余計なお世話 ー原野ー
命が遠ざかっていく。秒速十五メートルで。
待てども戻ってこない。立ち尽くすだけ。
さあ、どうする。
今夜は近年稀に見る
駅前で降ろされても仕方ないし、こんな踏んだり蹴ったりの日、ヒッチハイクなんてしようものならレイプされるかもしれない流れだ。タクシーで帰って、でも家に誰もいなかったら支払いができない。いや、いるだろうけど寝てるよな。そもそも鍵が無いから入れない。それにしても、カバンが無いとこんなに不便だなんて、考えたこともなかった。考える必要もなかったことだ。今夜ちゃんと家のベッドで寝られることになれば、もう少し反省しよう。
とりあえず、歩くか…歩きながら考えよう。久しぶりに、特に思い入れの無い街並みでも見ながら。なんとなく見覚えのある風景。懐かしいような、新鮮なような。変わってるんだか、変わらないのかよく分からない。ほんの少しだけ前向きな気持ちになった。でも五歩くらい歩いてため息が出た。しかもなんでヒール履いてるんだろうね。
田舎の街を歩く気になれないのは、きっと景色が単調だからだ。一本道の高速道路を走っていると眠くなってくるようなもの。東京に居たら、お店をハシゴして次の店までかなりの距離を歩くことだってあるのに、特に苦にはならない。途中に色んな景色があるからだ。
ほとんど新品のルブタンのカカトをこれ以上すり減らすのは神経さえもすり減らしそう。とりあえずあそこに見えるコンビニまで行こう。少し暖をとって、それから冷静になって考えよう。暗い街ではコンビニの光る看板だけはやたらと目立つようだ。そこまで見えてるのに、ああ、つらい。百キロも先にあるようだ。
ほんの百メートルほど歩いただけなのに、気分は満身創痍。そびえ立つ大きな看板が青信号に見える。ああ、きっと助かる。
繁華街のどまん中にあるのに格安のパーキングはちょっとしたカルチャーショックだ。確かこの辺りは一晩中停めてても千円くらい。まあ田舎のコンビニは駐車場が広くなけりゃ話にならないもんね。ほら、だだっ広いスペースに悪趣味なワンボックスカー、軽自動車、レンジローバー。ぎゃあぎゃあ騒ぐ頭の悪そうなメスが数人と酔っ払ったサラリーマンとチンピラみたいなボーイ。ピカソのゲルニカみたいな構図だ。誰とも目を合わせないようにして店内に入ろう。とりあえずトイレに行こう。立ち読みしてる男の後ろを通り、掃除の行き届いていないトイレに入り、便座に腰を下ろし、深い深いため息を放ち、ようやく気持ちの切り替えと、差し当たっての行動プランができた。
用を足して外に出ると、立ちくらみがした。男がまだ立ち読みをしている。買えばいいのに。しかも猫背で黙々と読んでて自分の世界に入ってるようで、なんか気持ち悪い…。
あれ。え?
「ちょっと」とっさに声をかけたけど相手は気づく気配がない。しかし世の中狭いんだな。スモールワールド現象とかいうのがあったな。この街に関しては物理的な面積的な意味では広いんだけどね。「ねえ、ちょっと」ああ、イヤホンしてるのか。私は横から紙面を覗き込んだ。すると彼はようやく私を見て、ビクッと仰け反って距離を取った。そしてまた雑誌に目を戻した。
「おい、お前、まじか」私はイヤホン片方を剥ぎ取る。
「え?」真剣に焦った様子だった。いや、困惑だなこれは。まだ気づいていない。私は両手で彼の顔を押さえて、無理矢理に私と目を合わさせるようにした。
「え?うおっ!」ようやく状況が飲み込めたようだ。「チルじゃん、びっくりしたー。超久しぶり。え、何してんの?」ちなみに私の名前は『マヤ』であって『チル』じゃない。どういう由来でそう呼ばれるようになったのかは覚えていない。しかもそう呼ぶのはこの男だけだ。小さい頃からずっとそう呼ばれてるから気にもならない。本名で呼ばれたら逆に変な気分になるだろう。でも久しぶりに会ってそう呼ばれたから、何となく懐かしく思えた。「何でいんの?帰省中?」
「キミさあ。今日のラッキーパーソンは幼馴染とかじゃ無かった?」
「何の話だよ」
「今、捨てる神ってのを信じるようになってたんだけど、拾う神ってのも信じるようになった」
「すげー、全然話が見えない。ラリってんのかな」
「独り?」聞いたものの、答えは分かってた。彼は基本的に単独行動だ。一匹狼というか、単に友達が少ないんだろう。いや、独りが好きなのかな。集まってる時でも、ふらっと来てて、知らないうちに帰ってる。
