よんもじ

 めんこん

 ぴあこん

 ぶるはち

 あおひげ

 たそがれ

 ばらきし

 こんばす

 こんます


 何いい出すんだろうこの人。


 ろみじゅり

 しょすたこ


 こんばんは。暑すぎて焼けますね。もう皮膚が焼かれている気分。日傘必須の季節が早々とやってきてしまいました。


 先日、「とんかつ」ってなんで「とんかつ」なんだろうって思ったんですよ。もうちょっといえば、どうして「カツレツ」ってお肉にしか使わないんだろう。お魚をパン粉で揚げたら「フライ」っていうじゃないですか。でも「チキンカツ」っていいますよね。

 それで考えた。とんかつ=豚+カツレツなら「カツレツ」はお肉に関係するのかな→カツレツが入ってきたのって明治とか西洋文化輸入の時期?(これは定かでない)→もしかして「コトレット」?→調べました。あっていました。フランス語でカツレツ=コトレット。なるほど、ここからか。


 そして思いました。「とんかつ」四文字。「とんかつれつ」とは言わない。

 そこから連想して、日本人って省略するときに「四文字」ないし「四音節」好きだなぁって。


 さて、先にあげたのは音楽でよくいう省略語。


 めんこん→メンデルスゾーン ヴァイオリン・コンチェルト

 ぴあこん→ピアノ・コンチェルト

 ぶるはち→ブルックナー交響曲第八番

 あおひげ→オペラ《青髭公の城》(むしろ「青髭公」かな?)

 たそがれ→楽劇 《神々の黄昏》

 ばらきし→オペラ《薔薇の騎士》

 こんばす→コントラバス

 こんます→コンサートマスター

 ろみじゅり→バレエ《ロミオとジュリエット》

 しょすたこ→ショスタコーヴィッチ


 交響曲「ブルハチ」などは交響曲のナンバーが変われば文字数も変わりますけれどね。マーラーの二番なら「マラ2」とか。


 前から不思議でたまらない。この四音節の省略を好むのは日本人のどこからきているのかと。例えば「ばらきし」なんて「の」を入れなよ! 「の」くらい入れなよ! と何度つっこんだことか。


 でも探してみるとほかにもあるんですよ。


 すてまね→ステージ・マネージャー

 ぴんすぽ→ピン・スポット

 とりせつ→取扱説明書

 けいたい→携帯電話


 などなど……。


 あと、割と三文字ないしは三音節も好きだなって思うのです。結構出てくる。


 どんじょ→オペラ《ドン・ジョヴァンニ》

 ぱるじ→舞台神聖祝祭劇 《パルジファル》

 セトリ→セットリスト


 スマホ、かてきょ、バイト、とか色々。


 どこからきたのかなぁ、このリズム感は。


 ふと思ったり。

 ちなみに我が家では大きなカツではなくほぼ常に一口カツ用のお肉です。一口カツ用のお肉って、けして一口では食べられない。


 さて、昨日のカクヨムアンケートについてのエッセイはずいぶん長々と書いてしまいました。我ながら煩いかな、とやや反省。書くことで落ち着きたかったのかもしれません。甘えてるな。

 それでもお読みいただいた方、ありがとうございます。

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