新着小説の不思議。

2020年1月31日


 どうも、あじさいです。

 ちょっと気まぐれですが、今夜は投稿時刻を21時にしてみました。


 中学時代、国語の授業だったか総合の授業だったか、『論語』の一節を暗唱したことがありました。

 その中で今も覚えているのが、「これを知るをこれを知るとし、知らざるを知らざるとせ。れ知るなり」というフレーズです。

 現代語訳すると「知っている事柄を知っている事柄として、知らない事柄を知らない事柄としてきちんと区別せよ。それが、物事を知るということだ」となります。

 要するに、「よく知らない事柄について知っているつもりになってはいけない」ということです。

 筆者、このエッセイでそのミスを犯しました。しかも2つか3つ。


 1つは前回、「作品に対する応援コメントであれば、(略)そこに書いた返信は先方にも通知されるようになっています」と書きましたが、よく考えると、たぶんこれ、通知されません。

 応援コメントが届いたときは、設定によってはメールで通知されますが、「応援コメントへの返信」が書かれた場合の通知はたぶんないです。

 自分が書いた応援コメントは一覧で見ることができ、それを見れば相手から返信があったとき一目で分かるようにはなっています。このシステムで不自由を感じたことがなかったので、勘違いしていました。


――――

※追記(2020年02月03日)

 訂正に誤りがあったので訂正します。「応援コメントが届いたときは、設定によってはメールで通知されますが、『応援コメントへの返信』が書かれた場合の通知はたぶんないです」と書きましたが、誤りです。

 応援コメントが届くと普通の通知があります。そして、「応援コメントへの返信」が届いた場合、設定によってはメールで通知されます。

 大変失礼いたしました。

――――


 2つ目の勘違いも同じく前回、「近況ノートは投稿後に編集ができない」と書きましたが、近況ノートも投稿後に編集できるそうです。読者の方に指摘していただいて知りました(ありがとうございます)。

 ただ、筆者がPCと格闘した限りでは、「近況ノートへのコメント」の編集は削除しかできなさそうです。


 最後の勘違いは、ちょっとグレー、かつ上の2つに比べればどうでもいいことなんですが、『カクヨムを始めました』に書いたことです。

 「『第5回カクヨムWeb小説コンテスト』、略して『カクコン』」と書きましたが、略称は「カクヨムコン」の方が一般的かもしれません。

 カクヨムを始めた頃は「カクコン」という呼び方しか知りませんでしたが、1週間余り経って、「カクヨムコン」と呼んでいる人の方が多いかもしれないと感じています。

 ただ、これについてはちょっと判断を保留にさせてください。


 以上3点、失礼を致しました。

 他にも勘違いしていることがあるかもしれません。見つけたら遠慮なく指摘してください。「心がざわざわする」だの何だのと泣き言を言うかもしれませんが、それが筆者のためです。




 ところで、知っているようでよく知らない事、分かっているようでよく分かっていない事は生きていれば色々ありますが、カクヨムに関して筆者がよく分かっておらず、今後も分かりそうにないのが、「新着小説」にまつわる事柄です。


 カクヨムのホーム画面で見ることができて、その名称から考えて、ユーザーがアクセスした直前に更新された小説を並べているのだと思いますが、考えてみるとちょっと不思議じゃありませんか?


 どんなタイミングでアクセスしても、実に10個前後の新着小説の全てが、「たった今」~20分前に更新されたばかりの「出来立てほやほや」なのです。

 筆者が見た限りでは、お昼時でも深夜でも、朝でも夕方でもそうです。

 ここから考えられるのは当然ながら、範囲を日本全国とすれば、ほとんど常に、小説を書いている人たちが存在するということです。

 「読んでいる」、あるいは「読もうと思っている」人たちではありません。「書いている」人たちです。

 しかも、1人や2人ではなく、少なくとも十数人規模でそういうことになっているはずです。さらに言えば、彼らは漏れなくカクヨム・ユーザーです(でないと投稿できないはずなので)。

 要するに「日本は広いな、大きいな」っていうありきたりな話であって、「日本について、カクヨムについて、筆者はまだ何も知らないんだな」と思ったということなんですが、まあ、何と言いますか……


 拙作にPVが付かない訳ですよ。

 埋もれますよ、そりゃ。


 新着小説についてもうひとつ不思議なのは、ほとんどのタイミングで、いかにも面白そうな作品に出合えることです。

 「新着」ということだけを根拠にピックアップされているので、☆や♡は関係ないはずです。実際、☆があまり付いていない作品を多く見かけます。

 その割に、タイトルやキャッチコピーが良い具合に筆者の好奇心をくすぐってきます。

 読んでみると、面白い。

 見つけた作品が長編で(体力的に)すぐに読めないときは、その書き手さんのエッセイを読ませていただくのですが、このパターンでも、面白い。


 筆者が飛び抜けて強運だということでもない限り、ここから考えられるのは、カクヨムには面白い書き手さんがたくさんいらっしゃって、面白い作品がゴロゴロ転がっているということです。

 単純に全体の数が多いから面白い作品も多くなるのか、それともカクヨムを始めるような人は元々執筆能力が高いからそうなるのか。もちろん、その両方なんでしょうけど、これもまた考え始めると途方もない話です。

 問題点が指摘されることも多いですが、日本の教育制度ってよくできてるんだなと思います。


 ひとりの読者としては幸せなことですが、書き手としてはちょっとメンタルをやられそうだな、という、そんなお話でした。

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