☆はいくつでも嬉しいの?

2020年2月2日


 どうも、あじさいです。

 気付けば2月ですね(遅い)。


 このふざけたエッセイも、開始から1週間が経ちました。

 皆さんの応援のおかげで、ここまでやってこられました(早い)。

 タイトルが目を引くのか、思いのほか色々な方に読んでいただいているようです。

 ありがとうございます。

 でも、お忘れじゃありませんか、このエッセイの目的は…… あ、いえ、何でもないです。


 さて、2月になったということは、自主企画も刷新されている可能性がある訳です(あまりちゃんと確かめていませんが)。どの業界でも節目は大事ですから。

 そこで、この度、拙作を新たな自主企画に参加させてみることにしました。

 すると、意図せずこのエッセイに丁度良い企画を見つけまして、拙作の処理を済ませた後、このエッセイも自主企画に参加させることにしました。

 すごいですね、「エッセイのコンテスト」なんていう企画があるんですね。

 その他の2枠については、(こう言っては失礼かもしれませんが、)このエッセイを面白がってくれる参加者が多そうな企画を選んでみました。

 このエッセイの読者が増えると良いなぁ。

 でも、お忘れじゃありませんか、このエッセイの……


 一般論を普通に考えて、新規読者の獲得を左右する要素の1つが☆の数です。

 自主企画の参加作品一覧を見ても、♡や応援コメントの数は表示されませんが、☆の数は表示されます。

(さらに、文字で書かれたレビューが付いていると、その作品は企画の中でも埋もれずに異彩を放つことができます。)

 もちろん、「自分は☆が少ない作品を優先的に読む」という趣向の方がいらっしゃることは知っています。

 まだ評価されていない掘り出し物を見つけるのって、楽しいですもんね。

 ですが、基本的には☆は多い方が良いとされるものです。

 それだけ多くの人が読み、好意的に評価としたという証ですから。


 しかしながら、この☆というもの、筆者からすると、扱いが難しい。




 ♡であれば簡単です。

 気に入った部分や作品にポチッと押せばよいのです。


 もちろん、「一度連打を始めた♡をどこでやめるか」問題はあります。

 ピンと来ていない方のために解説すると、これはつまり、「連作の1話目、2話目と♡を押した場合、3話目(以降)も押した方がいいのかな? でも、その調子でずっと押し続けるのは面倒だし、書き手さんにウザがられる(あるいはプレッシャーを与えてしまう)かもしれないな」という問題です。

 筆者もカクヨムを始めたばかりの頃はこの問題に直面しましたが、しかし、拙作の「とりあえず書き上がっている分」を投稿し終えた今なら分かります。


 ♡は気が向いたときに押せばよい。

 なぜなら、♡は途切れようが押され続けようが、もらえば嬉しいものだから。


 問題解決です。




 ところがどっこい、☆だとそうはいきません。

 その理由のひとつは、いくつ付けるのかが読者の裁量にゆだねられているからです。

 そして、もうひとつの理由は、☆には純粋な応援としての側面と、作品に対する評価という側面の2つの顔があるからです。


 ☆は多い方がその作品の宣伝に繋がります。その意味では、1つだろうが2つだろうが、良いと思った作品を応援するためには☆を付けるべきということになりそうです。

 一方で、☆3以外の評価は失礼だという考え方も可能です。

 というか、筆者はそう思ってしまいます。

 ☆1あるいは☆2を付けると、5段階評価で言う3以下の評価しかしていないと受け取られるのではないか、そんな中途半端な評価ならしない方が(♡だけにした方が)マシじゃないか、という考えが頭をよぎるのです。




 カクヨムを始めて数日の頃は、筆者がその作品を面白いと感じれば、積極的に☆を付けるようにしていました。

(以下、応援あるいは評価をするかしないかという話なので、ちょっと上から目線の物言いになります。また、拙作のことは完全に棚上げして好き勝手なことを言っていますが、ご容赦ください。)

 一口に「面白い」と言っても内実は様々ですが、とりあえず、誤字脱字はほとんど関係ありません。

 小説なら、登場人物の個性や生き様がきちんと描かれていると、この基準を満たすことが多いです。また、作品にテーマがあり、それが誠実に取り扱われていれば高評価になります。その意味では、世界観の詰め方やストーリーの奇抜さは二の次です(筆者個人の基準です)。

 エッセイなら、読者の共感を得やすいトピックが選ばれているか、あるいは書き手さん独自の経験を広く共感されるであろう形で紹介しているか、という点を重視します。

 ただし、☆3以外にしようか迷ったら基本的に付けません。


 読んでいただければ分かる通り、あまり客観的な基準ではありません。

 そのため、数日続けただけで、☆3と☆0の境界がぐちゃぐちゃになってきました。

 1週間経った辺りから考えるのが面倒になった筆者は、最近では基本的に☆を付けなくなってきています。

 もちろん、別に筆者が☆を付けたところでどこかの何かに影響がある訳じゃなし、色々なものに目を瞑ってとりあえず☆3を付けていれば双方ハッピーで良いじゃん、という考え方もあるでしょう。

 ですが、良いのか悪いのか、筆者の性格上、そこまで「不誠実」にはなれないんですよね。

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