Oprator-盗まれた宝玉と混沌

第6話 フクロウ少女は一体誰なのか

アスラ「…てことはあれは現実？」

？？？「いやそもそも私フクロウじゃないし」

？？？「君が言ってるその子はここに居るじゃん」

フクロウ「( ˙◊˙ )ﾎｰ」

アスラ「じゃあ君は…？」

？？？「お客だけど」

アスラ「うえ…？いいいらっしゃいませ？？？」

？？？「今更すぎるでしょ」

アスラ「たしかに」

？？？「そういえば君たちは…？店主の人は居ないみたいだけど」

店主「ただいま〜……」

アスラ「噂をすれば」

店主「…」

店主「……」

店主「……シースサイザー"グレイル"！！」

ﾋﾞｭﾝ!

？？？「うぇっ！？なんで！？」

？？？「"ジャストガード"！」

ﾊﾟｷｨﾝ!

？？？「何するんですか！？」

店主「…それはこっちのセリフだ…何故ここに居る…？」

？？？「武器買いに来ただけなんですけど？」

店主「黙れ！お前は罪のない人々を沢山殺しただろ！しかもお前は俺が殺したはず…！」

？？？「…それもしかして別の世界の私じゃないんですか？」

店主「…へ？」

？？？「いや…機神が暴走したマシンクライシス事件の日に、"ズァーク"って機神が別の世界から色んな人間を召喚した話…知らないんですか…？」

店主「全く知らないんだけど」

？？？「まじですか」

アスラ「ボクは知ってます」

クロノ「知らない」

？？？「なんでそんなに分かれてんの」

？？？「…それはともかく、機神を倒す専用の武器が必要だから売ってると聞いてここに来ました」

店主「いきなり攻撃してすみませんでした」

？？？「いやいや、こればっかりは仕方ないですよ」

アスラ「そういえば君の名前は…？」

？？？「ないよ」

アスラ「ないの！？」

？？？「記憶喪失でね…気づいたら親も私を知っている人もいなかったんだ」

？？？「ずっとさまよってたんだろうね…」

アスラ「わお…どうやって生きてたの…？」

？？？「私がいた村の人たちはとても優しくて…家も食べ物も与えてくれたので」

クロノ「本当に優しい方々だったんですね」

？？？「全員殺されちゃったんだけどね」

店主「…」

？？？「すみません、少し気分を悪くしてしまいましたか？」

店主「いや、大丈夫だ」

店主「…目的は同じだし、どうだ、組まないか？」

アスラ「言い方がちょっと悪そうな人に聞こえますよ」

？？？「私は構いませんよ」

店主「そうだな…名前ないと不便だな」

店主「"ノア"とかどうかな？」

ノア「いいですね…それにしましょう」

アスラ「よろしく！」

ノア「よろしく」