応援コメント

きのふの愛を捨てんとて/『少女ペン書翰文 鈴蘭のたより』(宝文館 大正13年)の最後の文章」への応援コメント

  •  手紙と言う習慣がさっぱり無くなってしまい、文例と言っても例えば会社で取引先相手にどんな文章を書いて送るのか相応しいかネットで検索して……という位なので、昔の手紙って小説みたいなものを書いてたのかいと軽くカルチャーショックを受けました。
     少し古い時代の小説を書いている方の文通(死語)シーンなどを描写するには参考になるかも知れませんね。

    作者からの返信

    時代によって「文例」のパターンも変わってくるんですよね。
    大陸に戦火が上がるようになると、文例世界の中で「慰問袋に入れる手紙」とかの文例とかも出てきます。無論その手紙を書く当人の設定も背後にはあるようなのですが。

    ちなみに、吉屋信子は一時期後にパートナーとなる女性と物理的に九州と東京で離れていた時、恐ろしい勢いで手紙を書いたというエピがあります。伝記の方に多少引用されているのですが、どちらも勢いがすさまじいです……
    凄すぎないか? ということを当時の近代文学系恩師に聞いたら、当時の手紙の頻度は今の電話のようなものだ、と言われました。電報もしばしば使われた様です。