番外編シリーズ(本編読了推奨)
番外編その1 【私立 どきメモ学園】
ジリリリリリリリリリリッ!!
大音量で鳴り出す目覚まし時計。
枕元にあるそれのボタンを思いきり叩きつけて停止させる。
「あと……五分…」
私が再び夢の中へとダイブしようとすると、コンコンと部屋のドアがノックされた。
「お嬢様。学校に行く時間ですよ!二度寝しないで起きてください」
「へーい…」
私の部屋に入ってきたのは今時では珍しい、メイド服を着た少女だった。
こんなの秋葉原かお金持ちの家でしか見られないが、私の場合は後者だ。
「やっぱりシルヴィアお嬢様は直接起こしにこないとダメですね」
「ソフィアは心配症ね」
眠たくてあくびをする私の前でテキパキと朝の支度をするソフィアはうちで雇っている住み込みのメイドだ。
とはいえ、ここは日本で同じ歳の彼女は高校生なので自分の支度もあるだろうにご苦労様だ。
私だったらソフィアの起床時間に起きれる自信が無いや。
「旦那様や奥様も席についています。お嬢様も早く」
「わかったわ」
人前に出れる身支度を済ませて階段を降りて一階にある食堂へ行く。
食堂ではお父様が新聞を読んで難しい顔をしていて、お母様は妹のリーフにご飯を食べさせていた。
「おはよう」
「おはよう姉さん。今日も一番最後だよ」
「みんなが早いのよ。もっとマイペースに生きようよ」
「姉さん基準だと全員遅刻だよ」
義理の弟であるクラブの隣に私は座った。
一つ下のクラブは亡くなった叔父さんの息子で、今は我が家の養子として暮らしてる。難しい関係なんだけど、幼い頃から一緒に住んでいるから私は気にしていない。
昔は一緒にお風呂に入ったりしていたけど、最近は家の中で態度がよそよそしいのが悩みだ。
「ふむ。海外のテロリストが日本に紛れ込んだらしいな」
「あらやだ。物騒ですわね」
「テロリストは政府要人や大企業のトップを狙っているようだ」
両親が物騒な話をしているのを聞きながら私は味噌汁を啜る。
やっぱり日本人なら朝は和食よね。漬物があるだけで白米がおかわり出来るよ。
え?名前が日本人じゃないって?細かいことは気にしたら負けよ。
「その点、うちは大した家じゃ無いから安心ね」
「姉さんはその危機感の無さをどうにかした方がいいよ。テロリストじゃなくても強盗とか誘拐犯だっているんだから。忘れたわけじゃないよね?」
「あははは」
鋭い目線を私に向けるクラブ。
忘れちゃいませんとも。
昔、まだリーフが産まれる前くらいに私は誘拐された事がある。公園で遊んでいたら見ず知らずの人から無理矢理連れて行かれたのだ。
たまたま現場を目撃していた通行人の人から助けてもらって怪我も無かったけど、あれはちょっと怖かった。
でもさ、そんなの人生で一度あるかないかだよ。流石に二回目は無いって。
「じゃあ、私達は学校に行ってくるわね」
「お姉ちゃんいってらっしゃい!」
朝食を済ませ、かわいい妹に見送られて私とソフィアとクラブは家を出る。
学校まではそんなに距離が離れていないから徒歩での登校だ。
「今日もいい天気ね」
「今週はずっと晴れ模様ですよ」
ソフィアがスマホの天気予報を見せてくれた。
そこにはニコニコ笑顔の太陽マークがずらっと並んでいた。
「日差しも強いから日焼け止め塗らなきゃいけないわね」
「きちんとお嬢様の分もご用意していますよ」
「流石ソフィアね」
よくできた幼なじみのメイドを抱きしめて褒める。
この子がいなかったら私は今頃忘れ物大王になっていただろう。
何かとうっかり屋なのよね私ってば。
「あー!ずるいですソフィアさん!」
そんな事を考えていると、通学路の先から声が聞こえた。
こちらを指差している人物が走って近づいてくる。
「おはようございますお姉様!」
勢いをつけて飛び込んでくる肉塊をお嬢様らしい華麗なステップで回避すると、ピンク色の塊は地面を転がった。
「なぜ避ける!!」
「身の危険を感じたからよ」
「うぅ……お姉様ぁ…」
涙目だけどピンピンしている少女の名前はアリア。
私達と同じ高校に通う同級生だ。
高校に入ってすぐ、周りから孤立していた彼女に優しくしてあげたら懐かれた。
それはもう、うんざりするくらいに。
「はいはい。泣かないの」
「えへへへへ」
左手にソフィア、右手にアリアを抱き寄せて登校する。見慣れたいつもの光景である。
近所のおじちゃんや掃除しているおばちゃん達に挨拶をしながら通学路を進む。
そうやって数十分歩くと私達が通う学校が見えてくる。
【私立 どきメモ学園】
この変な名前に違和感を覚えるのは私だけなのかしらね?
