事前に許可を取るのがマナーらしい。
2021年7月3日
どうも、あじさいです。
近況ノートをご
自分の小説を書こうとはしているんですよ。
プロットやキャラクターの設定も用意して書き進めていますが、筆者にとっては毎度のことながら、書いている内に当初の構想からどんどんずれていくんですよね。
新作について言えば、まだ世界観を説明して主人公の幼少期を描いている段階なのに、脇役の予定だったはずのキャラたちがまるで重要キャラみたいな振る舞いをするようになってきています。
また、架空の世界が舞台なので、宗教や差別も独自のものを作ろうとしているのですが、大学時代ならまだ多少そういうものを勉強する余裕があったものの、最近は色々な意味で難しくなっています。
小説を書く勉強のための本の費用も、こだわり始めるとバカにならないので、ちょっと
ついでに言うと、カクヨムの近況ノートでその宣伝をしようと思ったのですが、よく考えたら、カクヨムの規約では営利活動に関する投稿は原則として禁止されていました(あの近況ノートは既に削除しました)。
今回のエッセイも迷走の一種だと思って軽く流していただければと思いますが、筆者以外でお知り合いのWeb小説の文章チェックをしている方を見かけて、その方が書いたエッセイを読んでいたら、こんな記述に出くわしてドキリとしました。
夏緒さんという方の『添削ってどうなのよ』の第6話の一節なのですが、以下に引用します。
――――
もし、「添削やってみたい!」と思われてるかたがおられたら、お願いがあるのです。
勝手にやんないでください。笑
あ、違うのよ、別にね、わたしの仕事を取らないで! とかそういうことではなくてですね。
お相手の作者さんに、
「添削してもいいですか」
って聞いてあげてください。
(略)
誰だって無用な事故は避けたいですよね。
なので、添削したいときには、あらかじめ確認を取りましょう。
豆腐メンタルの人が一方的な指摘でショックを受けて、怖くなって書けなくなっちゃったらどうしますか。
優しさの姿をしたただの暴力になっちゃいます。
腹を立てられて喧嘩に発展してしまったらどうしますか。
揉めたらお互いに「書くのが楽しい!」がなくなってしまいますよ。
結局は人間関係なので、上手くやってほしいです。
(https://kakuyomu.jp/works/16816452219845918932/episodes/16816452219881528713)
――――
そういうもんかなぁ。
たしかに、このお話は正しいんだろう、と筆者自身も思うんですよ。
ただ、どうにも素直に受け止められないところがあるのです。
どうして自分はこんなにもやもやしているんだろう、と考えました。
考え続けてエッセイまで書いてしまっています。
そして思ったのですが、この話をしてくださった夏緒さんと筆者では、文章チェックをしてそれを相手に送るときの意識が異なっているようです。
まだエッセイを少し読ませていただいた程度ですが、夏緒さんが善い
この方は交流のある人が賞に応募する場合だけ
それに対して筆者はどうかと我が身を
筆者の場合、そもそもの話として、気が向いたときに気が向いた作品しか読まないんですよ。
せっかくこのエッセイを読んでくださっている皆さんの前で公言することでもありませんが、筆者はホラーや時代劇が苦手ですし、現代ドラマや現代ファンタジーなどの緊張感のある物語はつらくなるので、めったに読みません。
日頃からお世話になっている方々がコンテストに応募するとおっしゃったところで、基本的にそれは変わりませんし、今後意識して変える予定もありません。
そして、なんちゃって校閲者の活動をする際には、とりあえず読み始めた小説について、「日本語の不備は読んでいて気になる」→「もし後でそれを書き手さんに伝える気分になったら、不備を見落とさないように意識しながら読み直すことになるのかぁ」→「じゃあ最初から不備を拾い上げておこう」という程度の感覚でチェックを進めていることが多いです。
ページの最後まで読んで、面白かったなら作品をより良いものにしてもらうために、まだ話が見えなくても書き手さんがこだわりを持って書いているようならその推敲をお手伝いするつもりで、文章チェックの結果を書いて送ります。
そう考えてみると、筆者の場合、その書き手さんの今後の活躍を期待しているというよりも、作品それ自体の完成度を高めることは「正しいこと」であり「必要なこと」のはずだからコメントしている、というのが近いようです。
過激な発言になりますが、たしかに筆者には、「書き手さんの困惑なんか知ったことじゃない」と思っている節があります。
とやかく言う前に手直しをしろ、こんな良い作品にこんなミスを残したまま放置するな、という思いが強いのです。
ですから、もし仮に、「これから文章の改善点を列挙しますが構いませんか」と尋ねて、書き手さんに拒否された場合、おそらく筆者はすなおに引き下がらずに怒りや
――自分が書いた作品に対して、ミスを修正する程度の「愛」もないの……?
読者である筆者が見つけた不備が何なのか気にならないの?
自分の作品をより良いものにする機会が目の前に転がっているのになんで拾わないの?
そんな意識でなんで小説なんか書いてるの? なんでネットにアップしてるの?
文章チェックについて事前にお
言い換えれば、そこで断りそうなくらい作品への愛が足りなそうな人には、そもそも長文のコメントを送ろうという気になりません。
その意味で、ちょっと良いふうに言えば、事前に長文のコメントを送る許可を求めないことは、筆者が作品を読ませていただいてその書き手さんの「愛」を信頼したことの
……我ながらすごく
いや、今はなんだかんだ言っていますが、おそらく今後は、初めて長文のコメントを送る相手の方に対しては、事前に許可を求めるようになると思います。
そうしたらそうしたで筆者の精神力が
結局今回は何の話だったのか筆者自身にもよく分かりませんが、ともかく、迷走している者なりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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