第7話 コピー本を作るべし…2(ページ構成と予算)


コピー本のみならず、

ぴらっ、とめくってからどんなページを経て本文へ入り、

読み終えたそのあとどのように締めくくって、パタン、と閉じてもらうのか。

ざっと流れ(構成)を考えておくことは必要だろうと思います。


でないと藪から棒に冒頭から順当に作ってゆくなんて、きっと露頭に迷うはず。さらに中とじは4で割り切れるページでないと最後がメモ帳仕立てになってしまうし、

平とじはいくら分厚くなってもいいとはいえ、予算があるからオイマテヨです。

そして初心者が、いきなり大量の紙を華麗に扱えるはずもない。

ここはサイフと己の技量をもってして、作品ボリュームと直談判です。


今日の目標

1)この地点で総ページ数のめぼしをつけ

2)予算内で、本文に何ページまで割けるのか把握する。


ということで本としてはずせない項目、それらに何ページが必要かをまず算出。

しかしながらこのパート、「こうあらねばならない」というものがない。

センスのないNRはそこで手持ちの本を、あれやこれやとめくりにめくりました。

(改めて色々見ていると、細かいところで作品を反映したセンスが光り面白かった)

組み立ててみた全体の構造が以下の通り。


表紙 (ページ数にはカウントしない)

トレーシングペーパー(ページ数にはカウントしない)

あそび紙(平とじのみ ページ数にはカウントしない)

タイトル中表紙(表印字 裏白)2P

目次1~3P


本文(小見出し、あとがき等も含む) 最後に算出


奥付 1~2P

あそび紙(平とじのみ ページ数にはカウントしない)

トレーシングペーパー (ページ数にはカウントしない)

裏表紙(ページ数にはカウントしない)


ここで本文以外の総ページ数は、

4~7P(トレーシングペーパーは含まない)


本文に許されたページ数はすなわち

中とじ

40P-4(表裏表紙)-4~7P

= 最大32P(以降、ー4Pづつ)

平とじ

{予算ー(表紙印刷代+あそび紙代+目次等ページ×印刷代)}÷印刷代

=本文ページ数


であることが、ざっくりながらも判明です。


さて、ここに選出タイトルの本文は収まるのか。

収まらないならタイトル変更か。

オニ編集作業で調節か。


ざっくりでも判断するにあたっては、

本文1ページの文字数が分からないとどうしようもないので、

はい、決めましょう。


では次回


※もちろんこれから新作を書かれる方も、どれだけ書けば幾らになるか。予算がいくらなら、どれくらいのボリュームに納めなければならないか、目安になると思います※



************************************************

中とじ本

表紙⇒ トレーシングペーパー⇒ 中表紙⇒ 目次

本文最大32P(以降、4P刻みでマイナス)

奥付⇒ 裏表紙


平とじ本

{予算ー(表紙印刷代+あそび紙代+目次等ページ×印刷代)}÷印刷代

=本文ページ数

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