第2話
動乱(第二部)2
家に帰ると新一が帰って来てきており、わざわざ湯に行かなくても家風呂に入れば良いではないですかと言うので、銭湯が広々して気持が良いのだよと言うとと、文蔵さんも元気でしょう、
私も時々行くのですが、色々父上との昔話を聞かされますと笑ったのです、今日海軍大臣に呼ばれてドイツ駐在武官を命じられました、飛行機と潜水艦の発達を調べてくるようにとの事で、
したが、
父上が大臣に言われたのでしょうと言うので、これからは飛行機と潜水艦が必要だ、特に軍備費はアメリカ、イギリスの半分以下しかかけられぬ、金のかかる巨艦は沢山建造できぬ、効率、
の良い兵器が必要と言うわけだ、しつかり見てくる事だと言うと、山本五十六はアメリカ大使館へ、駐在武官として行くそうです、彼とは海兵同期ですが海軍で一番飛行機に興味をもって、
います、
アメリカも飛行機は発達しているそうです、得に内燃機の発達が凄いそうで、民間の車も西洋より多くフオードが大量生産に成功して価格も安くで販売しているいとの事です、益々石油が、
必要になります、我が国は石油はとれませんので外国に依存する事になり、産油国であるアメリカ、イギリスとは絶対事を構えてはいけませんと言うので、それが分かっているのは極小数、
の日本人だ、
中国大陸に進出しても石油は手に入らん、インドネシア、パレンバンが大量の石油が産出されるここはオランダの植民地だ、ここに進出すればイギリス、アメリカが黙ってはいないだろう、
オランダ、アメリカ、イギリスとは仲良くしないとなと言うと、新一がともかく飛行機をよく見てきますよ、できれば帰国時に何機か持ち帰りますと言ったのです、しばらくすると新一は、
ドイツ駐在武官として赴任していったのです、
新一がドイツに赴任すると来栖大使がドイツは兵器の開発が優れており、特に潜水艦と飛行機に力を入れています、飛行機には機関銃を取り付けて空からの攻撃も出来るように工夫して、
いるそうだ、又潜水艦も深さ100mはもぐれるそうで、200mまで潜れるように開発を進めているそうだ、軍に見学させてくれるように頼んであるが、中々良い返事をくれないのだよと言っ、
たのです、
取り合えずベルリン郊外にある飛行場の見学は許可されたと、許可証を渡すので受取り大使館の車で行く事にしたのです、一等書記官の鈴木が案内しますと言うので車に乗り込むと、この、
車はドイツのダイムラー社のベンツと言う車です、中々エンジンの馬力もありますと言うので、ドイツはエンジンも優れているのかと言うと、ドイツの飛行機のエンジンもダイムラー社制、
です、
時速200キロで300キロ飛べるそうです、複葉機で二人乗りです、前方に機銃、後方にも機銃を供えていますと言うので、載せてくれないかなと言うと多分大丈夫ですと言うので、それは楽、
しみだと喜んだのです、飛行場に着くと司令官のゲーリング少佐だと言うので神崎大尉ですと敬礼すると答礼して、飛行機を見にきたのだろうと言うので、ハイ、載せてもらえば嬉しい、
ですがと言うと、
いいだろう私が操縦しよう、後ろに乗りたまえと言って、飛行服に着替えると背中にしょっているのはパラシュートだ、いざと言う時にはその紐を引けば空中で開き無事に地上に降りる事が、
出来る、但し飛行機から飛び出して気を失わなければだよと笑ったのです、高度3000mまで上昇可能だが気温は0度になりとても寒いぞと言ったのです、なる程日本の富士山は3700mで頂上は、
0度以下だったというと、
日本には、そんな高い山があるのか、ヨーロッパにもあるがこの飛行機では跳び越せない、高度5000mは上昇する必要があるが、そのうちに可能になるだろうと言ったのです、飛行場に出て、
飛行機に乗り込むと、係員がプロペラ回転装置を取り付けて回すとプスン、フスン、ドドドドと音がしてプロペラが回ったので、係員が退避するとゲーリングがエンジンを吹かして滑走路に、
でて、
勢いよく走り始めて200mでふわりと空中に浮きどんどん上昇したのです、これは凄いと喜ぶと、中々気持が良いだろうとゲーリングが言う声が飛行帽についたパイプから耳に聞こえたのです、
エンジンの音で声は聞こえないので、パイプで接続されているのだ、今は2000mだ3000まで上昇するぞと機首を上げると段々寒くなって来たのです、これが限界だこれ以上は空気が薄くなり、
エンジンは停止すると言って、
下降して2000mで、水平飛行になったのです、手元のレバーを握るのだお前が操縦してみろ、右に倒せは右、左に倒せば左、前に倒せば下降、引けば上昇だ、ゆつくり少しづつ操作するのだ、
と言うので、操縦桿を握りまず右に倒すと機体が右に傾き右旋回すると、直ぐ戻すのだと言うので手を放すと水平に戻ったのです、色々試すとこれは面白いと言うと、中々上手いではないか、
少し練習すれば、
離着陸、宙返り等空戦も見に付けられるだろう、明日から通うと良いと言うので、宜しく頼みますと言うと、中々勇気のある兵士だなと笑い、戻るぞと言うと着陸の仕方をおやそわったの、
です、翌日から通い練習すると1月足らずで一通りの事が出来るようになり、ゲーリングが愕いていたのです、潜水艦の乗船の許可もでたので乗船するとすでに150mは潜れるという事です、
戦望遠鏡深度にて、
魚雷発射訓練も見学して、これは十分実用になる事を感じたのです、エンジンはジーゼルと言う方式だそうで、軽油ではしるそうで海上走行で蓄電池に充電して満タンになれば24時間電池、
走行が可能で水中は8ノット、海上は15ノット、魚雷は18本搭載可能、2000km走行可能だと言う事です、日本にもアメリカから購入した小型の物があるが性能はたいした事ないと言うと、
ドイツはイギリスより海軍力が低いので、
どうしても潜水艦、駆逐艦からの雷撃で対抗するしかない、低翼の一枚羽のアルミ張りの飛行機の開発もやっている、これが出来れば防御能力も増して攻撃には有効だろう、問題は大馬力、
のエンジンの開発だ、これも上手く行ったと言う事だ、飛行機と潜水艦からの雷撃が可能になれば、イギリス海軍とも渡り合えると艦長のミゲル少佐が言ったのです、ヨーロッパ、アジア、
の情勢は緊張を高めている、
ドイツ・オーストリア・オスマン帝国・ブルガリアからなる中央同盟国とイギリス・フランス・ロシアを中心とする連合国にて覇権を競っている、イタリア、日本、アメリカは連合国側だ、
ろう、日英同盟があって、遠い日本が西洋の戦争に参戦するとは思えないが、日本もイギリス、アメリカの海軍力には及ばないので、潜水艦、飛行機を取り入れると良いと思うがと言った、
のです、
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