人形の國

暇の三

第1話霜月


「あ、これやっといて」


力仕事を、「兄貴」に任せる博士


「へい」

兄貴は、普通の人間ではないーー「100年に一度の「異能」の持ち主だ」


男か、女かすらも見た目ではわかない、服装もユニセックスなおかげで本当にわからない


「あ、それやりますよ」

ただー兄貴はひどく残念なところがあるーーできれば仕事をやりたくねぇと思っているところだ


「あ、「オッサン」いたいた」

兄貴と同じく、東京から「こっち」に来た紅島(べにしま)だ


兄貴、とは親友で、かつーー「そういや、3年いなかったけど、「まぁ誘われたしこっち来た」

とかいう緩い理由で、来た人物なのだが、--「知性」というか、「データー」を使って何かするタイプである


ーー兄貴が、出来れば仕事したくねぇと思っているのは、「東京での一支部時代顕著」だったらしいとかいっていた


ーー紅島自身は、というと「可もなく不可もなく、まぁ仕事は仕事って割り切ってたしな

そこそこやって、出来れば趣味に時間を使いたかったし、まぁそんな感じ」らしい


ーーそして、彼女は、霧崎は「勝たなくてはいけないものがある」


ーー10年前、研究所から逃げ出した「怪物」たちだ


普段の仕事をしながら、決意だけはあるーー倒すぞ~~とは思っているのだ




ーーその昔、「父」が犯したという禁忌に、、、、








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