ひとりにしないで
私の心にはいつからか小さな穴が開いて、日に日に少しづつその穴は大きくなり、今ではもう埋まりようがない程になった。
私がその穴を埋められる唯一の方法はいまのところ腕を切るような自傷とかではなくて、お金を稼ぐ、働くということで、なぜだか自分が働いて手に入れたお金を見ると明日も生きていいいんだという気持ちになって安心した。そして効率的にお金を稼げる1番の方法を見つけてしまって私はそれから抜け出せない。悪いことをしている罪悪感とお金を手に入れる幸福感で私はもうおかしくなってしまっていたんだと思う。
私は悪い方法で一日に2人こなして10万円稼ぐ。
お金を稼いでも使わないし、欲しいものもないからどんどん貯まっていく。どんどんお金は貯まるけど私の心の穴は最近お金を手にしても埋まりにくくて、日に日に人数を増やしていった。相手が喜びそうなことを言い機嫌をとって、殴ることが好きな人には脅える演技し、相手の気持ちよさそうにする所探る。私はそれらについて何も感じなかった。その誰よりも私が1番汚いし、最悪な人間だとわかっていたから。
こんな生活辞めてしまいたい。知らない人に抱きしめられても何も幸福感がないし、どんどん心の穴が開いて行く。つらい痛い怖い。助けてと手を伸ばすことは出来ない。ここまで自分で歩いてきたのだから。こうやって私は生きていくのかな。もう死んでしまいたいなぁ。
生きたくて泣いてる 凪 @Hazuki_0818
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。生きたくて泣いてるの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます