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2021年8月9日 16:39
はじめまして。……自分でもどのようなリンクを辿って来たのか分からないのですがこちらのお話に辿り着き、興味深く読ませていただきました。私自身は書く方がメインで、他の作者の方の作品を多く読む方ではないのですが、その分、応援コメントが長めになる傾向があり、あじさい様のこのお話を読んで感じるものがあった次第です。難しいものですよね、他の方の作品へのコメント。どうしても作者としての自分のこだわりもあるので踏み込んだコメントになってしまう時があり、返信を頂いてから、あ~……などと思うことが何回か(むしろ何度も)あったりします。そのような指摘を求めている方も求めていない方もいて、なかなか見極めることは難しいです。あじさい様の、事前に許可をもらう、というのは良い手段なのかと思いました。そして、指摘を求めている方と、こちら側との認識の違いというのもあるのだなとも思ったのです。・文章チェック・校閲・下読み・感想・批評日本語としてそれぞれの単語が独立しているのなら、それぞれの持つ意味は違うと思うのですが、どうしてもこの辺りの認識が掛け違ってしまうと"無用な事故"が生じるのかな、と。カクヨムの運営様にこの辺、明確に提示していただくと助かる!などと思ったりもします。などと、初めての方に長文のコメントを事前に許可なく書いてしまっており、失礼いたしました。お話、とてもおもしろかったです。
作者からの返信
はじめまして。 コメントをくださり、ありがとうございます。 楽しんで読んでいただけたとのことで、嬉しいです。 そうですね、僕もおそらく似ているであろう状況によく直面します。 読んで気に入った作品であればあるほど、ちょっとした違和感であっても無視しがたくなってくるものですが、中にはその正体を明確な言葉にできないものもあります。そこで、「自分ならどう書くか」という視点で修正案を考えて、「明らかな間違いとは言い切れませんが、こういう書き方にした方が無難じゃないでしょうか」といったことを言いたくなるのですが、時としてそれはキャラクターの描写や場面の雰囲気に関わってくるので、ためらいが出てきますよね。 自主企画でアンケートをしてみると、自作について不備や改善点の指摘をされたくないという方もちらほらいらっしゃるようですし、実際に僕も、そういう指摘をして返信を頂けないままというケースを経験しています。また、お恥ずかしい話ですが、それがきっかけで作品を非公開にするところまで書き手さんを精神的に追い込んでしまったこともあります。エッセイ本文にも書いたように、「修正案も提示したんだし、作品を愛しているなら適切な修正を加えて再公開してくれればいいじゃないか」という思いがないと言えば噓になりますが、元々単に趣味でやっていたことだと考えると、見ず知らずの相手から批判されてやる気を削がれてしまう方が自然なのかもしれません。事前に許可をもらうのは相手への気遣いを示す上で有効な手かもしれません。 文章チェック、校閲、下読み、感想、批評といったコメントの種類を明確にして認識を共有した方が事故を減らせるというのは、おっしゃる通りだと思います。ただ、小説の場合はその線引きが難しく、新たな問題を引き起こしそうな気もします。 たとえば、Web小説だけでなく少年マンガにもあることですが、年若いキャラクターが目上の人間や年上の人間に対して敬語を使っていない場合、その不自然さを指摘するのはどの種類のコメントということになるのか、悩みどころです。あるいは、本文中の情報が重複していたり、順序が混乱していたりする場合も、文章チェックとして修正案を提示すべきか、感想というあくまで個人的な違和感の話としてそれを言うべきか、あるいは作品の味だと割り切って言わずにおくべきか、僕なら迷ってしまいます。 結局、批判されたくない方々は批判されること自体が嫌いなのでしょう。だとすれば、受け付けているコメントの種類を限定したところで、相手が不快感を抱いたその時点で「事故」に発展するに違いありません。本当、難しいですよね。いっそのこと、皆さんがプロフィール欄に「作品の感想の他、改善点の指摘も受け付けます」とか「(気持ちよく書きたいだけなので)改善点の指摘や修正案の提示はご遠慮ください」とか書いてくれればいいのに、などと考えてしまいますが、もちろん、これはあまりにも乱暴な話ですね(笑)
