第3話


動乱(第二部)3


新一はそろそろ任期が終わりだ何とか航空機と潜水艦の図面は手に入らないだろうかと、大使に聞くと日本は日英同盟を結んで、

いるので、ドイツは日本には技術供与はしないよ、イギリス、フランス、アメリカなら手にはいると、思うがと言ったのです、

ならば明石機関の明石大佐に相談してみよう、


大佐はどこで活動しているのですかと聞くと、たしか今わフランスにいるはずだが、連絡してみようと言って、来月で君は任期、

が終わるがと言うので、アメリカを回って日本に帰りますと言うと、それはいいアメリカは内燃機の発達がすごいと聞くそこで、

手に入るかもしれないと言ったのです、


大使が明石大佐に連絡すると、機関員が今わドイツにいますというので連絡場所を聞くと、大使館の向かいのビルの2階に日独、

商会と言う貿易会社を開いてドイツの情報収集をしていますと教えたのです、新一はそれを聞き早速尋ねる事にして出向いた、

のです、


ドアを開けて社長はいるか、私は大使館付の神崎大尉だと言うと、奥の部屋に案内し応接間にすわると明石大佐が部屋に入って、

来て新一君しばらくだねと手を出すので、大佐元気そうですねと握手をすると、まあ、掛けたまえと言うので応接間に座ると、

大佐が、


航空機と潜水艦の情報が欲しいのだろうと言うので、ドイツが一番優れています、飛行機も潜水艦も試乗しました何とか図面が、

手に入らないでしょうかと聞くと、わたしもそれを探っているのだよ、このままいけば中央同盟側と連合国側は戦争になる、

だろう、


どこが火薬庫になるかだなと言って職員を呼び例のものを持ってこいと言うと、そばの机に投影機をセットしてカーテンを閉め、

電源を入れて、壁に投影すると航空機の図面が現れたのです、一通り映してこれは複葉機の図面だ、そして次が内燃機の図面、

次に潜水艦の図面だと見せるので、


よく手にはいりましたねと言うので、イギリスの諜報員が手にいれたのを、コピーしたんだよ、ドイツ軍のなかにはイギリスの、

スパイが数多く入っている、わが国も諜報には力をいれた方が良いが、幹部は重要だとは思っていないので困ったもんだ、現場、

主義だからな、


イギリス、アメリカは力を入れている、ドイツの暗号はほとんど解読されているよと言ったのです、新一がなるほど日ロ戦争時、

も大佐のおかげでロシアは国内の暴動に手を焼き極東に増援できなかったと親父から聞いていますと言うと、神崎閣下は元気で、

すかと聞くので、


さすが歳には勝てないみたいで今わ西伊豆に隠遁していますよと言うと、閣下がもう少し若ければ軍部も改革できるのだが日ロ、

戦争で勝った事が独り歩きして、海軍は大鑑巨砲主義、陸軍は大和魂で勝てると若いもんが言っている、やっと勝利した事は、

忘れ去られている、


困ったもんだ、我が国は欧米のように財力はない、欧米の6割しか戦備はととのえられない、飛行機、潜水艦による雷撃を主体、

にすることが肝要だ、神崎閣下はそれを君にやれと言う事だねと言うので、ハイそれでドイッに来たのですと言うと、ドイツは、

すでに、


一枚羽のジュラルミンによる飛行機を完成させたそうだ、時速400kmはでる、潜水艦は150mまで潜れて往復2000kmは航行できる、

そうだ、そのうち大西洋を往復できるようになるだろう、そうなればアメリカもドイツが脅威になる、さすがに最新鋭の図面は、

手にはいらないが、


この図面をもとに、飛行機、潜水艦の開発を進めてくれと言うので、承知しました、内燃機が重要になりますのでアメリカで、

手に入れますと言うと、フイルムを貰い大使館に戻ったのです、大使に話すとそれはすごいあと少しの任期だ後はゆつくり骨、

休めでもしてくれと言ったのです、


来週で任期切れなので帰国の準備をしていると、大使館に山本五十六が訪ねてきて、アメリカでの任期が終わったので1月西洋を、

見て帰る事にする、まずはドイツに来たと言うので、そうか本官も任期が終わるので来週からアメリカにわたり1月北米を見て、

帰る事にすると言うと、


それはいい、アメリカは鉄鋼産業、石油産業、内燃機の発達でフオードが自動車の大量生産している、目を見張るものがあるぞ、

よく見て来ることだ、何があってもアメリカと事を構えてはいけないと言ったのです、飛行機と潜水艦の図面を見せるとこれは、

すごい、


さすがは明石機関だ、アメリカにも特務機関が、あれば手にはいるだろうが軍の幹部は諜報を重視していないから本官は手に入、

れる、事はできなかったと言うので、アメリカにもイギリスの諜報機関員はいるだろう、明石大佐に紹介してもらって内燃機の、

図面を手に入れる事にしょうと言うと、


それはいい、フオードの自動車もなかなか馬力があるとの事だそれも手に入ればよいなと言うので、1台買って日本にもって行こうそれを軍用に転用すればよいと言ったのです、めしでも食おうと山本と近くのレストランに行き、ビールで乾杯したのです、

山本がアメリカは、


西洋の紛争には議会が賛成しないとおもうが、ルーズベルトは西洋と肩を並べるために介入したいと思っている、戦争になり、

ドイツが潜水艦でアメリカ船を撃沈して犠牲者がでればイギリスの同盟国として参戦するだろう、イギリスと同盟を結んでいる、

日本も参戦せざるをえなくなると言うので、


それでは今から開発していては間に合わないな、なんとしても飛行機だけは手にいれたいな、フランスも飛行機はドイツに劣ら、

ないと聞く明石大佐につてを探してもらい何としても5機くらい日本にもって帰ろうと言うと、それがいい、参戦すればドイツの、

潜水艦は脅威だ、


空からの偵察に効果を発揮するだろう、飛行機と潜水艦に詳しい神崎は、派遣軍の参謀に選ばれるだろうと山本が言ったのです、

翌日山本を郊外の飛行場に連れていきゲーリングを紹介したのです、複葉機に山本を載せて離陸して色々な技を披露すると山本、

が驚いて、


これはすごい250k爆弾が搭載できれば戦艦の撃沈も可能だな、飛行機と潜水艦を各国で見て回るよと言ったのです、新一は明石、

大佐にフランスでの飛行機の購入を頼むと、わかった何とか5機を調達して船で日本におくろうと言うので、費用は海軍が出す、

ように大臣に頼みますと言うと、


わかった他に5機を購入して陸軍にも送る事にするよと言ったのです、翌日は船に乗りアメリカに向かったのです、ニューヨーク、

に行くと大使館員が迎えに来て日本大使館に顔を出すと、野村大使がフオード社には話がついている、アメリカを良く見て日本、

に帰国してくれと言ったのです、





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