【自分だけの力で】Kindle(KDP)でセルフWeb出版してみたい。諸々、収益化をしたい。【やり遂げたい。あと、noteとかLINEスタンプつくるとか、とにかく銭につながることを】

福倉 真世

第1話 ロイヤルティプログラム、始まったけれど(そして、上位500名に入ったけれど)

カクヨムでロイヤルティプログラムが始まった時、私は内心、すごく興奮していた。

自分の文章がお金につながる、そのきっかけを与えてもらえるのだ。


周りの作家さんの作品を見ると、ロイヤルティプログラムに関するものが結構見受けられて、ああ、胸が高鳴っているのは自分だけではないのだ、とドキドキワクワクししながらリワードの集計を待っていた。


いちばん反響があった

「精神科閉鎖病棟任意入院日記」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882101528

は、52万7,466PVを記録している。


52万PV。これは少なくない数字のはずだ。


そして、蓋を開けてみて良い意味と悪い意味で二度驚いた。

まず、良い意味での驚きは、ボーナスリワード100万争奪!(上位500名)に私が該当し、1000というリワードが付与されたことだ。


結果、出てるじゃん……! 今はやりの「転生」やら「なろう」やらの要素がなくても、一定数に読んでもらえてるじゃん……!


そこでガッツポーズを取った私だが、まてよ、と思った。


上位500名。

上位500名のなかに入ったのに、リワード、1000て。

1000円て。


思い出す。自分が文章をつづるのに費やした時間、精神力、などなどを。

それと1000円って、見合う額だろうか?


同じ人が何度も見てくれているからこそ膨らんだ数字なのかもしれないけれど、50万PVを突破した作品が受ける評価としては……どうなの?


そう悪い意味での驚き。それは、カクヨムに文章を載せたところで、それに見合う額のお金はまず手に入らないだろう、ということだった。


お金、お金言うなと言われそうだし、自分も、「そうだよね、お金がすべてじゃないよね……」と言いたいところだが、それでもこの搾取っぷりはすごい。カクヨムがいくら広告費もらってるか知らないけれど(そして、筆者への還元率がいくらかも知らないけれど)ちょっとそれってあんまりなんじゃないかと思ったのだ。


どうせなら、もっとフェアな土俵に自分の文章を出したい、と思った時、数年前にちらっとだけ調べたことのあるkindle出版のことを思い出したのだ。


当時はちょっと敷居が高く(コーデックがいろいろ面倒そうだとか、英語で手続きが必要だとか)そもそも長文を書き上げるだけの力がなかったのでスルーしていたが、それでも印税の比率を自分で設定できるという仕様には物凄く惹かれたのを覚えていた。


そうして、調べてみたらブログ記事にしている方を見かけた。

「Kindleセルフ出版で出した本の、1年間の印税を公開します」

https://mandarinnote.com/archives/20690


2017年の記事だが、まあ最近の範疇に入る。そうしたら、驚いた。

なんと印税70%という設定もできるのですってよ、奥様。


これは、私だけじゃなく、ネットで文章を載せている人全部に対して、ちょっとした事件じゃないだろうか。


だって、ロイヤルティプログラムがはじまった時の周りのどよめき様と言ったら。みんな自分の文章をお金につなげたいんだっていう確信がもてた瞬間だった。


自分の本が出せて、しかもその価格の七割が懐に入るなら、まるで夢みたいじゃないかーー


と、いうわけで今のところ、出版する文章も何もかも未確定のままなんだけれど、私なりに試行錯誤する様子をエッセイでお届けできたらと思う。


次回予告「印税70%を手にするために-真世、何書くってよ?-」

お楽しみに。

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