「そうだけど、お前は?」
「てかさ、お願いあるんだけど」
「いやだ。嫌な予感しかしない」
「まだ何も言ってないじゃん。車?」彼はおう、と返事する。私は笑顔を作って言った。「家まで送って?」
「え、なんで」
「アシ無いし、お金も無いし」
「意味わかんないね。酔っ払って失くしたのか?」こいつは鼻で笑って、立ち読みを再開した。「俺このあと用事あんだけど」いやどう見ても暇人じゃん。
「終わったらでいいからー」とかわいく言って腕を組みにいった。「友達じゃん。かわいい幼馴染の頼みじゃん」
「俺はお前を見るとイヤラシイ気持ちになるんだけど、それでも友達と思ってくれんのか?」
「アホか。死ね」ああ、相変わらずこういうとこ気持ち悪い。「いや、フツーさ、幼馴染とかってさ、お前のこと女としてなんか見れねーわーとか言うんじゃないの、むしろ」
「そんなセリフむしろフラグだろ。大体かわいいとか自分で言うもんじゃないぞ」
「そんで送るのか送らねーのかどっちなんだ」
「別にいいけど。意味わかんないけど」
「やったね。あんたも実家?」
「残念ながらな」
「じゃあついでじゃん。てゆーかさ、とりあえずさあ、飲みに行こう。飲み直そう。付き合え」
「絶対嫌だよ。だいたい俺が飲めねーの知ってるだろ」
「あんたは別に飲まなくていいのよ」
「嫌だって。それよりお前酒グセ悪いの治ったのかよ」
「そもそも別に悪くないしね」
「自覚症状が無いって怖いな。つーか、どういう事なんだよ。まずなんでお前が帰ってきてて、しかもこんな時間に独りでこんな場所にいるんだよ。新年会かなんかの帰りか?」
「まあ、とにかく説明するからさ。その辺の店に行こうよ。あ、ちょっと買い物だけお願い」私は自分の買い物をカゴの中に入れ、キミの読んでる雑誌も一緒に入れて、強引に手を引っ張り、レジを済まさせて、店の外に出て、すぐ隣の特徴のない居酒屋に入ろうとした。「ちなみに財布も携帯も何も持ってないから、ちょっと貸しといてね」
「ますます意味がわからん…」
「てゆーかさ、あんたしばらく見ない間に太り過ぎよ。貧乏なほど太るんだからね。ジムにも行かずに炭水化物とか安いジャンクフードばかり食べるから。健康管理は大事よ。三十過ぎたら手遅れになるよ」
「今から奢ってもらおうって奴の態度じゃないな」
席に着くとメニューを渡された。どちらかというと和風な店だったが、やたら料理の種類が豊富だ。とにかく私はハイボールと、キミは烏龍茶を頼んだ。会話をせずに店内を見渡している間に飲み物は運ばれてきて、その時に適当におつまみを頼んだ。食べ物がないと命に関わる。
「とりあえず、乾杯。あけおめ」キミがグラスを掲げた。
「あけおめ。久しぶりね。元気してた?」
「まあ俺のことよりさ、どういうわけなのよ」
「ヒール脱いでいいかな?お行儀悪いけど、マジできつい」
「どうぞ。ここには俺しかない。これ以上のイメージダウンは心配無用」
「ありがとう」
「っていうか酒飲んで大丈夫なのか。何も持ってないんだろ」
「大丈夫、砂糖とか買ってきたし。ちゃんと調整できるから。まあ面倒みてよ」
「あのなあ…」
「そう、御察しの通り新年会をしててね、まあ高校の友達の周りで。基本女子会だったんだけど、ミチルいるじゃん?覚えてる?あの子結婚してるのよ。知ってる?でさ、その旦那も別の場所で新年会してたわけ。で、なんか合流するとかなって、飲んでたの。じゃあなんかそん中に、めっちゃ昔に会ったことあるよー、みたいな事を言ってきた男がいて、私は覚えてなかったんだけど、でまあ解散になったんだけど、そいつが次行こうよみたいな事言うから」
「チョロいなー、お前」
「いや私そういうのじゃないじゃん、あんた知ってんじゃん」
「あー…まあ…」
「いや二人っきりじゃないのよ?ナオも居て、ナオ知らないか。まあ飲み足りなかったし、行ったわけよ」私の話に相槌を打つこともなく、キミはずっと苦虫顔で腕を組んでる。「ていうかさ、すごく思うんだけど、ここに住んでる人達ってさ、基本的に一軒か二軒で完結させるよね。ご飯食べて、酒飲んで、喋って、帰るみたいな。それでこの店もメニューこんな豊富なの?」
「ああ、まあ県民性というか、土地柄な…」
「おかわり」
「…」
「でさ、まあ飲んでたんだけど、ナオが消えてるわけよ、いつの間にか。なんか今思うとグルだったのかなとかって思うんだけど」
「あー、なんとなく読めてきたわ」
