強か とは。

 おはようございます。

 前回叫んでいた筆致企画、やはり筆が動き出さずにいます。初めに思いついた設定を棄却しないとうまくいかない気がするのだけれど、初めのインスピレーションの呪縛にかかっている感じ。


 それはおいておいて、エッセイ更新推奨期間なので今日も一つ、常々思うことと、最近とみに思うこと。

 個人の意見です。朝から明るい話題じゃないので、嫌だな、と思う方はすっ飛ばしてください。


「強か」ってあるじゃないですか。


 自分でも世渡りの下手な人間だなぁと思うのですけれどね。


「仕事も人間関係も、もっと強かになれよ」

「(私と同校出身の人で)うまくやっていってるは強かなんだよ」


 そんな言葉を聞きつつ。改めて思ってしまった。


 私、強かにはなりたくないなって。

 文字通りの「強か」にはなりたいです。粘り強い人間、強くしっかりしている人間。


 もともとはそういう意味みたいですが、現在「したたか」という「狡猾」「抜け目ない」といったイメージがつく。で、よく聞くのはそういう意味で「うまくやれよ」な「強か」。


 聞くたびに思う。なりたくないな、って。


 馬鹿正直な人間なのでおべっかとか使えません、すみません。正直な話、たいそう生きにくい性格をしているのでしょうけれど無理です。それ倫理道徳的に許せないわとかそのやり方ってどうなの、とか思ったら。はい、子供なんです。


 同意できるところもあります。確かに「そのやり方だったら確かにうまいこといく」「相手が釣れる」こう思う場面は仕事でも恋愛関係でもネット上のやりとりでもよく見ます。

 でも私は無理だわ。

 仕事やリアル/ヴァーチャルな人間関係なら、それって狡いと思うのは絶対やりたくないし、恋愛だったら「それ誠実なの?」「それ後で後悔するやつだ」と思うし(駆け引きとかできるわけがない)。


 不器用と言われようが要領悪い馬鹿正直と言われようが、強かになるくらいなら生き辛い方でいいやって思ったわけだ。


 また馬鹿正直やった……と、たまに(よく?)阿呆な目を見ますけれど。

 小狡くなるよりよっぽどいい。


 本当の意味での強かになりたいです。


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