名前はアレだけどかなり規模の大きい学校だ。部活動が盛んで、プロの選手や芸術家を何人も輩出している。
初等部、中等部、高等部とエスカレーター式になっているがそれぞれの節目に編入試験があってアリアは外部生として入学してきた。
私達は初等部からの内部生だ。
編入試験についてはかなり難しかったり、何かしら技能が優れていないと厳しいので私には無理だ。エスカレーター式バンザイ!!
私立と名のある通り、在籍する生徒の多くはお金持ちの子供達が多い。
ちょっとした会社の社長の子や、大企業の経営陣の子、政治家の子供もいる。
「じゃあ姉さん。僕はここで」
「またお昼休みにね」
学年が一つ下のクラブとは校舎の入口でサヨナラする。
ソフィアもクラスが違うので廊下でお別れだ。
私とアリアが揃って同じ教室に入ると、そこには人だかりが出来ていた。
黄色い歓声の中心にいるのはこの学園で一番有名な双子の兄弟。
ジャックとエースだ。
「やぁ、シルヴィア」
「ふん。遅刻ギリギリだぞ」
二人とも美形で、毎年ある人気投票では男子部門でワンツーフィニッシュ。頭も良くて運動神経抜群となれば人気者よね。
財閥の跡取りでいずれはこの国を牛耳るような存在になるというんだから雲の上の存在よ。
ちなみにお父様は彼等の親の部下で、昔から私とクラブは付き合いがある。
「遅刻ギリギリなだけで遅刻したわけじゃないからいいじゃないの。私達は徒歩で通っているのよ」
「オレ様達も徒歩がいいんだがなぁ」
「絶対にやめなさいよ」
この二人が町を歩くだけで大名行列みたいな集団が出来上がりそうだ。
下手なアイドルよりキラキラしているし、ファンクラブだってある。
それに、そんな事をしてたらお付きのSP達が警護に悩まされるわ。
今まで通りにリムジンでどうぞ。
「そうだシルヴィア。今度、俺達の家でホームパーティーがあるんだけど参加しないか?父上からも是非シルヴィアを呼んでくれと言われているんだ」
「パーティーねぇ」
「前に君が気に入っていたパティシエも呼んであるからお菓子類は沢山あるよ」
「行きます!」
小難しい礼儀作法や動きにくいパーティードレスは嫌だけど、美味しいスイーツがあるなら話は別よ!
「……お姉様がチョロい」
「ちっ。オレが誘おうと思っていたのに」
家だとおやつタイムはソフィアの目もあって制限されがちなのよね。
だけど、これが他所のお家なら話は別よ。お腹いっぱいになるまで食べてやるんだから!
「おやおや。面白そうな話をしてんじゃん。オレっちも参加していいかな?」
会話に割り込んで来たのはこんがり日焼けした留学生の少年。
「シンドバットくんは部活が忙しいんじゃないのかい」
「パーティーとなれば話は別っしょ。休み貰うし、次の大会はまだ先だから大丈夫」
シンドバットは海外にある大企業の御曹司で、うちの学校でテニス部のエースをしているちょっとチャラい男子だ。
「ならばオレはクラブを誘うか。アリアもどうせなら来るか?」
「はい!行きたいです」
「……はぁ。仕方ないね」
「結局いつものメンバーが……計画が……」とエースが一人で呟いているけど何かあったのかしら?
みんなで参加出来るなんて楽しいわね!
