Precious
具志堅
第1話 Precious
1.冬支度する広い大地
季節外れの穏やかな風
抱かれながら君を待っていた
澄み切った秋の空
遠くで歌う鳥のさえずり
祝福の歌君に届けたい
導かれてこの世に生を受ける君
まだ見知らぬことばかりだけど
一つ一つを積み重ね乗り越えていく
道を紡ぎながら君は歩んでいく
偶然に人に出会い、偶然に道を選び
偶然の積み重ねが必然となる
2.これまでの時意味を探し
陽炎の中歩み続けた
そしてもうすぐ君に逢える
柄にもなく神様に祈り
初めて会う日君に伝えたい
君の母と君にありがとう
夢を信じれば必ずかなうとか
言い訳じみているものだけど
不安に震える夜は思い出してほしい
君は笑顔の真ん中で生まれてきたことを
偶然に心濡らし、偶然に笑みをこぼし
偶然の積み重ねが必然となる
偶然に人に出会い、偶然に道を選び
偶然の積み重ねが必然となる
Precious 具志堅 @gushikenken
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