はじめまして。……自分でもどのようなリンクを辿って来たのか分からないのですがこちらのお話に辿り着き、興味深く読ませていただきました。
私自身は書く方がメインで、他の作者の方の作品を多く読む方ではないのですが、その分、応援コメントが長めになる傾向があり、あじさい様のこのお話を読んで感じるものがあった次第です。
難しいものですよね、他の方の作品へのコメント。どうしても作者としての自分のこだわりもあるので踏み込んだコメントになってしまう時があり、返信を頂いてから、あ~……などと思うことが何回か(むしろ何度も)あったりします。
そのような指摘を求めている方も求めていない方もいて、なかなか見極めることは難しいです。あじさい様の、事前に許可をもらう、というのは良い手段なのかと思いました。
そして、指摘を求めている方と、こちら側との認識の違いというのもあるのだなとも思ったのです。
・文章チェック
・校閲
・下読み
・感想
・批評
日本語としてそれぞれの単語が独立しているのなら、それぞれの持つ意味は違うと思うのですが、どうしてもこの辺りの認識が掛け違ってしまうと"無用な事故"が生じるのかな、と。カクヨムの運営様にこの辺、明確に提示していただくと助かる!などと思ったりもします。
などと、初めての方に長文のコメントを事前に許可なく書いてしまっており、失礼いたしました。お話、とてもおもしろかったです。
作者からの返信
はじめまして。
コメントをくださり、ありがとうございます。
楽しんで読んでいただけたとのことで、嬉しいです。
そうですね、僕もおそらく似ているであろう状況によく直面します。
読んで気に入った作品であればあるほど、ちょっとした違和感であっても無視しがたくなってくるものですが、中にはその正体を明確な言葉にできないものもあります。そこで、「自分ならどう書くか」という視点で修正案を考えて、「明らかな間違いとは言い切れませんが、こういう書き方にした方が無難じゃないでしょうか」といったことを言いたくなるのですが、時としてそれはキャラクターの描写や場面の雰囲気に関わってくるので、ためらいが出てきますよね。
自主企画でアンケートをしてみると、自作について不備や改善点の指摘をされたくないという方もちらほらいらっしゃるようですし、実際に僕も、そういう指摘をして返信を頂けないままというケースを経験しています。また、お恥ずかしい話ですが、それがきっかけで作品を非公開にするところまで書き手さんを精神的に追い込んでしまったこともあります。エッセイ本文にも書いたように、「修正案も提示したんだし、作品を愛しているなら適切な修正を加えて再公開してくれればいいじゃないか」という思いがないと言えば噓になりますが、元々単に趣味でやっていたことだと考えると、見ず知らずの相手から批判されてやる気を削がれてしまう方が自然なのかもしれません。事前に許可をもらうのは相手への気遣いを示す上で有効な手かもしれません。
文章チェック、校閲、下読み、感想、批評といったコメントの種類を明確にして認識を共有した方が事故を減らせるというのは、おっしゃる通りだと思います。ただ、小説の場合はその線引きが難しく、新たな問題を引き起こしそうな気もします。
たとえば、Web小説だけでなく少年マンガにもあることですが、年若いキャラクターが目上の人間や年上の人間に対して敬語を使っていない場合、その不自然さを指摘するのはどの種類のコメントということになるのか、悩みどころです。あるいは、本文中の情報が重複していたり、順序が混乱していたりする場合も、文章チェックとして修正案を提示すべきか、感想というあくまで個人的な違和感の話としてそれを言うべきか、あるいは作品の味だと割り切って言わずにおくべきか、僕なら迷ってしまいます。
結局、批判されたくない方々は批判されること自体が嫌いなのでしょう。だとすれば、受け付けているコメントの種類を限定したところで、相手が不快感を抱いたその時点で「事故」に発展するに違いありません。本当、難しいですよね。いっそのこと、皆さんがプロフィール欄に「作品の感想の他、改善点の指摘も受け付けます」とか「(気持ちよく書きたいだけなので)改善点の指摘や修正案の提示はご遠慮ください」とか書いてくれればいいのに、などと考えてしまいますが、もちろん、これはあまりにも乱暴な話ですね(笑)