「はい。授業を始めますから席についてください」
パーティーの日程やドレスコードについて話をしていると担任の先生がやって来て解散になった。
続きはお昼休みになりそうね。
♦︎
退屈な午前中の授業が終わり、お腹がペコペコになったので食堂に向かう。
ワイワイと賑わっている中で、私達は日が差し込むラウンジに陣取った。
「相変わらず満席よね」
「エース様やジャック様がいないと席を探すだけで一苦労ですもんね」
「私としては屋上でシートを敷いてお昼ご飯を食べたいんだけどね」
「それは少女漫画の読み過ぎですよお姉様。実際は危険だから施錠されていますよ」
「夢が無いわねぇ」
雑談をしながら日替わり定食を口にする。
アリアは手作りのお弁当を食べていた。
一般家庭出身のアリアは毎日学食を利用するのは経済的に難しいので、基本的にお弁当だ。
しかも手作りというから驚きよね。
私だって料理は作れるけど、毎朝早起きしてまで用意しようとは思わない。そんな時間があるなら二度寝したいもの。
「アリアはいいお嫁さんになれるわよ」
「そんな皆さんの目の前で……きゃ」
どうしてそこで照れるのか理解不能だけど、これがアリアの平常運転だから気にしない。
学食のおかずとお弁当のおかずをいくつか交換しながら食べ進める。
「相席よろしいですか?」
「どうぞどうぞ。ようこそエリスさん」
一つ上で学園のマドンナであるエリスさんがやって来た。
エース達の従姉弟で、生徒会にも所属している大人びたお姉さんだ。
「エリス姉ぇが食堂に顔を出すのは珍しいな」
「お昼休みに生徒会室で空調工事があっているの。それで今日はこちらで昼食を取ろうと思って」
いつも生徒会室で食べていて久しぶりにこっちに来たら空席が無かったのね。
学園のマドンナのエリスさんまで加わったら益々テーブルが華やかになる。
美男美女の中に私なんかが混じってたら浮いちゃいそうだわ。
邪魔にならないように席を外そうかと周囲を見たら顔を逸らされた。
むむむ……。やっぱりこの悪人顔のせいか、人から避けられやすい気がする。
似たような顔でもクラブだとインテリヤクザ風でモテるのにこの差は一体…。
♦︎
お昼休みを楽しく過ごして、エリスさんもパーティーに参加する流れになった後、午後の授業をなんとか乗り越えた。
お腹いっぱいで居眠りをしそうになったけど、体育の授業があったから助かったわ。
男子の視線が体操服のアリアに向く中、長距離走に挑んだらぶっちぎりで一位になった。
陸上部の子に勧誘されたけど、放課後は自由に過ごしたいからお断りしておいた。
体育の授業の度に勧誘されるのはどうにかならないかしら?
「いっそのこと部活に入ればいいのではないか?」
「でもそれだと、先生の所に来れないですし」
「来る必要が無いのだが?」
ため息を吐くのはこの学園の教師であり、この科学室の主だった。
「えー、そんなこと言って実は寂しいくせに〜」
「私は一人が好きなんだ。放置してくれると嬉しい」
「マーリン先生のいけず!」
黒髪の教師の名前はマーリン。
まだ二十代中頃で、この学園の教師の中では一番若い先生だ。
無愛想で授業も淡々と進めるし、課題も多い。だけど容姿だけは抜群で生徒から告白される事も何度かあった。
実は理事長の隠し子だとかいう噂もあるけど真実は知らない。
私がそんな彼の住処でもある科学室に入り浸っているのには理由がある。
「………先生、ちゃんとご飯食べてます?」
「勿論だ。そこにゴミが捨ててあるだろう」
視線の先にあるのはサプリメントとエナジードリンクのゴミ。
マーリン先生の目元には睡眠不足を象徴する濃い隈が。
「これを私は食事とは認めない!!」
「研究が忙しいのだ。限界が来れば睡眠を取れる」
「それを人は睡眠とは呼ばない!マーリン先生の言う睡眠って気絶ですからね!?」
とある放課後に科学室にやって来たら床に倒れていたのだ。
本人は寝ていたと言っていたけど、白目剥いて地面に寝転ぶのは気絶だ。死んでいるのかと思って焦った記憶がある。
「そんなんだろうと思って買ってきましたよ。ほら」
虚な目でパソコンに何かを入力している先生の前にビニール袋を置く。
そして中から菓子パンと紙パックのジュースを取り出して渡す。
「購買部の売れ残りです。日持ちしないから早く食べてくださいね」
「いくら払えばいい」
「お金はいりませんよ」
ポケットから財布を取り出したマーリン先生の手が止まる。
私は彼に理由を説明した。
「恩返しですから」
「恩返し……か」
「そうですよ。先生」
思い出すのは初等部に入ったばかりの頃。
お金持ちの子供なのに感性が庶民な私は一人公園で遊んでいた。
木登りしたり、砂場で姫路城を作っていた私は怪しい男に誘拐されそうになった。
その時に通りかかって私を助けてくれたのがこのマーリン先生だった。
当時はまだ高等部に在学していたマーリンは大人相手に果敢に挑んで私を助けた。
しかし、その時に誘拐犯が持っていたナイフに刺されて大怪我をした。
学園でも最優秀の成績で、卒業後は海外の大学に留学も決まっていたマーリンの進路はパーになり、こうして教師をしながら研究をするという生活を送っている。
