10話
さとり「さとりとー」
零「零とー」
博音「博音の」
3人「「「ハッピークッキングー」」」
さとり「もう、何で2人ともそんなに棒読みなのさ!」
「ブーブー」と私は2人に批判を言う。
もっと楽しくいこうよ、折角なんだから!。
零「俺は、男だ!料理は女に任せるんだよ!」
さとり「ダメだよ零!料理くらいできないとお嫁さん娶れないんだからね!」
夢見がちな零に現実を叩き込んで博音に目をやる。
あ、ダメだ。完全に目が死んでる。
小学校の時から博音は料理苦手だったからなぁ。ダークマター越えて最早何状態だったよね。
て言うか、「豚肉取ってー」って行ったのに鯖渡すってどういうこと。
何で豚と鯖間違えた。
て言うか、何で鯖があったの。
私用意してないんだけど。
さとり「博音~、カレーのルー取ってー。」
高校生になったし、流石にカレーのルーくらいなら間違えないはず…。
博音「ああ。ほら」
さとり「ありが……て、これチョコレート!
しかもビター!苦いやつ!」
ミルクチョコならまだしもビターと間違えるってどゆこと。
私ビター食べないから博音の私物でしょ絶対。
さとり「カレーのルー取ってって言ったのに…て、それカレーのルー!チョコレートはこっち!」
何でカレーのルーチョコと間違えて食べようとするかなぁ…。
危うく博音の口が被害に合うとこだったよ。
博音「どうりで何か包み紙違うなって思った。」
零「なら気づけよ!ちゃんと確認しろよ!」
うん、今だけは零に激しく同意する。
零は、料理したくないって言ってるけど決して下手な訳じゃないし、お母さんとかいえにいないときとかあるから寧ろ慣れてる方。
私も高校生にしては料理上手な方だと思う。
さとり「今日はカレーだから簡単だしね~♪。」
零「カレー、意外と時間かかるんだよな…。」
さとり「先にサラダも作っちゃおっか。」
零「おー。」
私がキュウリを刻んで零がトマトを盛っている。
ちなみに博音は何か厨二病ポーズとってるよ。
博音「ククッ,天使と悪魔による禁断の晩餐。」
(訳:料理作るのってやはり苦手だ。)
私は何となく意味察したけど…。
零は多分全っ然理解できてないよね、うん。
ほら見てよ、あのゴミを見るような目。
て言うか君もタイプは違っても同じ厨二病なんだからそんな目で見たらダメだと思うよ。
さとり「零、君も厨二病なんだから同じ人間をゴミを見るような目で見るのはどうかと思うよ。」
零「お、俺は厨二病じゃねぇよ!」
さとり「うんうん、ラスボス気取りのビビり厨二病だよねー、知ってるよー。」
零「ガーン」
あー、何か零が部屋の隅でキノコ栽培始めちゃったっんだけども。
て言うかこの前私には掃除が面倒だからキノコ生やすなって言ったよね。
でも自分は生やしてるよね。
しかも人の家で。
よし、零のカレーには七味混ぜといてあげよ。
さとり「できたー!」
零「やっと、一段落だな。」
博音「完成。」
2人「「否、博音くん/お前何もしてないだろ!/よね!」」
博音「俺が手伝ってダークマター作った方が良かったか?」
さとり「あ、何でもないです。」
零「同じく。」
ダークマター使うのは狡いよ博音くん。
だって君のダークマターは食べたあとの記憶なくなるんだもん。
誰も食べたくないと思うよ。
さとり「それじゃ、手を合わせて。」
3人「「「いただきまーす。」」」
零「辛っ!!!おいさとり、お前七味入れただろ!」
さとり「うん、入れた」
零「っ~辛っ!!!」
そのあと、暫く零は辛さに悶えてた。
博音くんは美味しそうに頬張ってたね、可愛い。
そして、そのあと私たちは夜通しテレビゲームしたのであった。(全敗しました)
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