メガ・ロマーニア     ー湯賀ー

 賢者様のお通りだぜ。ああ股間が痒い。事後はシャワーを浴びないとダメだな。死んでしまったこの街でも、風俗産業だけはある意味で特産品と言っていい。法規制の関係で風俗店は新規オープンができない。だから昔からある店の経営権のもとにリニューアルをして営業を続けるしかない。この街には小規模だが遊郭みたいな地域があったから、今の時代になっても出稼ぎの女や、遠征してくる男がいるって訳だ。俺みたいな性癖の人間にとっては都合がいい。この街を離れない理由の一つとしておこう。俺の仕事なんて世界中どこにいても出来て、それこそ離島だろうがネット環境さえあれば問題ない。でも便利に越したことはないだろ。クラブや一流レストランは無いが、マクドナルドとM性感はあるんだぜ。それで事足りる。

 ああ、俺は別にMって訳じゃない。ちょっと贅沢な遊び方をしてるんだ。この豚野郎!とか言ってほしい訳じゃないんだぜ。個室に二人っきりなんてのは苦手だから、必ず二人か三人に入ってもらうんだ。アッチは元気にならないから、ソッチを、こう、な…。

 そんなわけで二時間で十人の資本主義者の肖像にお別れを告げたうえ、手元にはジョイントが一本のみ。事前に消費しすぎたな。今のところダイナースが使えるディーラーは存在しない。ATMに寄ろうか。まあ大丈夫だ。俺はそんな筋金入りのジャンキーじゃない。ハードドラッグはやらない。マリファナやLSDを使って、幻覚とともに感覚が好きなだけ。まばたきをする度に楽しい。コスモを感じるんだ。THC摂取後の前立腺マッサージは最高さ。白昼夢スペース・アウトを見ちまうよ。俺にとってマリファナと風俗に使う金は精神衛生上、必要経費だ。少しくらい散財しても股間が痒くても我慢しないといけない。毎日見えない敵から誹謗中傷の嵐だけど、そういう楽しみだってあるから、別に生きてても悪くないよな、って思う事もしばしば。ドライブや旅行だって好きなんだよ。あとはカジノとマリファナが合法化されれば言うことはなしさ。でもそれは諦めてる。少なくとも日本じゃ無理だ。アメリカなんかじゃどんどん規制緩和されてるが、要は低所得者のガス抜きなんだ。安い娯楽を提供して不満を解消させる魂胆さ。日本じゃそれは安価な高アルコール飲料が相当するんだろうな。酒は税収になるけど、違法薬物はヤクザの資金源になっちまう。カジノが来りゃ公営ギャンブルやパチンコ業界の朝鮮マネーにとって不都合なのさ。端的に言うとそれだけのことさ。歴史と法がそうさせたんだ。単純な話じゃない、根深い大人の事情があるのさ。利権の陰には常に血が流れている。簡単には変わらないさ。

 実際、嗜好品なんてものは違法だろうが合法だろうが、やる奴はやるし、やらない奴は別にやらない。アルコールだろうがニコチンだろうがカフェインだろうが、THCもアンフェタミンもコデインもエチゾラムも、どんなものにも体との相性があるし、作用と副作用があるんだ。確かに規制されている薬物は危険な効果をもたらすものが多いが、ほぼ世界中で許可されているアルコールなんて、酒癖が悪い奴に与えたら一番厄介なのものだろ。現に酒がらみの事故や犯罪は後を絶たない。過剰摂取オーバードースすれば死ぬ。こんな危ないモンが道端の自販機で売られてるんだ。もっと意識を持つべきだぜ。

 でもまあ、単純に酒って美味いんだろ?俺は体質的に飲めないから別の嗜好品に走ったわけだが。とにかく用法、用量を守ることだな。俺みたいなより、酒乱の奴や過激な動物愛護団体の奴らの方がよっぽどタチ悪いぜ。法は時代の変化に追いつくことができないものさ。

 近代的な文化水準が高まることによって、人間が本能的欲望に忠実に生きていけなくなっている事にはムカつくが、それは進化の方向性からして仕方がないし、それに伴って合理化が進み、娯楽は増え、ある程度のレベルの欲求は真面目に生きてさえすれば享受できるようになってきている。金や労働力や欲望が需要と供給の絶妙なサイクルを保ち、人々の生きる糧となるのさ…。そう、結局は人間同士のある意味での助け合いが世の中を回しているのさ。

