武器を捨て、死人ちゃんと旅に出よう

#私は死人です #ほのぼの

#インパクト #ホラー?

#冒険譚 #ファンタジー? 

#ちょっと可愛くなってきた #頭を空っぽにして #謎


題名:私は死人です

作者:けんはる

紹介文より抜粋:

「初めまして皆さま方

 私は死人です

 名前はわかりません

 なぜ死んだのか

 なぜ動けるのかわかりません

 それを知るために歩み続けます

 良ければ

 私の物語を読んでください」


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888632630


 〜〜〜〜〜〜〜〜


 短編は早い段階で如何にして読者の心を掴むか。タイトルや冒頭のインパクトと、それを如何にして失速させずに末尾へ繋げるか。これが、私の良作論です。 

 「私は死人です」

 もう、タイトル勝ちですね。これは凄まじいパンチ力^^

 こちらのレビューを書かせていただいている時点で第664話、更新中の状態です。まだまだ先は長そうなんですが、一話ずつがとっても短いので、予定の合間に頭を空っぽにした状態でちょこちょこ読んでいくと、話を重ねる毎に、死人ちゃんへの愛情がどんどん増していきます。


 作者のけんはるさんの憎いところは、物語の視野の拡げ方、その焦らし具合だと思います。物語の広さは、最初は死人ちゃんのパーソナルスペースから始まります。それ以外は真っ暗闇の謎だらけ。そこから、少しずつ死人ちゃんが動き出すことによって、視野が拓けてくるんです。

 読んでいて、最初は「この物語はホラー? どこに向かって進んでいくの?」という感想なんですが、

「あれ、ホラーじゃない。冒険譚?」

「いや、ファンタジーか」

「ん?」

「なんだ、だんだんちょっと可愛くなってきた」

 という、心境に至っている私です。

 

 死人ちゃんが、自分探しをしていく中で、どんどん世界の謎が明らかになり、この物語の行き着く先は一体どこなのか……。


 死人ちゃんが生き返る?

 仲間とたくさん出会って幸せに暮らす?

 この世界は死人ちゃんが見ていた夢だった、という夢オチ?

 死人ちゃん、ゾンビとして倒される?


 などなど……結末が全く予想できません。そもそも、けんはるさんは、この物語を完結させるつもりはあるのか??^^


 皆さんも、死人ちゃんの謎解き旅に同行しませんか?

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