更新時刻。

2020年3月20日


 どうも、あじさいです。


 今回はもう、小ネタ集の復活か、ってくらい脈絡もなく駄弁だべります。

 我ながらゆるすぎる気がするので没にすることも考えましたが、今日はうじうじと迷っていたくない気分なので、投稿してしまうことにします。

 とらえどころのない話が苦手な方はご注意ください。




 これまでのエッセイに新たに訂正ていせいすべき箇所が見つかったので、まずはその報告から入ります。

 「自主企画の反省」の回で、『生徒会の一存』という作品を紹介したとき、外伝を7冊と言いましたが、(少なくとも)もう1冊ありました。

 曜日にちなんだ日月火水木金土の7つに加えて、「祝日」があったのです。

 大変失礼しました。




 さて、前回、「推敲すいこうにゴールはあるのか」という話をさせていただきまして、「あれ? このエッセイのテーマはカクヨムのはずなのに、急に創作論を始めやがったな」とお思いになった方もいらっしゃると思います。

 え? そこまでこのエッセイに興味ないって?

 ハハハ!

 ……こういうときに使える台詞がサマセット・モームの『月と六ペンス』にあります。

 印象に残っている方も多いと思いますし、長くなりますが、ちょっと引用させてください。


――――

おびただしい数の本の中にあって、自分の著書が成功する可能性など、どれほどあるだろうか。万が一評判になったところで、せいぜい一時いっときあいだにすぎない。気まぐれな読者に数時間の気晴らしを与えたり、旅の退屈しのぎをさせたり、そんなことのために、著者はいかに骨を折り、いかに不快な経験にえ、いかに心痛に悩まされたことか。しかも書評から判断する限り、大多数の本は入念に書かれており、考え抜かれたあげくに構成されているし、中には生涯かけての労作すらあるのだ。こういう状況から得られる教訓は、作者たる者は、創作すること自体の喜びと、鬱積うっせきする心のしこりをはき出す解放感とにむくいを見出すしかないということである。それ以外は、失敗も成功も、賞賛も非難も、まったく関心を向けないのが肝要かんようである。

(モーム、2005、『月と六ペンス』、行方昭夫(訳)、岩波文庫、pp.26-27)

――――


 このエッセイがあなたの暇つぶしに貢献できるのであれば、筆者はそれで充分です。


 率直に申しますと、本当は前回、あんな創作論っぽい話をするつもりはありませんでした。

 当初の脳内プランでは、

「自分が書いた小説って何度読み返しても修正したくなるよね」

掲載けいさい済みの原稿をいじるとき、最終更新日のらんに中途半端な時刻が刻まれるのが嫌で、何時10分とか何時25分みたいに5分刻みの時刻を狙ったりしない?」

 というあるあるを扱うつもりだったのです。

 前回はそのための前振りの話、「自分が書いた小説って何度読み返しても修正したくなるよね」という話を広げている内に、予想以上の文字数にふくれ上がってしまったのです。

 ただ、もしかしたら読者の皆さんに何らかの示唆を与える内容になっているかもしれないということで、そのまま載せさせていただきました。


 それで、今回は更新時刻の話をさせていただくつもりだったのですが、よく考えてみれば、そんなところが気になってしまうのは筆者くらいのものでしょうし、その筆者でさえ掲載済みの作品をいじるとき毎回気にしている訳でもないので、もういいことにします。




 話が一段落したところで、余談ですが、昨日、カクヨムコン5の中間選考結果が発表されましたね。

 https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon5_nominated

 選考を通過された方々、おめでとうございます!

 筆者もコメントのやり取りをしたことのある方々の作品が選考を通っており、不思議な嬉しさを覚えています。


 いや、それにしても狭き門です。

 筆者は拙作(長編ファンタジー)を朝読小説賞に応募していましたが、見事に落選しました。

 普通に考えたら通る方がおかしいのですが、それでも悔しさがこみ上げるものですね。

 やっぱり拙作は筆者渾身こんしんの作品ですし、筆者の野望として、いつかその良さを世間の皆さんにも分かってほしいという思いがあるのだと、落選という結果を前にして改めて感じました。

 いや、でも、拙作のテーマのことを考えると、読んでもらったときに「何でこんな普通のことを言うのにここまで文字数を使ってるんだ?」と思われるくらいで丁度良いのかな……。

 まあ、それはともかく。

 良くも悪くも拙作は未完なので、今後とも執筆を頑張ろうと思います。




 文字数から考えるといつもより短めですが、最近は文字数多めの回が続いていたので、今回はこの辺で失礼します。

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