 という訳で今日の俺は、この夜の街から散歩がてら人間観察と視姦して帰ろうという計画を立てた。もちろんハイになって。最後の一本を吸っちまおう。

 歓楽街を出て、商店街を歩く…やっぱココはほとんど人がいない…。オバちゃんと、うさんくさいオッサンと、ガキんちょばっかりだ。若い女はいない。途中でコンビニに寄ってスナック菓子を買うついでに雑誌をちらっと立ち読みする。表紙の女優が美人だったから。名前を見てもどうせすぐ忘れる。可愛い人なら捨てる程いるなんて…映画に出てるんだね。日本の、映画。二時間も集中力が続かないから映画館ではあまり見ないんだが、映画自体は好きだ。たった二千円程で色んな想像力と新しい世界観を与えてくれる素晴らしい娯楽だよ。娯楽は大事なんだ。娯楽こそが生きる糧なんだ。それがなければ生きる楽しみが無いじゃないか。

 でもまぁ、そんなに変わらないんだよ、本質的なところは。同じ事の繰り返しのようだ。映画も、音楽も、スポーツも、性産業も。技術が変わるだけでさ。コンテンツは増えても、人間そのものが変わっていないんだから、求めるものの根底は同じなんだよな。センセーショナルなようでも実はありきたり。人間の想像力にも限界があるのだろう。衒学者のつもりはないよ。どこかの偉いひとも言ってた。うまい酒といい女以外に、この世に何を望む?と。そうだろ。その他はただの過程と媒体さ。結局いつの時代でも人の求めるモンなんて同じ。人間の思考、認識、決定、存在なんてのは記号化された数学的抽象概念だ。

 いつの時代でも世界は病んでいて、人はどこかに癒しを見いだそうとする。何かデカいムーヴメントが起きればいい。ゴスムーブ、マリファナ・シック、安保闘争、グノーシス主義…今は何が起きている?停滞するんじゃない。セックスをしろ。暴力を振るえ。盗め…犯せ…反逆を起こせ…革命だ。理由はいらない。全ての神の子供達よ…みんな踊れ…この世の何もかも合体させてしまえ…そして海に沈むんだ…俺がそうしてやる…俺が歴史の中心人物だ…知られざる黒幕だ。俺は神を犯す。俺は神を殺す…俺が世界を変える。

 俺は鼻歌を歌ってる。通り過ぎてくオンナに目を留める…俺はこの長年の修行のおかげで、じっと見つめていると、今はもう服が透けて見えるようにまでなっている。神の目を持つ男、『ゴクウ』とでも呼んでくれたまえ。しかし人は何故、服を着るように…どうして歴史の上に…クソ……人は俺を変態、ダメ人間、壊れた生命維持装置に繋がれた植物人間状態の破壊と反逆の使徒と呼ぶ…俺のフラストレーションとストレスは解消される事は無い。抜いてもすぐに溜まる。充足する事を知らない。性衝動を何か他のモノに昇華させる事も出来ない。結局全てはリビドーにつながる。ムラート、アルビノ、モスキート、マイ・リビドーさ。イエイ。

 渇き、乾き、燥き。

 しかし妄想が瞑想ともとれる俺の場合、この豊かな想像力をもって気分を高揚させられる。イメージする事はアートだ。俺の唯一の自己防衛手段だ。

 性欲や食欲は過度にいくと危険だから、アドレナリンなどのホルモンが働くと脳内に抑制物質が出るという。妄想するという事にも脳内モルヒネが働き、それにより分泌されるβエンドルフィンによって快感を与えるが、それは行動の根源が性欲から来る原始的本能なので、同様に抑制が働く。つまり我に返って自虐的になるような事だ。そんな感じで妄想をシャットダウンする事。分かりやすい例だとオナニー後の虚無感かな。賢者タイム状態に近いだろう。

 しかしその抑制も、精神を司る高級脳には働かず、例えば人が霊長類の、その最も進化した脳の部分を使い、世の為人の為に尽くすというような時、例えそれが独りよがりな事だとしてもだ、それを止めるモノは無く、どんどん気持ちよくしてくれる。ある意味、天の意志とも言えるが、ならば崇高な欲と低レベルな欲の違いとは何か?

 本来、食欲や性欲あるいは睡眠欲は原始的、生理的欲求だ。だから低レベルの欲だと考えられる。精神を司る高級脳を使うような欲求が崇高な欲だとするならば、もはや神の領域で脳内に宇宙を広げている俺にとっては、この妄想を抑制させるモノは何もない。そして、とどまる事の無い快感を…そんなイメージを膨らますのを助けるためにも、ドラッグとは崇高なモノだ。俺の処方箋なんだ。でも、バカどもは俺のこの主張を認めないだろう?

