後日談 今日も又、
颯真達がこの次元を去った後…
超大規模セルリアン襲撃事件、通称例の異変により、ハンターズは半数以上の犠牲者、負傷者が出た。
ボウシは、疲れ切っていて、本部からのセルリアン全滅の無線が入ると芝生の上に寝っころがって星を見つめた。
「終わった…颯真達は…」
「帰ったぞ」
ボウシは上半身を急いで起こした。
目の前には汚れたローブを着て、帽子を深く被った男、帽子の男が星空をバックに立っていた。
暗闇でよく見えないが、腰にはセーバーがくっついていた。
「久しぶりだな、ボウシ」
「…」
男はボウシの前に手を差し出す。
ボウシは複雑な心境のまま男の手を取り、立ち上がる。
「これから俺とお前はこの事件の後処理をしなくちゃならない、これは義務だ、いいな?」
「わかったが…具体的に何をするんだ?」
男はニヤッとして言う
「色々だ、」
ボウシは男に着いていき、施設の修理やフレンズの救護をした。
気づくと夜が明けていた。
「なあ、こんなので良いのか?」
「ああ、良いんだ」
ボウシは次の瞬間あの本棚の部屋へ来ていた。
「本当はこの世界は消す予定だったが」
男が机からモニターを見つめて言う
「この世界が気に入ってな、100年後、200年後、どうなっているのか期待してるぞ」
そう言うと男は小さいカプセルをボウシに渡す。
「これは…?」
「カイバークリスタルだ、有意義な使い方をしろ、お前には才能がある、パークを探し回り見つけろ、パーツを」
「パーツ…何だそれは?おいっ!待て!」
男は何処かに消え、ボウシは芝生の上に寝ていた。
「…パーツを探せ…か」
立ち上がると朝日に照らされている金属製のフレームを見つける。
「何だ…妙にしっくりくるな…」
そのフレームの中央にさっき貰ったカイバークリスタルをはめてみる。
ぴったり合った。
「成る程…こういうことか…」
一人で納得していると遠くから声が聞こえる
「ボウシ~!ボウシ~!」
「コヨーテ!どうしt」
次の瞬間、コヨーテがボウシに抱きつく。
「…!?」
「…フフフ」
ボウシの顔が真っ赤になる。
「や、ヤメロッ!はなせっ!」
「はなさいよ~だってようやく君と二人っきりになれたんだから…」
「なっ…!//」
ボウシは真っ赤になりながら必死にコヨーテから離れようとするが振りほどけない。
それの様子を遠望から二人が眺める。
「いやー…ジェダイには恋愛は禁忌なんだけどな~…」
一人は帽子の男
「ま、良いじゃないですか、お似合いのカップルですよ?」
もう一人はケモナー1号だった。
「ま、俺は良いんですけど、ボウシが認めるかどうか…」
帽子の男は苦笑いをしながらケモナー1号の方を向く。
「その点は大丈夫だと思いますよ、彼の心にも愛す力は有るはずです」
ケモナー1号は真剣な顔つきでボウシの方を見る。
「そうですか…じゃあ、後は彼らに任せます、どう進めてくれるのか…楽しみです…」
次の瞬間二人は消えていった。
これからこの世界はどうなるのか、それはキャラクター達に託されたのだった。
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ボウシ(さっき二人遠くから眺めてたな…一人は作者だろうが、もう一人は…)
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~後書き~
ケモナー1号さん、この度は二度目のコラボ有り難う御座います。
とても面白い展開を作ってくれて、読んでいるときはかなり驚かされました。
次はナナシテストさんのコラボ、頑張って下さい!
影ながら応援しています!!
帽子の男
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