小論『文章チェックのヒント』について。

2022年06月15日


 どうも、あじさいです。


 自主企画「罵倒されたい作品」はひとまず参加受付期間が終わり、先日新たに小論『文章チェックのヒント』を書き始めました。

 参加作品にお邪魔してコメントを書くのは今後もやっていきたいと思っていますので、そこはご安心くださいと言うか、油断なさらないでくださいと言うか。


 前回のエッセイで「感謝の気持ちを思い出さねば」と決意した通り、相手から返信が来ないとか、返信の内容が気に喰わないといったことでガーガー騒ぐのはもうやめにしますが、それでも、長文の批判コメントを書いて突撃するとなると、それなりに体力を使います。

 最近は、体力自体はあるのですが、どういうわけか、辛口コメントを書くベクトルには向きません。

 そのため、とりあえず読んで♡を押すくらいの日が続いていますが、以前より読み方が雑になったとか、指摘すること自体が嫌になったとかではありませんので、ご容赦いただければと思います。




 小論『文章チェックのヒント』を掲載した経緯についてですが、別にWeb小説の現状と未来をうれえたわけではなく、個別に作品に突撃をかけるよりこっちの方がお互いにとって楽な部分もあるんじゃないかと思っただけです。

 本当を言うと書きたくなかったですし、案の定、いくら書いても終わりが見えません。

 しかも、筆者から言えるのは一般論、そうでなければ独断と偏見でしかないので、書いたところで大抵の方には届かないのが目に見えています。


 偉そうな物言いになるのをお許しいただきたいですが、一般論のありがたみは、自分の失敗を具体的に指摘されてみないと分からないものです。

 主語と述語を対応させること、対応を分かりやすくすることが大事だという事実は、わざわざ言われなくても知っている人の方が多いのです。

 それがあなどれない問題だと気付くのは、自分自身の文章で主語と述語がおかしなことになっていることを、第三者から指摘されたときだけでしょう。


 筆者もそうです。

 というか、文章のことに限らず、筆者の半生はずっとそんな感じですから、そのことはよく分かります。


 これは筆者の勝手な意見ですが、文章を文法的に整えていくことは、誤字脱字や変換ミスの発見にも役立つと思います。

 というのも、文の構造を明確にし、文節と文節のつながり、文と文のつながりを意識すれば、それぞれの言葉がそれぞれの位置でどのような効果を発揮するべきかを、何となくではなく論理的に掴めるようになるからです。

 もちろん、読者であるときはさらりさらりと読んでも良いのですが、書き手となるときは一言一句に注意を払う必要があります(自分の文章の細部になんかいちいちこだわらないという方はその限りではありませんが)。

 文章を全体としてとらえようとすると、どうしても途中で読み飛ばしたり、頭の中で情報不足を補ったりしてしまいますが、部分ごとに分解して捉えていくことで、そのような状態からの脱却をはかれるはずです。


 ということで、宣伝にはなりますが、このエッセイを読んでくださっている皆さんには、気が向いたときにでも小論『文章チェックのヒント』に目を通してみていただけると幸いです。




 今回は短いのですが、ここまでとさせていただきます。

 中途半端に元気なときにはありがちなのですが、小説でもエッセイでも、書いている内に話がどんどん刺々しくなることがあるので、今後まだしばらく、エッセイを更新しない日が続くかもしれません。


 それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 またお会いしましょう。

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