 このイマジネーションはアートだ。アートは崇高なものだ。人間は一人一人その脳に宇宙と神性を宿している。そういう意味で人間は皆アートで美しい。しかし世の中のほとんどは低レベルな人間だ。脳を眠らせたままでいる。俺が洗脳してやらないといけない。俺は世界の中心で愛をさけぶケダモノだ。

 しかし、俺のこのイマジネーションも実に無責任で、時に諸刃の剣だ。つまり邪魔が入る。クソみたいな邪魔が。侵入思考さ。ラテラルな思考とリベラルなコンパスでマゾヒズム志向だが、ろくに自己完結も出来ない。

 そう、初めての性への目覚めはたぶん十歳くらいの時だ。母親が持ってたレディースコミックを隠れて読んでた。それがスカトロだとか、SMだのホモセクシャルだのレイプだの…当時にしてみればハードコアなヤツで、子供心に何となく奇妙な感じになった。オトナの見方が変わった。母親に対しても変な感じになった。コンプレックスとかそういう類のモノじゃなくて、何ていうか、恐くなった…恐いモンだよ。若さってのは。若さ故の無知、残酷さ…そしてそこから来る人格形成、対人関係への歪み…。

 多分そういう、性教育とか受ける前に、順序だてて段々と色んな事を知っていく前に、いきなり道徳のカケラも無いような知識と見解を植え付けられたワケだから、俺の性本能だの、フェチズムだの、性や人間に対する観念形態がひん曲がってる原因の一つではないかと思ったりする。仙水忍にポルノを突きつけられた大町久美子みたいなもんだな。幼い頃の家庭環境やひょんなアクシデントはその後の人生への影響大だ。加えて今まで成長してくるにつれて、変なコトばっかり憶えたり、どうでも良いような知識ばっかり身についてきちゃってるワケだから、脳ミソがカオス状態になってきてるワケだ。三ツ子の魂百までじゃないが、なかなか一度固められた人格ってのは変わらないな。アインシュタイン曰く、『常識とは十八歳までに身につけた偏見の固まりを言う』だ。認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の過ちというものを…。シャアはいちいち良い事言うぜ。重力に縛られた俺に今すぐ英知を授けてくれ。

 そう、一度変なイメージが無作為に浮かんで来ると、それはなかなか消えない。何かおっかないバッドトリップみたいな…過去のクソみたいな思い出だの出来事だの、トラウマだとか…大体どうでもいい事に限ってよく憶えてんだ…忘れようとしても、その記憶痕跡は消えない。そいつのせいで、またイカれた妄想はエスカレートする。だが俺はそれを楽しむ。Mな性癖はSより得だ。どんな状況も受け入れられるという事に長けている。こういうのも楽しくなる。ほら、夢を見てるみたいで…夢を見るのは楽しい…わざわざ夢を見るために二度寝したり…寝る前に辛いモノを食べる…そんで俺は夢の中で飛ぶんだ…誰かから追いかけられてたり、セックスしてたり、殺してたり、殺されてたり…いつもそこには僕がいて…話してるんだ…誰かと…そんで…その相手はもしかして僕自身だったりするかも…これってもしかすると現実なのかもしれないって…今こうして生きてる僕は、本当に目覚めているのか…それともまだ夢を見てるのか…僕という存在すら、実は誰かが見てる夢なのかもしれなくて…だってほら、そこに僕はいる…。僕は一人称?君は二人称?さっきまでの僕達は三人称だった。

 女がいる。美しい女が。気高きミス・ゴダイヴァ。その肌を露出した服装をやめてくれ。僕だけが君のその肌を…その中身を…君の全てを見ることができる…。フシギな事にこれは単なる好奇心じゃない。不純で低俗な興味でもないんだ。未知の神秘に触れようとする…そう、まさに崇高な欲なのだよ…。真なる官能的な魂の触れ合いには、もはや性行為は必要ない…そう、プラトニックな恋をしていたのさ…心から疑うことなく愛し合っている状態…たとえ想像上だけでもそのユーフォリアは…。

 女が俺に気付き、こっちを見てまた目を逸らした。一気に気分が滅入りそこで妄想は挫けた。そして心の中で犯すという背徳行為をする。俺の頭の中での出来事を誰が知る?いいじゃないか、ぜんぶ妄想なんだから…。やっぱりキレイ事を言ってても性欲は付きまとう。罪悪感を感じるけど仕方ない。結局は皆、セックスがしたい為にあれこれと頑張っている…やはり人間行動の根源はフロイトの言うように性欲なんだろうか?いや、状況によりけりだろう。人間みんなが性欲旺盛だとは限らないし。じゃあ権力欲か?しかし何の野心も持たずに、静かに暮らして静かに死ぬのが望みという人間もある…。人それぞれって事だよな。だから困るんだ。

