トップバリュ? ワンコインの甘い罠
#ワンコイン
#トップバリュ #お得感 #起承転結
#伏線回収 #甘い罠
題名:ワンコインホテル
作者:蓮池蓮司
紹介文より抜粋:
「あらゆるホテルが密集する街、タイトウク。
その中でも異様な雰囲気を放つホテルがあった。
税理士のソーヤ・アライは仕事でそのホテルを訪れるが
そのホテルにはとんでもない事件が待ち受けていて
驚きのシステムが存在していた―」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893703748
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今回の作品は、一時流行した「ワンコイン」にちなんだ作品です。すごかったですよね。本作のようにホテルもそうですが、サービス、弁当、お酒、衣類……ありとあらゆる商品に「ワンコイン」という価値を付け、お得感で購買意欲を煽る商法。当時ほどではないですが、今でも「ワンコイン」の商品、「ワンコイン」を売り言葉にしたお店は目にします。それほど、「ワンコイン」の持つ言葉には魅力があるんでしょう。
私は、本作を拝読されていただいて、短編で実にすっきりスマートな仕上がりだと感じました。こんな短い文字数の中に、起承転結がしっかり描かれ、分かりやすくオチも満足――まさに、「ワンコイン」の持つお得感を味わえました。
このような、物語のお手本となるような文章を書くのって実はすごく難しいですよね。私はどうも起承転結を意識して物語を構成することが苦手で、発想が先行してしまって迷路に入り、完結しない、という経験が多いです。
作品自体はまさしくトップバリュなんですが、このホテルはそう一筋縄にはいきません。
個人的に、読みながら笑った場面がありまして、これを言うとネタバレになってしまうのでセリフは伏せておきますが、主人公である税理士のソーヤがホテルでの膨大な仕事を成し遂げた直後、意識を失う前に呟いたセリフなんです。
そうですね!
と、大きく頷いてしまいます。
ラストも納得^^
読み返すと、ちゃんと伏線がありました。
皆様も、「ワンコイン」の甘い罠にはお気をつけ下さい。
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