フォローもひとつのメッセージ。

2020年2月1日


 どうも、あじさいです。

 今回は一応週末ということで、ちょっと早めの時刻に投稿してみました。


 このエッセイ、読んでいただければ分かる通り、ミスや勘違いが結構あります。

 これも作品としての「不備」なので、ご指摘いただいたり気付いたりしたら記事自体を書き改めるようかと考えたこともありました。

 ですが、このエッセイのコンセプトは、ひとりの初心者がカクヨムを使いこなすようになるまでのノンフィクションです。

 言い換えれば、本作は新規ユーザーさんを導く指南書ではなく、筆者がカクヨムに翻弄ほんろうされ困惑する様子の記録です(ネタが尽きたら急にアニメの話とか始めるかもしれませんが、少なくとも今はそういうことになっています)。

 そのため、カクヨムに関するミスや勘違いの記事は残して、新たな記事で情報を上書きしていく形式にさせていただきたいと思います。


 ということで、筆者の勘違いの訂正から入りましょう。

 『近況ノートの使い方』にて、「近況ノートって、どこかに表示されるものなの?」という疑問を提起させていただきました。これはもちろん、「ユーザーのホーム画面からしか見られないじゃないか」という意図で述べたのですが、ある読者さんが教えてくださいました(ありがとうございます)、見られるそうです。

 カクヨムにPCでアクセスすると、トップページ左側、「小説を探す」という項目に、「近況ノート新着記事」というリンクがあり、そこから出来立てほやほやの近況ノートを見ることができます(ちなみに、「なろう」にも似た機能があります)。

 そんな方法で小説を探したことのない筆者にはよく分かりませんが、近況ノートを頻繁ひんぱんに投稿すると、「近況ノート新着記事」であなたを見かけた読者が、あなたの作品を読みにきてくれるかもしれません。

 新たな出会いのチャンスはこんなところにもあるんですね。勉強になりました。




 ネットでは見かけませんが、新たな出会いで定番の話題と言えば、趣味です。

(唐突かつ強引な話題転換ですが、目をつむってください。)

 筆者は趣味を訊かれたとき、「読書」と答えています。

 しかし、本当の趣味は読書ではありません。

 「本を買うこと」です。


 最近はネットで済ませることが多いですが、引っ越す前は結構頻繁ひんぱんに近所の古本屋に行っていました。

 田舎だったので徒歩圏内に手頃な本屋はありませんでしたが、ちょっと自転車をいで大型書店に行くこともありました。

 本が詰まった棚がたくさん並んでいる様子は、眺めるだけで心躍ります。

 ですが、何と言っても「どの本を買おうかな」と吟味している時間がいちばん楽しい。


 この本を読めばまだ知らない世界を知ることができるかもしれない。

 あの本を読めば今までとは違った物の見方に出合えるかもしれない。


 本当はそこまでヘヴィなテーマの本を読んだり、難解な本を読破したりする気力はないのですが、本を手に取る瞬間だけ、夢を見ている訳です。

 欲望のままに買ってしまうと英世氏が何人いらしても足りないので、一度に買う本は新品なら多くて3冊です。

(実は、何年か前に一葉先生で古本を爆買いしたり、大学時代に数冊の学術書のために諭吉さんを使ったりしたことがありますが、普段の予算は新刊3冊分です。)

 その3冊をいかに選ぶか。

 今よりはるかに体力があった高校時代は、この吟味に2時間ほどかけることもありました。


 そんな調子なので、筆者の本棚はいつも、読了した本より、まだ開いていない本の方が多い状態です。




 本が並んでいるところを見るのが好き、本を買うことが好き、な筆者なので、当然、カクヨムでのフォローも先走ることになります。

 カクヨムを始めたばかりの頃は、タイトルとキャッチコピーで「面白そう」と思うと、1ページ目を読む前にフォローしていました。

 今、筆者のマイページを見ると、フォローしている作品46作のうち、「あとで読む」に回されているものが20件あります。まだカクヨムを始めて2週間も経っていないのに。


 注意が必要なのは、カクヨムの場合、筆者が作品をフォローすると、相手に通知が入ることです。

 それが筆者の仕業ということを含めて。


 「なろう」ではフォローではなく「ブックマーク登録」と言っていますが、作品が誰かにブックマーク登録されてもユーザーホームに通知されることはありません。また、ブックマークは作品の総合評価ポイントに加算されるものの、誰がブックマークしたかは伝わりません。

 この仕組みの利点は、読者が気軽にブックマーク登録できることです。


 一方で、色々通知されるカクヨムの仕組みにも利点があります。

 最大の利点はおそらく、趣味嗜好の合うユーザーさんと出会う機会が増えることです。

 フォローされたら、どんな人がフォローしてくれたのか、確かめたくなるのが人情。

 そして、ある作品をフォローしたということは、そういう系統の作品が好きということであり、同じジャンルの作品を何か書いている、という場合が少なくありません。

 つまり、あなたをフォローした人はあなたの同志である可能性が高いのです。

 同志に会えば必然的に、面白い作品を読めますし、自分の作品のPVも伸びますし、♡や☆も貰いやすい、ということになります。


 皆さん、面白そうな作品を見つけたら積極的にフォローしましょう。

 何しろ、フォローは「俺も僕も私も、あなたの同志です!」というメッセージなのですから。


 ……という話になるのですが、問題は、フォローしたのに読んでいない、筆者のような人間です。


 「フォローもひとつのメッセージ」だということは、その後の行動もメッセージ性を帯びてくる訳です。

 行動には、肯定的なもの・否定的なものとは別に、積極的なものと消極的なものがあります。

 一般的に言って、消極的な行動は目立つことこそないものの、否定的なメッセージとして受け取られることが多いものです。

 つまり、フォローしたのに、♡も押さない、☆も付けない、というのは、ある種の裏切り行為として受け取られかねない訳です。


 ……これはまずいぞ。


 もちろん、そんなことは気にしない方もいらっしゃると思います。

 というか、筆者は気にしていません。

 寛大だからではなく、♡や☆をのは行動として消極的で、目立たないからです。

 ですが、気にする方もいらっしゃるんじゃないかと思います。

 それが怖い。


「あれ? あじさいとかいう奴、フォローしたからには俺の小説を読んでるはずだけど、♡も☆も寄こさねぇな。そんなに小説が気に喰わなかったのかな」

 と、お思いの皆さん、


 違いますよ!

 「読んだけど微妙だったから♡も☆も送ってない」訳じゃないんですよ。

 まだ読んでいないだけで、読もうとは思ってるんですよ。


 もう少々……

 いや、ひょっとしたら「少々」より、もうちょっと掛かるかもしれませんが……

 もう少々、筆者を見損なうのはお待ちください。

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