 イメージが浮かんだ。こういった類いの妄想は支配欲から来るものなのか?支配欲。ガキを怒鳴りつける大人とか、弱い者いじめだとか、立場を利用して優越感に浸るみたいな、そんな些細な事なのに、まるで絶対的権力を握ったとでも言いたげに…。そう、絶対的権力ってのを持ってるヤツがいて、それは神か悪魔かそれともただの人間か…とにかく、そういう絶対的権力を持つことと支配欲。俺の脳の中では、その両方ともが満たされる。つまりは俺が神な訳だ。何をしようとおかまいなしだ。だから非日常の極みとも言える『夢』の中での出来事は最高に楽しい。すぐ忘れてしまうがリアルな感覚もある。トリップしてるときの夢ウツツな状態。俺は明晰夢が見れるのさ。あとはそれを録画する装置があれば最高だ。なぁ?猫型ロボットよ。

 路面店のカフェの前に女が二人立っていた。一人が俺に手を振ってきた。なんだ…?バカにしてんのか…?呼び込みか?いや、あの娘、見た事がある…誰だ?

 隣にもう一人女性。黒くて長い髪…。目の周りのクマがひどい…。睡眠不足か、皮膚が薄いのか?顔には雀斑がたくさん浮かんでいる。肌の色はおよそ黄色人種とは思えない驚きの白さ。そしてなんという目力。特徴的なメンヘラ臭。だがそれでいて大人しそうな…そしてエキゾチックな感じがする。フフ…きっと君も…僕を見てる…。分かってるんだ。今キミが僕とキスしたいって思った事…。なのに、すごく冷めた表情をしてる…どうしたの?何を背負ってるの…?君はとても悲しそう…その黒い髪、その虚ろな瞳を…僕が見つめている…きっとそれを知らないから…。

「君の痛みに入ることが出来る?」

 その娘と一瞬、目が合った。ほんの一瞬だった。次の瞬間には、お互いもとの視線へと戻った。そして俺は足を止めることなく立ち去る。

 何だろう?俺は無意識に彼女に対し心持ち頭を垂れた。この喪失感にも似たような感情は何だろう?

 雰囲気を持った女性は素敵だ。美のニュータイプなんだ…人はどこまで美しいモノとなれる?美の概念とは?そして『美』の危険性…その不可抗力…アートだね…。俺にまた違ったイメージを与えてくれる…俺もきっと何かのニュータイプに違いない…旧人類の能力を超えた…ハロー…君の名を教えて…君のゲームにまぜてくれ…ハロー…ハロー…初めまして。愛してる…。

 けどいくら愛してるなんて言葉を交わし合ったとしても、愛なんてもので自己認識しようしてはいけない。俺は自己依存によって自己保存する。しかし自己否定という大きな自己矛盾も抱えている。だが、俺の哲学の根本原理はパラドックスだ。それから始まっている。俺はそれによって自らを弱体化させる事は無く、それを強みにしていけるんだ…。オール『マイティー』。

 …今、とりあえず俺が生きてると認識できるこの世界には、俺しか存在していない。素晴らしい人間達よ、君たちは皆ただの記号に過ぎない…。この世界の何もかも、俺が見て、感じる世界は、俺の見てる夢なんだ。そして、この俺も違う次元。或いはパラレルワールドの誰かの夢なのかもしれない。それとも水槽の脳だろうか、胡蝶の夢だろうか?あるいはクローン人間だろうか?今ここにある俺という現象は、実に実体性、恒久性のない幻想、妄想なんだ。ただ、この俺、湯賀という男のメインの意識がこうして具現化して表されてるだけなんだ…。

 無常の彷彿に心は煩い、満ちては途絶え、途絶えては広がる無の境地へと光を放ち、遥か先で煌々と輝る残光を目指し彷徨し、其処に在るものは唯一つ、未知の確信と戸惑い。独りこの存在という現象が映す一つの宇宙に影を落とし、その影とともに歩いてゆく。

 この世界は虚無だ。世界は数学的抽象概念のようなもの。単純な記号と認識で成り立っている。人間。脳。夢。愛。生。命。

 全ては意味の無い幻影なんだ。紛いイコンの灰は朽ち、湧き出る泉は無為に満ち、永劫続く息吹の抽象。溢れる涙は常闇に、そのいのちは充満する。そして腐食は併発し、いま邂逅したのさ。そう…いつか素晴らしい相手と出会う。失われたミッシング・ピースの発見。そう、全てを受け止めてくれる人が…。そしていつか俺は完成するんだ。

「きっと君も僕を見てる…。ふたりは愛し愛されるために、時を越え、またこうして出会った…」ふふふ、イカれた妄想狂メガロマニアの雅歌さ…。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る