「っていうかさ、なんで居酒屋行った後、身内ノリ半端ないバーに連れて行って、店の奴らグルでラブホ行こうなんて空気出してくるわけ?考えられないわ」
「そもそもそういう場に居る時点で危機意識ってもんがなあ」
「そんなとこわざわざ警戒しないじゃん。だからもうそろそろ帰るわって言ったの。んで、じゃあ送ってくって言うからそれでタクシー呼んで、いや、一人で帰るよって言ったんだけど、ちゃんと責任持って送るよとか言って、まあ別にいいかミチルの旦那の友達なんだしとか思ってたら、じゃあラブホ入ろうとするから」
「テンプレだよね、もうね」
「で、私キレて、殴って、降りるってなって降りて、ころすぞ早く消えろ!って言って帰らせたんだけど、我に返ったらカバンを車内に忘れたことに気づいて、でも車はそのままどっか行っちゃって、待ってたんだけど戻っても来ないし、ほんと意味わかんないってなってたところだったわけ」
「それでとりあえずコンビニに来たってわけね」
「そうそう。それですごい偶然」
「俺あのコンビニなんて初めて行ったしね」
「すごいね。宝くじレベルじゃない?ていうか、カバンどうやって取り戻そう。むしろ警察呼んだ方がいいレベルの話だよね」
「タクシー会社覚えてるか?」私は首を振る。「連絡入れるよ」キミは携帯を取り出す。「何色の車だった?」
「銀色っぽい感じだったかな
「ああ、じゃあ簡単だ」それからキミは電話をかけて、話を始めた。無線で…とか、犯罪の…とか言ってる。しばらく沈黙して、また何か喋って、の繰り返しが五分間ほど続いた。
「オッケー。あったってさ。事務所で預かるようにするって言ってるから、あとで取りに行こう」
「おおお…」なんというか、なんか込み上げてくる。安堵感とか色々。「はー…まじ助かった。まじでありがとう」
「そもそも付き合い考えた方がいいぞ。地元の友達なんて、だいたいはロクでもないんだから」
「まじで思ったわ。それ」
「東京では上手くやってるのか?人間関係とか、ちゃんとした彼氏とか、そういう…」私は首を振ってからキミを睨んだ。「何か恐いぞ。何かあったのか?」
「いや、ちょっと前まではいたけど。ちゃんとしたアレではないけど」
「なんだよ。ちゃんとしてないなら不埒な関係かよ」
「あ、あ、失言、今の失言かも。忘れて」
「いや聞き捨てならないよね普通に。お父上に言上つかまつろうかな」
「まじでやめて。おかわり頼んで」
「余計なお世話かもしんないけど、なんで帰ってきたの?ワケあり?」
「いや、ほんともう男とかいいんだわ。たくさんです。長い帰省になりそうです」
「仕事はよ」
「辞める。あんな会社いてられない。もう疲れたっていうか」
「なんとなく、事情はわかるような気もするけどさ…」
「わかろうとしないでくれ。ミジメだから」上京して、二十代後半くらいで地元に帰ってくる女って、だいたい向こうで不倫の末に捨てられた失意の帰郷なんだよな。そんなのドラマとかの話と思ってたけど、まさか自分がなるとはね。そういう事情だって気づいてるよね。口に出さないのは優しさなんだろうな。「…やっぱ、だめだよね、あたし」やばい。情緒が。なんか涙が出てきた。
「おいおい、思い詰めたりするなよな」
「大丈夫。別に死ぬ気なんて全然無いし。自殺願望とかさらさら無いし」
「昔から危なっかしい時あるからさ」
「なんていうか、こういうふうに、生理とか、発作とか、イヤな事とかがたまたま幾つか重なった時なんかは、衝動的に、死のうかなってなるよ。それはなんていうか、まるで気分転換の方法の一つみたいに。そうだ、たまにはベッドの下でも掃除しようかなってくらい、軽く」
「何か言ってスッキリする事があるなら聞くぞ」キミの優しさに堪えてた涙が溢れた。
「奥さんにバレたんだって。模範解答よね」鼻水まで出てくる。「本当なのか、方便なのかわかんないけど。単に面倒臭くなったのか。まあでも実際うっとうしかったのかもね。ほとんどヤラせもしないし…ほら私、そういうのアレじゃん。あんた知ってると思うけど」
「ああ、まあ…」
「そういうところ、結構克服させてくれた人でさ、大人の余裕というか優しさというか…それで…」
「相手はお前の身体の事とか知ってたわけ?」
「知らないと思う。言ってないもん。だからほぼほぼプラトニックだった」
「だとしたら、まあ、誤解を生むかもな…何でなんだよ、ってなるか…」
