第2話 探偵団結成…?
「桜、遅いぞ!」またもや声を掛けられる。この子は根田
「あ、やっと来た〜。」この子は浜田
「なあ、探偵団つくろうぜ!潤斗の仇をとろうぜ!」やたらと元気の良いこの子は加賀美
「ちょ、ちょっと待って、探偵団って言った?今。」聞き間違いかと思って聞いてみる。「おう!そうだぜ!こう言うのって待つより自分で解決する方が楽しくねえか?な!敦と剛も、仁維人も草堂寺も三野も!6人でやろうぜ!探偵団!」
「ど、どうする?そんな無茶なこと…」残りの4人に聞いてみる。「楽しそうだな。やるか?敦。」剛が敦に聞くと、「やったことないから怖いけど、なんか楽しそうだしやってみたい。」と敦。
え、えぇ…。「は、葉月ちゃん…」葉月ちゃんに助けを求める。お願いだ!葉月ちゃん!この人たちを静めて…「ん〜。楽しそうだし良いんじゃない?私の方で手が貸せると良いけど…。やってみたい!」は、葉月ちゃんまで⁉︎こ、これは…。仁維人くんにっ!「仁維人くんはどうするの?」よしっ、上目遣い決まったぁ!
「ん?僕?そうだなぁ…。本当はそう言うのって子供だけでやっちゃいけないんだよね。」よし!その調子だ仁維人くん!
「でも、みんながどうしてもと言うなら今回だけは目を瞑ってあげる。僕も少し興味あるしね!」ん?これってもしや…。あとは私待ち…?
「んで、三野は?やるだろ?」来徒くんの圧が凄い。は、葉月ちゃん助けて〜!葉月ちゃんと目を合わせたらニコッと返してきた。うっ…、ここは折れるしかない…。「わかった。私もやるよ…。」「やったぁ!ありがとう!桜ちゃん!」葉月ちゃんが私の手を取って笑顔を向ける。か、可愛い…。
「よっしゃ!ここに探偵団結成だ!絶対潤斗の仇をとるぞ!」来徒くんが高々と宣言した。
これが前兆し。私たち6人は事件解決に立ち向かって行った。
学校アビス とえ @toe_kano
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