第2話鬼



霧崎という人間を一言で表せというのなら


クールである、とだけ言えるだろうか


ーー彼女が、クールであることに対して、さしたる理由はなく


実際、生まれつきである、ということ以外「理由」なんてない


「よぅ」

片手をあげる「また調べてるのか、物好きだねぇ」

「そういいがら、「かき〇〇」を出す

「ほい、」


おいしい、、、オッサンのおつまみだと思ってたけど、意外とおいしいな


この「かき〇〇」



異能者であるという自覚はあるのだろうか?この間抜けな顔を見るたびに思うことだ


「なぁ、なんで「父さん」は、禁忌を侵したんだと思う?」


ーー平安期に生まれた術をそのまま使う、あるいは「変化」できるもの、

間違ってはない使い方をすれば「禁忌」にはならないのだ



ーーだが、父はやってしまった、よりによって間違ってると思うことをしてしまったのだ


「さぁな、力ってのは使用者の意思ってやつで変わってきますからねぇ、でも

答えは胸に聞いてみなーー直観でかんがえてみろ、いや、降りてくるまで待てよ」



ーーわからない、


そんななか、臨界に行く仕事が入ってくる

ーー行くしかない

「いこう」


とりあえず、会長が、荷物の分担をするーー「いや、すまねぇな「オッサン」

「、、、すまない」霧崎


「わぁ~似合うよ~昔の~配給って感じで~」


「ちょ、まじでうける🌟」

「似合いますね」


「w」の支部メンバー全員に笑われる「よし、いくぞ」「おう」



地方故、ほぼほぼ全員車を持っているが、軽がおおい、


別に、人数だけなら分担すればいいが、「荷物」の大きさ故「ワゴン」車につめこむことになる

とりあえず、荷物を全部もたされたオッサンが「全部」ワゴンに詰め込む、、、一人で


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

霧崎は、すこしだけ「紅島」という人間が嫌いである

いや、苦手である、というかえてもいい、良いひとではあるのだが

お直利が激しいのだ、、、主に「オッサン」とか「会長」とかに対して


「紅島さんは、家族いるんですか」


「--いたよ、ただ鬼に殺されたけど」

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