第6話


動乱(第二部)6


満州に親日の国を作りロシアの抑えによするだけですよ、大陸に戦線は拡大しません、満州人による親日の国家です、わが国、

が後押しですから袁世凱も黙認するでしょうと言ったのです、あなたがず~と満州にいる事はできません、次に赴任した、

若い軍人、


本部の若者が中国弱しとみて、満州以外にも手をだしますよ、特に東條さん、板垣さんは若い軍人の行動を煽るでしょうと、

言うと、そのうち二人を陸軍から追い出しますかと笑ったのです、しばらく歓談してクラブを後にして石原と別れて一人で、

町を散策する事にしたのです、


路地の奥からパンと言う音がしたので、駆け付けると二人の白人が一人の若者に銃を向け、今のは脅かしだ次は頭をぶち抜く、

ぞ早く金を出しなと銃を突き付けていたのです、なんだお前たちは強盗かと新一が声をかけると、東洋人かひっこんでおれと、

銃を向けるので、


馬鹿目と言って拾った石を投げると銃をもっていた手首にあたり、ワ~と言って銃をおとしたので駆け寄り銃を拾いその男に、

向けて引き金を引くとパンと音がして、ギヤ~と言って後ろにバタンと倒れたのです、もう一人の男はひえ~と言うと走り、

さつたのです、


若い男が殺したのかと聞くので、左肩の下を打ち抜いただけで、命には別条はないと言って後ろからカツを入れると意識を、

取り戻しブル、ブル震えています、銃から玉を抜き男に返して、早く立ち去らねば警官がきて捕まるぞと言うと、立ち上がり、

一目散に逃げて行ったのです、


若者がヒューズですと、手を出すので握手をして、こんな裏通りで、何をしていたのだと言うと、表通りから銃を突きつけ、

られてここに連れ込まれたのだ、あぶないとこをありがとう、お礼がしたい近くに知っている店があると言って案内したの、

です、


ヒューズが何にしますと聞くので、ウイスキーをと言うと店員がもってきたので乾杯したのです、ヒューズがあなたは日本人、

かと聞くので、そうだと答えると、なるほど日本のサムライですなと言うので、いや海軍大尉だよと言うと、何しにアメリカ、

にと聞くので、


飛行機と自動車の発達を見に来たのだと答えると、ほう軍人で飛行機に興味をもっているのはアメリカでも少ない、ハルゼー、

大佐は熱心に研究していると言うので、先ほど将校クラブで会ったよと言って、あなたは石油王ヒューズの身内かと気くと、

ヒューズジュニアだと答えて、


ここから1時間行った郊外に私の別荘がある、そこには滑走路があり、最近グラマン社が開発したジュラルミン製の一枚羽の、

試作機がある、時速400kmで1000kの飛行距離がある、見てみるかと言うので、是非見せてくれと言うと、明日ホテルに迎えに、

行かせようと言ったのです、


翌日迎えに来たので別荘に行くと、広大な広さです言っていたとおり長い滑走路があり格納庫が傍にあり飛行機が3機あります、

その奥には3階建ての別荘があり大きな建物です、入り口で降りると執事が出迎え中へ案内したのです、旦那様を呼んできます、

おかけになり、


お茶を飲んで待っていてくださいと部屋を出て行ったのです、調度品も素晴らしく流石に金持ちは違うなと傍に掛かっていた、

絵をみると、どうもピカソの抽象画みたいです、なにを描いてあるのかとみていると、後ろからやあ、昨日はありがとうと、

声をかけたので、


今日はお世話になりますと言うと、その絵は何が書いてあるかわかりますかと聞くので、なにか機械の部品みたいに見えますが、

飛行機ですかねと言うと、そうです、それはピカソが描いたのではありません、わたしがピカソをまねて飛行機を分解した姿を、

描いたものですと言ったのです、


なるほどジュニアの頭の中ですかと言うと、それがわかると言う事は大尉の頭の中と私の頭の中は同じと言う事ですかと笑った、

のです、それでは早速案内しましょうと言うので、車に乗り滑走路に行くと、一枚翼の銀色にひかった飛行機があります、

ジュニアがこれが試作機です、


乗ってみますかと聞くので是非と言うと、それでは飛行服に着替えましょうとそばの格納庫の部屋で着替えて、飛行機にのりこ、

んだのです、エンジン始動機を係員が取り付けると、ブスン、ブスン、ドドドと音がしてプロペラが回転を始めたのです、行き、

ますよと言って、


管制塔ヒューズ101これょり離陸すると言うと耳元から了解、横風2ノット、付近は快晴ですと聞こえたのです、ヒューズがこれ、

は無線電話と言って、管制塔と連絡をするものですと言うので、無線電話も進化しているのですね、日本も近代化せねばと言う、

と、


帰りには一台持って帰ればいいですよと言ったのです、エンジンのスロットルを上げるとスピードを上げて250mで浮き上がり、

グングンと上昇します、ここで2000mです約10分ですねと言うので、素晴らしいと言うと、5000mは上昇可能ですよと言うと、

空気が薄くなっても、


エンジンは大丈夫ですかと聞くと、大丈夫です少し寒くなりますよと言てここで5000mですよと言うと上空からみるアメリカ、

大陸は広大です、日本列島なら太平洋から日本海まで見えますが、アメリカは東海岸の少しだけしか見えません、いかに広い、

か分かります、


それでは2000mまで下降しますと言って、2000mで水平飛行にもどして、操縦の経験はと聞くのでドイツで習いましたと言うと、

それでは大尉が操縦してください、ハイと渡すので、上昇、下降、右、左旋回、宙返り、をすると中々上手いですね、右下と、

左下のペダルは、


エルロンと言ってラダーの代わりに細かく回ったり、背面、キリモミ、急降下の時に使いますというので、試してみますと言、

って、まず右を少し踏むと機体が右に傾き鋭角に曲ったのでもとに戻し、今度は左にして、そのままにすると半回天したので、

はなすと、


背面になり、もういちど踏み込み、水平にもどしたのです、これならシフトもできるなと言って、細かく制御すると横にす~と、

シフトしたのです、ひととおり試してこの飛行機は素晴らしいと言うと、ジュニアがすご~い、右、左に機関銃がついています、


あそこに小さい島があり的が立ててあります、銃撃してみてというので、急降下して手前から銃撃すると的から白い煙が上がり、

左の海に浮かんでいた船から赤い旗が上がり、全弾命中ですと耳から聞こえたのです、ジュニアが素晴らしい腕ですねと感心し、

ていたのです、




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