第206話 キャラクター設定 ①

【はじめに】

 書いた理由は本当に単純。リングフィットアドベンチャーで勇者と魔王の戦いでよくある「くっ!やったか!」という気持ちを直に味わっているうちにインスピレーションが浮かんだからです。



 体力クソ雑魚な自分はプレイ中、たびたび「強い技を持っているのに本人のスペックが足りない」という状況に陥りました。まさしくドラクエの「だが、MPがたりない」です。



 そうやってリングフィットアドベンチャーをプレイしていくうちに「ベビーサタンの能力値である主人公」ができあがった訳です。マジでインスピレーションってどこから浮かぶかわからないですよね。



 なお、前半のコメディ/後半のシリアスな世界観はモーモールルギャバンの「LoVe SHouT!」「IMPERIAL BLUE」を聴いてコンディションを整えてました。



 それとクライマックスである魔王戦はポケモンのラスボス戦とTHE PHROCKSの「Destination Of The Ark」を聴いてテンションをあげてました。

 彼らがいなければ書き切ることはできなかったでしょう。ありがとうございます。



 そんな感じでできあがった拙作。以降キャラクター設定なので、キャラメイクの参考になれば幸いです。



 ~・~・~・~・



《キャラクター設定》


大館麦人オオダテムギト

 年齢:22

 身長・体重:172cm・65kg

 階級:赤子の悪魔(ベビー・サタン)

 武器:バトルフォーク(伸縮性の槍)

 魔法属性:氷(空気、大地、水分 ※血液含む を凍らせる。契約者であるノアからの継承)

 特技:リフティング(サッカー歴4年)、人の会話を覚えること

 容姿:黒髪・短髪・三白眼



 後述ノアのうっかりによって勇者にされた大学生。自分が生き返るために魔王を倒す決意をする。

 「赤子の悪魔」というハズレの階級を引くものの、持ち前の運動神経とトリッキーさ(※猪口才とも言う)で敵を倒す。

 順応性は高く、異世界にもすんなりと馴染む。敬語を使うのは苦手だが、目上の人にはきちんと敬意を払う。人見知りはまったくしないほう。

 好きなタイプは清楚な可愛い系。つまりセリナ。

 


《コメント》

 主人公です。名前は駅のエスカレーターに乗っていたら浮かび上がりました。カタカナでも違和感ない名前なので気に入ってます。

 普段のダウナー系天然ボケ主人公とはちがい、テンション高めのツッコミ系落ちこぼれ主人公にした結果、想像以上に熱い男になりました。氷属性なのにね。



 ムギトを氷属性にした理由は、「氷タイプに強いイメージがなかったから」です。ほら、ポケモンしかり、ドラクエのブライしかり。(※個人的な偏見です)

 それと、ドラクエの「ザキ系」が氷結魔法だからですね。一発逆転できるようにしたかったのです。



 怒ったり、笑ったり、恋をしたり、泣いたりと喜怒哀楽がはっきりとしているところが彼の魅力。彼のまっすぐなところが仲間たちの心を射止めたのでしょう。



 ちなみに双子同士で殺しあうことは最初から決めてました。

 幹部たちが「お兄さん」と呼んでいるのはそういうことです。

 ということで、序盤から魔王の存在を明かしていたのですが、お気づきの方はいましたか? いたらこっそり教えてほしいです。

(「魔王の正体、ノアじゃね?」というコメントはいただきました。惜しすぎてお返事できず、申し訳ございません)



 珍しく三白眼系主人公。ビジュアルモデルは「炎炎ノ消防隊」のシンラ。

 このキャラに限りませんが、2年以上放置しても勝手にしゃべって動いてくれるくらい使いやすい子でした。ぶっちゃけ魔王を倒す方法とか考えてなかったんですけどね。間違いなく彼は覚醒してました。物語を終わらせてくれてありがとう。




【ノア】

 年齢:概念なし(見た目年齢は25くらい)

 身長・体重:180cm・68kg/60cm・3kg ※猫の姿

 属性魔法:氷(ムギトに継承)

 容姿:藍色の長髪・美形/青い長毛 ※猫の姿

 好物:りんご・高いところ・ムギトをからかうこと



 神の使いでムギトを勇者にした元凶。

 神の使いなので世界に深く干渉しないため、普段は猫の姿になる。神に認められた者しか彼の声は聞こえないので、周りからは「めっちゃ鳴く猫」と認識されている。



 根っからの面倒くさがりで「異世界の案内人」として転生人であるムギトに諸々説明する役目があるのだが、早々にアンジェとセリナという常識人が仲間になったのでほぼ放棄。だが、なんやかんや弄りながらもムギトのことは気に入っており、口には出していないが「こいつなら大丈夫」と彼を信じ切っていた。

 意外と面倒見が良く、猫の姿の時はリオンとよく遊んでいた。



《コメント》

 作者の好きな口悪い系男子。でも、口悪い×口悪いでムギトとの会話の区別がつきにくかったなと反省してます。



 名前の由来は「ノアの箱舟」。最初からファルシオン(※ドラクエⅥの天馬)の役割で書いてました。161話のサブタイトル「ノアが運ぶね」をやりたかっただけというのもあります。



 ビジュアルモデルはドラクエⅢの賢者。でも、ノアは絶対「あそびにん」から賢者になったタイプですね。

 猫の時は毛の長いペルシャ猫のイメージです。



 彼がムギトの名前だけ呼ばなかったのは彼の照れ隠しです。割と初戦のスライムからムギトのことを認めています。



 案内を放置したり、ぐだぐだしていたりと基本的に自分の仕事を放置しがちな彼ですが、本当は誰よりも世界を救いたかった熱い男です。しかもその理由が「マリアがこの世界を好きだから」。多分マリアのことが好きだったんでしょうね。彼もまた、「惚れた女のために馬鹿みたいな無茶をする奴」なのです。

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