創作秘話『アンラッキー転じて福とにゃす』

『アンラッキー転じて福とにゃす』

https://kakuyomu.jp/works/16817330654441814899


【カクヨム誕生祭2023】の企画【KAC】への参加作品。

【KAC20236】のお題は「アンラッキー7」。


ラッキー7ならわかるけど、お題はアンラッキー7。

Twitterのタイムラインがざわついてましたね(そのざわつきを見なければ「ラッキー7」と勘違いするところだったのは秘密です)。


このお題は考えれば考えるほど奥が深くて。

そもそも「ラッキー7」とは「数字の7は縁起が良い」という意味なのですが、不思議なことに「アンラッキー7」となった途端、「7つの不運」という意味にとれてしまいます。なぜ不運だけ七倍なのか腑に落ちない部分がありますが、人生とは得てしてそんなものかもしれません。

他にも同じ解釈をしている方を見かけたので、このまま進むことにしました。


ここでまたおなじみのAIチャットくんに協力を得ることにしました。


私「アンラッキーセブンという言葉で思いつく単語を20個お願いします。」


――――――――

●AIチャットくんからの回答


アンラッキーセブンという言葉で思い浮かぶ単語を20個、以下に示します。


1. 縁起

2. 不吉

3. 大凶

4. 悪夢

5. 不運

6. 粗忽

7. 災難

8. 自業自得

9. 非常事態

10. 不幸

11. 内容証明

12. 破滅

13. 病気

14. 意外性

15. 挫折

16. 試練

17. ポンコツ

18. 孤独

19. 落日

20. 遺憾

――――――――


不思議と、他のお題のときより面白く感じます。

「幸運」「不運」というのはそれだけでドラマになるということなのかもしれません。


他の創作秘話でも書いたかもしれませんが、AIチャットくんが出してくれた言葉をそのまま使えるわけではありません。

私としては「このような関連ワードがあるんだな」と頭を整理するのに使うことが多いです。

個人差あるとおもいますが、私の場合はこうして頭を整理しておくと新しいアイデアが出やすくなるのです。


さて、KACも終盤になると考えるのは「どのジャンルで書きたいか」ということです。同じようなジャンルばかり続くと書いているほうも飽きるし、読者にも飽きられてしまうでしょう。

そこで、今回のイベントでまだ書いていないジャンル―――異世界ものを書くことにしました。


異世界ものといえば異世界転生。

異世界転生にまつわる「アンラッキー」とは何か。

やはり一番はスキル絡みでしょうね。あとはスキルを授けてくれるはずの神がポンコツだったり、転生場所が僻地だったり。


いろいろ考えて下記の7つに絞りました。

・交通事故に遭ってしまった

・実は神様の手違いで殺された

・異世界転生したものの、特殊スキルを与えらなかった

・僻地に転生させられた

・転生後の種族が人間ではなかった

・しかも弱いモンスターとして生まれてしまった

・転生してすぐ、モンスターを狩る側の人間と遭遇してしまった


ただ、アンラッキーを書き連ねるだけでは読んだ人の心が鬱々とするばかりです。

そこで、「これらのアンラッキーをひっくり返す一手」を書くことにしました。

なおかつ、その「一手」が効果的になるよう、「起」「承」の部分はあえて鬱々と描き、「転」でがらりと雰囲気を変えてみました。

これによって、より印象的な作品になったのではないかと思います。


幸い、読んでくださった皆様から温かい反応をいただけました。

レビューもいただき、嬉しい限りです。

(=・ω・=)


「チートスキルかぁー、面倒じゃのう。もう、あの生き物で良いじゃろ。」

(ぬまちゃんさんのレビュー)

https://kakuyomu.jp/works/16817330654441814899/reviews/16817330654572982195


読んでくださった皆様、ありがとうございました!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る