第2話 クロスブレイヴ
店主「ここが俺の店だ」
少年「…一人しかいないからもっと狭いのかと思ってました」
店主「ひでぇな」
店主「試し斬りや対人戦用のグラウンドがある」
店主「ここで特訓するといい」
少年「了解です」
店主「おーコノハちゃんいい子にしてたかー?よしよーし」
コノハ「ホーホー(˙꒳˙* )ɞ˚」
少年「何だこの可愛い生き物は」
少年「そういえばずっと言おうと思ってたんですが…その…」
店主「俺の左腕が機神に見えることか?」
少年「はい」
店主「まぁ…元機神だからな」
少年「へぇ…」
少年「は?」
少年「は?????」
店主「くどい」
少年「申し訳ございませんでした」
店主「…さて、とりあえず色んな武器を試してみるか」
少年「はい(諦め)」
店主「まずはオーソドックスな剣だな、ほいっ」
店主が剣を投げる。少年は思わず白刃取りのポーズを取る。
少年「せいやぁぁぁっ!(パンッ!)」
店主「いや普通に取れよ」
少年「危ないもん(・-・`)」
店主「レプリカだよバカ」
少年「あっ」
ー少年全武器試し斬りタイムー
店主「…いやすげぇな」
店主「もう全武器の使い方吸収したのかよ」
少年「どうですか?」
店主「うーん…どうせなら色んな武器使える方がいいよな?」
少年「まぁ…そりゃ」
店主「仕方ない、あれをくれてやる」
店主がサイバーな見た目の剣を持ってくる。
少年「剣…ですか?」
店主「へへっ、見てろよ?」
店主「換装<デスサイズ>!」
店主が柄の根元のボタンを押すと、大鎌へとあっという間に変形した。
少年「すげぇぇぇぇぇ!!!!」
店主「ロマンあるだろ?剣、槍、鎌、銃に変形する武器だ!」
少年「どうやって作ったんですか?」
店主「秘密( 'ω')」
少年「えぇ」
店主「ちょっと使ってみろ」
ー少年クロスブレイヴ試し斬り中ー
少年「すげぇ…使いやすい!」
店主「だろ?俺の一番の作品だからな!」
少年「でもいいんですか?こんな凄いのボクにくれても」
店主「まぁ…それでこの世界が元に戻るなら安いもんだろ」
少年「うっプレッシャーが」
店主「さて…そろそろ夜だな」
店主「泊まり込みになるが構わないか?」
少年「あっ…ちょっと取ってくるものあるので行ってきます」
店主「そそっかしいなぁ…」
ー数十分後、少年が鬼の形相で走ってきた。
少年「うわぁぁぁぁ助けてくださぁぁい!!」
店主「うっわ見張りいっぱい連れてきやがった」
見張り「ハイジョ!ハイジョ!ハイジョ!」
店主「めんどくせぇなぁ…」
店主「<剣技>ブレイクホーン!」
見張りたちの足元が光り動きが止まる。
店主「ブレイクアップ!」
光った場所から化石のような柱がいくつも現れ見張りたちの体を貫く。
店主「あっけな」
少年「助かりました…」
店主「まったく、少しはバレないように動けないのか?」
少年「いや、それが遮蔽越しにバレたんですよ」
店主「いつの間に熱センサー搭載したんだ?」
店主「まぁいい、もう遅いし寝るか」
(少年が夜行性のフクロウのせいで寝られなかったのはまた別のお話)
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