Welcome back to ジャパリパーク 後編
ピピピピ…
アラーム音が部屋に鳴り響く
「…よし、」
ボウシは壁に備え付けられたベットから立ち上がり、目覚まし時計の停止ボタンを押した
「久々の休日か…」
ボウシはジャケットを着、ポーチを腰に着けブーニーハットを被った。
「もうメガネはヘリで待ってるだろうな…」
ボウシは部屋のドアを解錠し、廊下へ出た。
「あ、ガソリン…」
ボウシは倉庫へ向かう
~倉庫~
「ガソリン…ガソリン…あった」
ボウシはガソリンの入った容器を持ち出した
「さーて、久しぶりの楽しい楽しいフライトだ…」
ボウシが外に出るとメガネがヘリ付近で震えていた
「んぁ?どうした?朝っぱらから、それとガソリン入れるから退いてくれ」
メガネは静かに移動した
「ボ、ボウシ、僕も本当にい、行かなくちゃダメかい?」
メガネは近くの柱につかまりながら聞く
「当たり前だ、いい加減その高いところにも少しは慣れろよ…」
ボウシはメガネを捕まえ、ヘリに乗せる
「よーし…離陸だ…!」
ボウシは操縦桿を引き上げ、機体を上昇させる。
「ウアアアアア!!!今一瞬ふわっとしたぁ!!」
メガネが座席に掴まりながら叫ぶが、ヘリの羽音に掻き消される。
~数分後~
「…何だあれ」
ボウシはヘリの前方にある謎の光る物体に近づいた。
「ど、どうせただのサンドスターでしょ…余り近づかない方がいいよ…いや、本当に」
そして次の瞬間光る物体は眩い光を放ち、ポータルが出来た。
「は?」
「え?」
そしてヘリはみるみるうちにポータルへ吸い込まれて行った
そして…
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~お帰りなさいジャパリパーク~
ヘリはポータルから吐き出された
「クソッ!何だこれ!畜生!」
ボウシは操縦桿を引き上げ何とか姿勢を保とうとしていた。
「ボボボボ、ボウシ!ヤバいよ!!ヘリの羽と本体をくっつける所が折れてる」
メガネはヘリの窓から震えた声でいう
「それはヤバいな…よし!荷物まとめて飛び降りるぞ!!」
「え?」
ボウシは操縦席から立ち、メガネにパラシュートを背負わせ、ドアを開けた
「パラシュートの開き方はわかるな?」
メガネは頷く、と同時にボウシはメガネをヘリから突き落とす、ボウシも荷物を持って飛び降りる!、ボウシはパラシュートを着けていない…
「近い!地面が!近いよぉぉ!!!!」
メガネが叫ぶ
「落ち着け!!紐を引け!!」
メガネは急いで紐を引く、するとグライダーが展開された
「フォー○ナイトかよ!」
メガネはそう叫びながらも降下していった
ボウシはジェットパックの様な物で逆噴射をし、着地した
バァァァァン!と少し離れた場所でヘリが墜落する音がした、恐らくあれに乗っていたら今頃運が良くて骨折悪くて死んでいただろう。
着地したボウシは急に頭上の気に向かって話し掛ける
「はぁ…ったく…おーいメガネ生きてるかー?」
気にはグライダーが引っ掛かって宙吊りになったメガネがいた
「たっ…助けてくれー!!!!!」
「落ち着け馬鹿、セルリアンが寄ってきたらどうする?」
ボウシはヒョイッと木に登り、メガネとグライダーを繋ぐ紐をナイフで切った
それと当時にメガネが落下した
「ウアアアア!」ドチーン
「うん、問題なさそうだな、…!?」
ボウシは足音を聞き取った
(一人?いや二人に増えた…片方は走ってる…恐らく一人は男…片方はフレンズだろう…これは話を聞いてここが本当にジャパリパークなのか確かめる必要がありそうだ…)
ボウシはメガネにハンドサインをして、ヘリの墜落現場まで走って行った。
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~異常~
ボウシとメガネが到着すると何やらガ○ダムの様な物がセルリアンと戦っていた。
「何だ…アイツ…驚異レベル3か4程のセルリアンを瞬殺しやがった…」