「色んな病があるからね。たとえば統合失調症なんて百人に一人いる時代だけどね。でも理解はされにくい」
「ただでさえ女は生理とか排卵日とか、ホルモンバランスとかで体調や機嫌もかわるからな。扱いが難しいよな」
「セクハラだね、それ」
「なかなか正論も言えない世の中だ」キミは頬杖をついて私の顔を見る。「お前の場合は特に、ぼーっとしてる時が多くて、それはクセなんだろうけど、それをシラけてると勘違いされる事がよくあるよな」
「ああ、確かに。あんまり人の話聞いてないってよく言われる」
「俺もお前も、異性と付き合うとか向いてないんだよ」
「私、男運が無いのかな。束縛してくる男ばっかり。ジェラシー強すぎて。東京の男も、まあ、上司だったんだけどさ、不倫のくせに、ものすごくて」
「男運ないっていうか、見る目がないんじゃないの。自分で選んでんだから。別に罰ゲームで付き合ってる訳でもないんだろ」
「そうだけど、皆、最初からの変貌が凄いっていうか、話が違うじゃん、みたいな」
「お前と付き合った男はみんな、女運が無いって嘆くけどな」
「なにそれムカつく。負け惜しみじゃないの?」
「確か柴もそうだったんじゃないの」
「あの人なんて末期の頃はストーカーだったからね。当時、盗聴器仕掛けられてた疑惑とかあった。こないだ我妻くんの家で会ったけど、話してないよ」
「まじか。男同士ってあんまり彼女とか女関係の細かい話ってしないからな。大人になると特に。女はいつでもセックス・アンド・ザ・シティ状態だろうけど、男は秘密主義だよな」
「というか恥ずかしいだけじゃないの。自分がちっちゃい人間なのがバレるから。カッコつけたくて偉そうな事言ってんでしょ」
「確かに」キミは深く頷く。「男女がダメになる時って、お互いの言い分が全然違うからな。当事者どちらからも話を聞いてるとよくわかる。基本的にお前は冷めてるんじゃないのかな?」
「まあ、いわゆる、恋愛体質ってタイプじゃないからね。あっさりしてるというか、単に女々しい、悲観的な男が苦手なだけよ」
「お前が男をダメにしてんのか…それとも実はダメな男を好きになるのか」私は肩をすくめる。「お前と付き合う男はみんな精神的に余裕が無くなる。お前をモノにしたっていう自信をつけるどころかコンプレックスを助長させてる。お前の性格が悪いって言ってんじゃないよ。これはある意味、褒め言葉だけどな」私は何て言っていいのかわからない。「まあ、悪いけど柴のスペックでは力不足だな…。そもそも親同士が友達じゃなけりゃ俺とも仲良くなんてしてないさ。お前は顔も頭も家柄も良いんだし」
「あんたって昔っから何か被害妄想強いよね。別にそんなの、カッコよくないよ?」
「別に意識はしてないけどな」
「それとも同情してほしいのかな?無愛想なのはいいとして、そういうとこ直したほうがいいよ?友達として忠告ね。余計なお世話かな?」
「そんな風に言ってくれるのは、お前だけだよ」彼は目の前だけをまっすぐ見つめて言った。「そろそろ帰ろうか」その提案に私は素直に従った。正直、強烈な眠気が襲ってきている。
コンビニにあったレンジローバーはキミの車だった。一体収入源は何なのか気になったが、もう何も聞かなかった。帰路の途中でカバンを取りに行った。命が手元に戻ってくると私は心から安堵して、さらに抗えない眠気がやってきた。クソ男を責めるとかはもうどうでもよかった。人間関係も見直そう。女の敵は女って、本当かもしれないな。
私は車内で眠りに落ちていたようで、気がついたら家に着いていた。親はもう眠っているようで、玄関のライト以外は全て消えていた。
「じゃあな。今度またゆっくり。パパとママにもよろしく。しばらくはこっちにいるなら、たまには連絡でもしてくれたまえよ」
「うん。ありがと。まじで助かった」
「日頃の行いが良いんだか、悪いんだかな」彼がそう言って微笑むと、私はドアを開けて車から降りた。ドアを閉めようとした時、彼が言った。
「ちゃんと寝てるか?」
「ん?」私は曖昧に頷いた。
「ちゃんと寝なよ」彼はそう言うと、私が家の中に入るまで、窓からこっちを見ていた。私が手を振って、彼は中指を立てる。私も同じことをして微笑む。家の中に入って、ドアに鍵を掛けた時、外で発車する音がした。ふとドアをまた開けてみたけど、もう彼の姿はそこにはなかった。
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