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新しい辞書。」への応援コメント

  •  私が論文を書くとき、例えば「第〇版」の書籍を引用する場合には、

     筆者名『タイトル(第〇版)』(出版社、発行年)〇頁。

     とします。二重括弧内にその書籍のタイトルに関する情報をすべて書きこむはずですから、その外に版数を書き込むのはおそらく間違っています。丸括弧が並ぶのも変ですし、版数がない書籍を引用する際と形式が変わってしまうことも根拠になるかと思います。

     「初版」については、タイトルにあるならば書かなければならないかもしれませんが、なければ書かなくてもいいと思います。後ろに必ず「発行年」を書きますから、なくても伝わります。むしろ、タイトルにないものを書き加えることで、かえってややこしいことになる気がします。

     私は引用に関する「正式なルール」を大学教授から指導してもらいました。ある種の文章(論文や基本書等)のプロに教わったともいえるので、引用の方法については、これが正しいと思います。ただ、この手の論文の作法——「正式なルール」は分野ごとに異なる可能性があるので、一概に断言もできません。有名な大学教授の論文等をいくつか読んで、そこから学ぶしかないのでしょう。

     社会科学の論文は参考文献が非常に重要ですから、この点お互いに気を付けながら書きたいですね。またご存知かとは思いますが、雑誌などの論文を引用する際はまた若干形式が異なるので、ご注意ください。

     気になられていたようので書かせていただきましたが、本文にあまり関係のないことでしたね。長々とすみません。

    作者からの返信

     いえいえ、教えてくださってありがとうございます。

     筆者も大学時代にレポートの書き方について本を読みましたが、(おそらく)版数の記載の仕方は書かれていなかったと思います。先生にも聞きそびれていて、大学時代からずっと疑問のままでした。今回、姫川さんから納得のいく説明を聞くことができて助かりました。
     分野によって書き方が違うという話は筆者も聞いたことがありましたが、姫川さんが教えてくださったタイトルや発行年を載せる順番が、筆者の知っていたものと違ったので、確認のために大学時代に買った本をいくつか見てみたら、似たような分野なのに本ごとに違っていました(ちなみに国際政治学と政治哲学の本です)。版について確認できたところでも、『 』の中に「増補」と書いていたり、『 』の外に「(新版)」「(増補版)」と書いていたりとバラバラでした。著者の年代や出身大学によっても違うのでしょうか。
     こんな疑問を口にしておいて、しかも丁寧に答えていただいた後に言うことでもありませんが、ひょっとすると、必要な情報がそろっていて1冊の中で形式が統一されていれば細かいことはいいじゃないか、くらいの認識なのかもしれません。