第8話 コピー本を作るべし…3(原稿の書式)
馴染があるし、多くの先人も利用しておられます。
かつ、ほぼ印刷される通りの紙面を入力しながら確認できる
(初めてなので現物を見ながらでないと、イマイチぴんとこない)
ことから原稿はワードで作ることにしました。
その書式、これを段組と言う、においてクリアしたいポイントは
1)読みやすい(バルス! ウワ、目が潰れる、を避ける)
2)それでいてなるべく多く文字が入る(目指せ、コスト削減)
を挙げる事にしました。
あとはもう、ひたすら小説同人誌の試し読みをハシゴとか、
先人が公開されておる書式を見たりとか、
家にある本を引っ張り出してきたりとか。
自分の理想を探して、ウロウロです。
初回なのでとりあえずスタンダードを肝に、決めたところは以下となりました。
1)完成サイズは? A5
理由:表紙を厚紙等で印刷する場合、家庭用プリンタを使用することになるため家で印刷できる最大サイズA4を考慮して選択。
2)縦書きの一段か、二段か? 二段
理由:段落切り替えごとの余白ロスを最大限なくしたい。
3)文字の大きさ 11ポイント
理由:先人の意見を参考にしたうえで、プリントアウト後、目視確認により。今後、吟味の余地あり。
4)文字の種類 MS明朝
理由:商業書籍も明朝なので読みなれている所から。明朝にも色々種類があるので、その辺りは今後の課題。
5)一段何文字か 27文字
理由:ルビをふる予定があるため、やや間延びした感じがあるもこのあたりで。もう1文字、2文字、増やしてもよかったかも、と今は思う。
6)一段何行か 24行
理由:ルビをふる予定があるため、やや間延びした感じがあるもこのあたりで。
7)上下、左右の余白 上下 22ミリ 左右17ミリ(暫定)
理由:いずれも製本後、背表紙以外を裁断(化粧断ち)を予定。またヘッダー、フッダー(ページ数)も入力予定なので、できるだけ多めに。コピーは機械の都合で、さらに数ミリ余白がプラスされる場合有。
8)上段と下段の間隔 2.5文字
理由:上下余白と文字数を設定した後、取れる幅がこれだったため。もう少し詰めてもよかったなと、今は考える。
行間はワードが自動的にとってくれたため、設定せず。
びっちり詰めて、1ページおよそ1100文字。
作製予定の作品をこの文字数で割ると、おおよそのページ数が出てきた!
短編は十分、収まる長さだったため
1)文章見直し、誤字脱字チェック
2)書下ろし(5P分)を加える
方向で原稿作成にかかることを決定。
長編はドえらい物量になることが判明したため
1)とにかく切って
2)技術的問題より1タイトルは1冊に製本できそうにないので、1冊150P以下の2冊組にする! を目標に原稿作成にかかることを決定。
そしてここで、これまでの手間を吹き飛ばすツールが存在することを知ったのでした。
また次回で。
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書式
A5 2段組み
段間隔 2.5文字
余白 左右17ミリ 上下22ミリ
MS明朝 11ポイント
27文字 × 24行
追記
書式を一部、変更しました
長編のみ MS明朝 12ポイント 29文字 23行
に変更しました
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