怖い話④

564219

手と声

 これは私が学校で体験したお話です。

 私はA子と勉強をしていた。


私「もうこんな時間・・・。結構やったね・・・」


A「そうだね・・・あっ。。私トイレ行ってくる」


そういうとA子はトイレに行った。私はA子が帰ってくるまで勉強パソコンを持っていたのでパソコンでSNSを見ていた。しばらくして・・・


A「ただいま・・・ねえ・・・トイレ行くんだったら一緒に行ったのに・・・。」


私はずっとパソコンをいじっていたのでトイレになど行っていない。


私「何ってるの・・・。私ずっとここにいたよ?ほら・・・」


そういって私はSNSの利用履歴の時間を見せた。すると友達は急に顔色を変えておびえだした。


私「どうしたの?」


A「私さっきトイレに行ってたのは知ってるでしょ?隣でガタン!って音がした後に隣のトイレから・・・私もトイレに行こうと思っていたの!おいて行かないでよ!って言われたんだ。」


しかし私もトイレに行っていないから何のことだかさっぱりわからない。


私「それ他の人なんじゃない?それでその子の友達がトイレにもともといたんだよ。」


そういう事ならよくあると思った私は軽いノリで返した。すると


A「絶対あなただったよ!だって携帯の着メロ私の歌った声にしたでしょ?着メロがそれだったんだもん。しかもこの曲私が作ったオリジナルだから他の人に真似できるわけないんだよ!」


そう、A来は音楽が好きで自分でたまに曲を作っては私に聞かせてくれる。私はその話を聞いてふと思い出してオアそこんの電源を入れ始めた。


A「何やっているの」


私「さっきトイレ言ってた時私パソコンやっていたけど携帯も一緒にやってたの・・・暗かったから・・・パソコンの画像取るために携帯のライトつけて写真を撮ったんだけど。その前後かな・・・?なんか映ったんだ。」


私はそう言ってパソコンと携帯をつなげて画像を見やすくした。すると私達は見なければよかったと後悔するような写真が写っていた。そこには私の撮った画像にまるで入りたいかのように必死に手を伸ばしてくる人を・・・。しかも私の周りには誰もいなかったからたまたま映るわけがないのだ。しかも手だけが写っている時点でおかしい。私はすぐにその画像を削除した。その後何も起こっていないが・・一体トイレにいた人と画像に映った人は同一人物なのか・・・。いまでも謎だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

怖い話④ 564219 @commnder

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る