、勝てると思って――慢心していたと言われても仕方がない――負けてほぞを噛む結果となった。
“神殺し”
ホークウィンドとの賭け模擬戦では光宗で戦ったのだ――しかし、負けた。
「静香ちゃんもマリアちゃんもこうなる事を望んでいたんだよ、ずっと――内心では」
「嘘――」そんな事は思って無かった――しかし、今の状況で何を言っても言い訳にしかならなかった。
身体の奥深い所を攻めるホークウィンドの指の動きに何度も意識が飛びそうになる。
「ああああ!」身体が蕩けてしまう――全身に電流が走って静香は達してしまった。
身体全体でホークウィンドにしがみつく。
「ああ――」マリアも殆んど同時にシェイラに達せられていた。
「静香――」上気したシェイラが休む間もなく入れ替わる様にのしかかってくる。
シェイラはマリアにもそうしていたように自分の秘所を静香の秘所に重ね合わせてきた。
何度も絶頂に導かれて――結局静香とマリアはこの晩を
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