「それにあの光は?セルリアンが分解されていった…まるで僕の開発した対セルリアン物質の様に…」
「少なくともただ者じゃないことは確かだ、尾行するぞ足音を合わせろよ、恐らくバレたら…」
「想像するのは止めとこうよ…」
ボウシは頷いて
「そうだな」
と言い立ち上がって尾行を開始した。
~道中~
(ん?急に走り始めた?一体何を…)
次の瞬間奴はポータルを作り消えていった
「ボウシ!今の見た?」
「ああ、多分アイツが俺達のヘリをスクラップに変えちまったんだな」
ピー、ピ、ピ、ピ、
とメガネの腰についていた端末が急に反応する。
「んぁ?何だ」
「…ボウシ残留サンドスターと微弱なセルリウムを検知した…間違いない、アイツはセルリアンだ!」
ボウシは驚きをあらわにした。
「…とりあえず体制を立て直す、いったんヘリに戻って、完全な修復は不可能だが少し修復をするぞ、キットも詰んであるしな」
ボウシはそう言うとヘリに向かって歩き出した
「…ボウシ、感情に流されちゃダメだよ」
「わかってるさ、それに前回の反省を生かして…?ん?前回?(俺は一度ここに来たことがあるのか?まさか…)」
ボウシは疑問を浮かべながらも作業を続けた。
「よし、ロッカーの荷物は無事だ…」
ボウシはアタッシュケースらしき物を取り出した
「ん?それなに?」
メガネが配線修理を一時中断してボウシのアタッシュケースを見る。
「フフフ…コイツは組み立て式のスナイパーライフルだ!これも前回の経験を…」
ボウシはやけに”前回”を意識していた
「取りあえずだ!コイツはボルトアクションのスナイパーライフル!まあ、弾が専用の大口径弾だから20発位しか無いけど…」
「それに小型だから反動も凄いしリロードに凄い時間がかかるからリボルバーの方が…」
メガネが何かと言ってくるのでボウシはニッコリ笑って
「ロマンだよ、ロマン、いいね?本当は遠くのセルリアンをぶち抜くのに使おうかと思ったけど、弾がコスト高いんだよ、うん」
「それ作ってるの誰だっけ?ん?」
メガネが怖い笑顔を浮かべる
「すんませんした」
ボウシは真顔で謝った。
~数十分後~
ドゴーンと大きい音がし、巨大なセルリアンが出現した、これをボウシ達は感知し、現場に向かった。
そこでは先程の奴がセルリアンと戦っていた
「何だあれは!」
ボウシは思わず声を上げてしまった
「シィー!」
メガネにキツい顔をで言われる
ボウシとメガネは木の裏に隠れた
(何だ?同胞殺しか?粛清か?でもそうすると奴はセルリアンの中でかなり高位な存在になるが…)
ボウシが思考を巡らしている間メガネはスキャナーでスキャンをしていた
「…ボウシ、結果は黒だよ」
メガネさスキャンの結果を伝えスキャナーをしまった。
「今ここで倒すのは悪手だ、機会をうかがう、今は隠れることに集中しろ」
奴らはセルリアンを倒し、何処かへ帰って行った。
「いいかメガネ、戦闘の基本は
「君が引きつけて僕が後ろから…って事か…任せて!」
「敵に驚かされて気絶するなよ?」
「そんなことあるわけ無いよ…」
ボウシはゆっくりと図書館の方へ進んでいった。
(恐らく向こうも何か探知機能があるはず、近づけば必ず…)
ボウシは前方から二名歩いてくるのを確認すると木に飛び乗りメガネに合図を送った。
「さて…1発で終わらしてやる…」
ボウシは近づいてくる奴に銃口を向け、サイトを見つめた、
(15m…14…13…12…11…さようなら)
ボウシは引き金を引いた。
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後書き
時間が無くてめちゃくちゃ遅れましたすいません!まだまだ次のお話もあるんで、急いで書きます!!
(今回は一部深夜テンションで書きました、どうりでキャラ崩壊してたんだねそうだね)
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