だから私がマーリン先生の元へ通うのは、その時の恩返しでもあり贖罪でもある。
「もう気にしなくていいと言ったのだがな」
「気にしますって!それに、放置してたら先生は勝手に死んじゃいそうだし」
徹夜する癖と、研究に没頭すると食事をしなくなる癖をどうにかして欲しい。
多分、私がいなかったら当の昔に死んでるよこの人。
お金を持っていないわけじゃないけど使わずに溜めるタイプだし、人を突き放すタイプだ。
社会不適合者だと思うよ私は。他の先生から嫌われて職員会議に参加させてもらえない事もあったとか。
「先生がなんと言おうと、このシルヴィアが立派にお世話してあげますよ!」
「君は私の母親か何かかね?」
「んー、保護者?」
「ぶっ!?……ゴホッ…ゴホッ」
ストローを刺して飲んでいた紙パック牛乳を噴き出すマーリン先生。
これはかなりベタなリアクションだ。
そのまま咳き込むので背中をさすってあげる。
「……屈辱の極みだ」
「失礼過ぎでしょ!」
この人は私にどんな悪印象を持っているのだろうか。
ティッシュで牛乳を拭きとって捨てる。パソコンの画面や書類は大丈夫そうで良かったわ。
「大体、こんな華やかなJKが放課後に一人で冴えない先生のお世話をしてあげているんですよ?もっと喜ぶべきでは?」
「君が華やか?」
おい、どうしてそこで首を捻る。
「破天荒の間違いじゃないのか」
「喧嘩なら買いますよ。表出ろや」
シャドーボクシングをする私。
誘拐事件以降は護身術をいくつか習って腕には自信がある。
それこそ高等部に移ったばかりの時にアリアにしつこいナンパをしていた連中を薙ぎ払うくらいには。
おかげでついた渾名が女番長だ。
そこまでして私を悪者扱いしたいか?
アリアみたいな可愛さも、ソフィアみたいな万能のメイドスキルやエリスさんみたいな優雅さも私には無い。
だけど私だってスタイルには自信がある。それに告白された事だって一度や二度はあるから全くモテないわけじゃない。
……何故か告白してきた人は全員転校してしまったけど。
「先生は女子高生と二人っきりなのに何も感じないんですか?」
「その言葉はそのまま君に返そう」
私が不満も口に出すと、マーリン先生は私の前に立って距離を詰めた。
急に近づかれて驚く私だけど、すぐ後ろには壁があって下がれない。
ならば横に逃げようとするが、突き出されたマーリン先生の腕が壁に押し当てられて逃げられない。
俗に言う壁ドンの状態のまま、先生が耳元で囁く。
「未婚の若い男と二人きりなんて、危機感が足りないのではないか?……何をされても知らないぞ」
普段の冷たい声とは違う、甘ったるくて、だけど意地悪な声が耳の中に広がる。背筋がゾクゾクして体が震えた。
いきなりの事で頭がパニックになり、思わず腰が抜けそうになるけど堪えた。
こ、これは反則でしょ!
「………冗談だ」
「も、もう!止めてくださいよね。心臓に悪いですよ」
赤くなった顔を見られないように髪を触るフリをして誤魔化す。
い、今更マーリン先生相手に何を思ったのか私は。
この人はエースやジャックみたいなキラキラ系の王子様でもなければクラブみたいな女性キラーじゃない。
私と浅くはない関係がある年上のお兄ちゃんみたいな人なのだ。
「ご飯も渡したし、私は帰ります。きょうはちゃんと寝てくださいね!布団の上で!」
「あぁ。気をつけて帰れ」
「さよなら先生!」
私をからかった上に最後までそっけない態度の先生に言い聞かせるように言って、私は科学室を出た。
この時間ならクラブやアリアの部活も終わっているだろうし、帰りにクレープを買い食いしよう。
それでさっきのを忘れて気持ちをリセットさせるのだ。
「パーティーでイケメンの彼氏作って先生を驚かせてやるわ」
怒りなのか羞恥なのか、それとも別の感情があるからか。
私は顔から火を出しながら廊下を走るのだった。
♦︎
「我ながら何をしているのか」
先程の行動は理解不能だった。
あんな事をすれば彼女から嫌われてしまうかもしれないのに。
毎日懲りずに顔を出す少女。
自分が初めてこの手で救い上げて守った少女。
そのせいで要らぬ心配をかけさせてずるずると関係性が続いている。
だが、きっと自分は知って欲しかったのかもしれない。
何食わぬ顔で警戒心も無く、ただ家族に甘えるように近づく少女に。
マーリンは教師であり、……そして雄なのだと。
「いかんな。彼女の言う通りに寝ないと思考が働かない。息抜きでもして気分をリセットするか」
何処かへ遊びに行くくらいなら自宅に閉じこもって論文等を書いている方が有意義なのだが、幸いにも学生時代の友人から招待状が届いている。
友人とその妹が参加するが、是非マーリンもどうかと。
「うちの生徒の親が開くパーティーか。酒でも飲んでさっきの事は忘れるか」
この時の私は知らない。
偶然参加したパーティーで自分の本当の気持ちに気づくなんて。
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